レイカーズとウエストブルック

前回の続きですが、長くなったので分割しました。

【レイカーズ】
放出 クズマ、ハレル、KCP、22位指名権
獲得 ウエストブルック、2順目指名権×2

ウィザーズとは逆にレイカーズはロールプレイヤー3人とルキーでスターを手に入れたという意味では、素晴らしいディール。でもチーム事情を考えると、レブロン・ADとの3人でキャップスペースの大部分を埋めることとなり、もはやネッツ状態。いかにしてサラリーの安い選手を集めるかが勝負になりますが、なんていうか

レイカーズの傲慢な未来予想図

みたいなものが浮き彫りになっています。「オレ達はレイカーズなんだから、安いサラリーで集まるだろ」みたいな。実際に集めているから自信もあるんだろうね。いずれにしても指名権を追加で放出はしなかったので、何かが起きても最悪の未来にはならないのは良かったです。

失った選手の中でハレルはどっちにしても使いにくくなりそうだったのでOKかな。クズマはこのまま残っても伸びそうにない代わりにコスパが良かったのが難しい。KCPは戦力として重要でしたが、その一方でKCPもヴォーゲルだから活躍できるタイプなので、いろいろと難しい。

【問題点】
相手に応じて使い分けたいヴォーゲルからすると、ビッグ3はやりにくい

今回のトレードで最大の懸念事項がここです。レイカーズはネッツよりひどくて、ガソル以外は契約から外れてしまいます。だから実質4人しかいない。これからFAでロールプレイヤーを集めるにしても、ヴォーゲルにとって有用な選手を5~6人集めるのは至難の業。

とりいそぎ、カルーソとTHTの残留を優先するでしょうが、マジでどうするんだろうね?
このトレードの可否はここが全てです。質の高いロールプレイヤーを集められないならば、そうそうにヴォーゲルはクビにして他のHCにした方がいい。プレーオフで悩むことになってしまい、ヴォーゲルの髪の毛が大変なことになりそう。

サラリーが安く、質の高いロールプレイヤーを集められるのか?

うーん、ムリゲーにしか見えない。特に問題なのはエースキラーです。これは安いと言っても限界があるし、だからこそKCPに3年40M近いサラリーを提示したわけだしさ。ダニー・グリーンに帰ってきてもらったとしても、若さも足りないし。足りないからKCPを選んだんだし。

レブロンもウエストブルックもリバウンドを取りに行くタイプなので、走力があって速攻に走れるガードは必要です。ワンパス速攻が出やすいのに、KCPみたいに走る選手がいないと成立しないじゃん。これがいないと単なる理不尽速攻にいくだけとなり、レイアップ外しまくり事件が発生します。なお、ウエストブルックが1試合に1回のダンクミスをするのはレイカーズファンは許容しましょう。2回目からクレームしましょう。

なんか、こうなってくるとオリンピックに参加しているチームから、NBA以外で活躍してる選手をミニマムで連れてくる方が適している気がしてきます。スロベニアのプレデリックとかいいよね。あとは王道でデ・コロ。アブリーネスに戻ってきてもらうとかさ。ディフェンス頑張って速攻に走れるタイプのガード・・・馬場!?

まぁそんな感じで、今までとは求めるタイプのロールプレイヤーも変わってきます。ただKCPが欲しいのは同じなので、いろんな意味で今回のトレードにKCPが混じったことはレイカーズにとってマイナスな気がするのでした。

だからレイカーズ目戦で見て「得したトレードなのかなぁ?」と思うし、ウィザーズ目戦から見て「損したトレード」と思うので、あまり良いトレードとは思えないのでした。

◎ビッグ3

逆にロールプレイヤー問題さえ解決すればどうなるのか。いや、絶対に解決はしないんだけどさ。ビッグ3の事を考えてみましょう。

①シックスマンに最適

1人でプレー構築が出来る上、リバウンドもバカみたいに強いウエストブルックはAD不在の時間帯に、センターと組ませるだけで強力なカバーリングが可能になります。さらにレブロンもいるなら、かなりの圧力。ADの代役として面白い形で機能するでしょう。

そしてレブロンとはポジション的にかぶりまくっているので、こちらの代役は何も問題がありません。加えてプレースタイルは被るけど、特徴は全く被らないので、必然的に違いを作ることが出来ます。「ベンチが同じことをするのは弱い」というのはヴォーゲルのやり方でもあるので、シックスマン的に考えると1人でハンドラーとビッグの代役が出来るウエストブルックはベストフィットです。

②ADとのコンビ

ADの弱点はプレーメイク力の低さ。そこを補えるレブロンとのコンビは悪くないわけですが、さらに運動量とエネルギーが加わるウエストブルックとのコンビは、ハチャメチャな結果を生み出しそうです。良い意味でね。

シンプルにハンドラー・ウエストブルックの突破からADの押し込みは効きまくるでしょう。「シュートミスはアダムスへのパス」なんて時代もありましたが、ADも同じようにカバーしてくれるし、視野の広いウエストブルックならADがチャンスを迎えた時に見逃さずにパスをだしてくれます。ただピック&ロールなんかはお互いに弱いし、ADにポストアップさせたときにウエストブルックをどこに置くのかは整理が必要。

見えにくい部分として両者ともに「プレーに絡む回数が異常に多い選手」であることも重要です。

見ている分にはミスが多くても、やっている対戦相手からすると気持ち悪いくらいにアタック回数が多いことに悩まされるかもしれません。ファイナルのヤニスみたいなね。だから、レイカーズはディフェンスチームとしての強烈さを増すかも。

「守れる」よりも「相手を疲弊させる」

これに関して、この両者はヤニスに次ぐ驚異の個人なのでダブルで来られるとたまったもんじゃない。もちろん、2人いることで1人の効果は落ちるけど、それでも強力。

なお、いうまでもなく周囲はシューターで固めたい。これが最大のネックなわけです。シュートが下手な選手が1人でもいると、そもそもAD&ウエストブルックが上手くないから悪夢かも。

③レブロンとのコンビ

レブロンとのコンビでも、やはりお互いのキャッチ&3Pは問題になります。レブロンもこれが上手くないからね。ボールシェアの問題もあるので、こちらも見た目的には、そこまで効果的には見えないかもしれません。でも、このコンビは機能すると思っています。

見た目よりも機能する。見た目は機能しない。

最大のメリットは「スーパースモールラインナップ」が使える事。もちろんADでも似たようなものですが、AD以上に2人のインサイドディフェンスがあれば、そのまま走り出すこともできて、チームにスピードを加え、やっぱりここでも「相手を疲弊させて勝つ」が成立しそう。そういう意味ではヴォーゲル向きではあるか。

オフェンス面はレブロンはあまり動かないので、ウエストブルックがボールを持ちすぎると停滞する可能性がありますが、基本的にはトップ近辺でスキップパスを駆使しながら、ステップバック3Pも打つ「無理をしたくない・リスクを取りたくない」ようなゲームメイクをするレブロンと、「アグレッシブにアタックして、リスクをとってもリングを取りに行く」ようなウエストブルックなので、お互いの長所と短所をマッチさせることが出来そうです。

具体的なものとして、オフェンスリバウンドがあって、ウエストブルックは少ないのですが、それはアグレッシブにいくのが危険だからでもありました。でも、レブロンがいるなら迷わず行ける。ロケッツ時代はそんなプレーもしていて、今まで以上に自由奔放に振舞うことが許されそうです。レブロンのおかげだし、そのレブロンは基本は周囲に任せて効率的にやりたいタイプだから、うまくコントロールするでしょう。

いずれにしてもアタッカーとしてのウエストブルックと、コントローラーとしてのレブロンという構図。もちろん、それをひっくり返したパターンも試合の中で混ぜられるので、慣れてくればバランスが取れて面白そうです。まぁ何よりも

レブロンの負担が大きく軽減される

これが一番大事ですね。そのために払うサラリーとしてはデカすぎるけどさ。なお、ウエストブルックはロケッツ時代のFGが47%あります。3Pはキャリア最低なんだけど、ハーデンとのコンビでは確率の良いシュートになったし、それがマイクロボールでもありました。レブロンはある意味で、最強のマイクロボールの使い手になれるので、この戦略は面白そうです。

でも、ヴォーゲルはスモールラインナップそのものが、そんなに好きじゃないんだよね。ADのパターンも含めてスピードアップはレイカーズのキーワードになるかもしれません。レブロン+ADだとスローダウンで良かったけど、来シーズンは違うかもね。

④トリオ

レブロン+ADで優勝
ウエストブルック+ADはモンスター
レブロン+ウエストブルックはスペシャル

そんな感じですが、これがトリオになると「大丈夫なのか?」に見えてきます。ここまで全ての形で「周囲をシュート力のある選手で固めたい」だったのですが、3人揃うとそのバランスが崩れて怪しくなってしまう。まぁ3Pの確率で勝負は決まらないのがディフェンスのチームなのですが。しかし、どう考えてもスペースが足りないという印象を受けます。いや、正確にはちょっと違うか

広いスペースをカバーできる選手が3人になってもメリットは生まれない

こんな気がしてくるわけです。2人なら享受しているメリットが3人になっても意味はなく、今度は「シュート力の低さ」というデメリットが強く出てきてしまう気がします。3人ともディフェンスリバウンドが強いけど、そこに意味はないでしょ。

レブロン+ウエストブルックで動き回るにしてもADはエンドラインかコーナー担当にしなければいけないし、ADのポストアップにウエストブルックをどこに置くかもあるし。3人揃うとモンスターパワーで押し切る戦略しかない気もします。

ということで、非常に面白い補強だけどトリオの形の時に、どうしていくかが重要になりそうです。とはいえシーズン中はあまり問題にならない気もします。3人揃うのは1試合10分。残りの38分を2人ずつでればいいわけだし。ただ周囲に置きたいロールプレイヤーが

3P・走力・ディフェンス力のある選手

ってことになり、これを各ポジションで何人集められるかな。そして「ミニマムサラリー集め大会」がネッツとウォリアーズとバックスと繰り広げられることになります。こうして選手の平均サラリーが下がっていくわけでしょ。悪夢みたいなものがある。

◎ヴォーゲルの改造

「レブロン・ヴォーゲルの下で魔改造されて、パーフェクトウエストブルックになる確率はどれくらいですか?」

うーん、レブロンで改造される要素は「シュート力・ロールプレイヤー化」であることが多く、それは期待薄というか「期待しちゃダメ」って内容だと思います。そして前述の通り

シュートのような目立つミスと、目立たない大きなメリットを天秤にかけろ

こういう気持ちは大事です。速攻のダンクを平然とミスするけど、そもそも「速攻に行ける回数が多い」のが特徴。批判する人はこの部分を忘れがちで、ロケッツファンもロケッツに来たら「あれ、なにこれ、凄い」になっていたので。パーフェクトになるかといわれれば、多分これまで通りのウエストブルックがみれるぜ。でも、それは大した話じゃない。

〇ロケッツ時代
27.2点
FG47.2%
3P25.8%
7.9リバウンド
7.0アシスト

実はロケッツ時代はガードとしてはなかなか凄いスタッツになっています。ウエストブルックにしては少ないだけで、ガードとしてはリバウンドとアシスト数は十分に多く、FG47%も記録しています。レイカーズの場合はADがFG50%を切るので、微妙なのですがガードとしては悪くない形になりがちです。

ただし、ヴォーゲルはビッグマンを2人置くラインナップを使うとアウトサイドの下手さが目立ってきます。スモール気味にしてウエストブルックを使えるかどうかは大事だし、キックアウトパスをどうやって混ぜるかも大事。

FG%は上がることが想定されるけど、ヴォーゲルとの相性的には難しいかも

こんなことになります。FGが上がるは47%くらいが目標ね。ちなみに今シーズンは44%でした。驚くほど高くはないし、そこそこでしかないけど組み合わせによっては目に見えた欠点にもならない。

〇FG%
シュルーダー 44%
クズマ 44%
KCP 43%
THT 46%
カルーソ44%

こうしてみるとFGだけなら大して変わらん。だから実はレイカーズのシュート能力は上がる可能性が高いです。キックアウトパスからチームメイトが確実に決めればあがりそう。もちろんウエストブルックが3Pを打つほどに下がっていくので、そこで新たなオフェンスACの仕事が試されます。

〇レイカーズ
2P53.9%
3P35.4%

あまり確率の良くなかったガード陣に比べたらウエストブルックは決めるぜ。でもそれは2P限定ね。ここの使い分けは今シーズンよりもはっきりするはず。だから、ロールプレイヤーにはより3P能力が大事になってきます。

〇ウエストブルックの3P
キャッチ&シュート 35.6%
プルアップ 28.3%

あとはレブロンと組むこともあってプルアップ3Pが減り、レイカーズらしいボールムーブの中で3Pを打つようになれば、こちらも多少は改善します。ロケッツの時は役割多いから、どっちも決まらなかったけど、今シーズンはキャッチ&シュートはそこそこになったので、そういうシチュエーションを増やし、適切な判断をさせれば改善する可能性もあります。

オフェンスはそんなものかな。ターンオーバーは難しくって、何もない所で突如としてミスするから減るのかどうかもわかりません。ただレブロンにボールを任せて走らせることが増えれば、少しは削れるのかな。なお、ウエストブルックはオフボールで走ることも出来るよ。「ことも出来る」のであって「徹底させる」のは簡単じゃない。

レイカーズはそこまでオフェンスの良いチームではないので、ある程度のミックスが出来れば今シーズンよりも悪くなることはないかな。ただ、どうしても

どんなロールプレイヤーを揃えるか

になるわけで、マジで現時点では全く分からん。かなり大変だけど、自分で蒔いた種だからペリンカはどうにかするでしょ。そうじゃなければコーチ陣を変えてビッグ3仕様のHCにした方が良さげだよ。

オフェンス面はあの流れるようなボールムーブとポジショニングを身に着けられるかどうかです。ボールムーブについては、そこまで問題ないけど、時々ドライブを混ぜる回数は、シュルーダーよりも圧倒的に多くなるので、流れを切る可能性もあるし、これまでの閉塞感を打ち破ってもくれます。

ポジショニングは恐らく改善しません。コーナーに置くことで調整可能ですが、どっちかというとレブロンの方が動かないから、この関係性は怖い。トリオで出ている時にレブロンとウエストブルックがどんなポジションをとるかは注目事項です。あとクラッチタイムにどっちが行くんだろうか?

◎ディフェンス

何故かウエストブルックのディフェンス力を悪いと思っている風潮が多いのですが、むしろスゴイ守れるよ。しかも「抜かせておいてのブロック」があるヘンテコガードだから、意外と守り方も多いし、ヘルプディフェンダーとしても高速だし。マジで守れるよ。

ウエストブルックは守れる
守れる以上にやらかす

これね。基本的にボールを見ている人だから、オフボールのところではマークマンを見失うなんて日常茶飯事。1人で高速ヘルプしてワイドオープン3Pなんて打たれまくり。

サンダー時代はこれをロバーソンやアダムスがカバーしてくれまくっていました。そのためロバーソンがいなくなると苦しくなった。だから「カバーしてくれる人材」が欲しかったりします。オフェンスの負担が少ないなら、エースキラーやらせてもいいのですが、ロケッツ時代からの流れで「スイッチ大前提」が体にしみこんでいる感じで、実際にはエースキラーにならなかったりしてさ。

ってことで「ロールプレイヤーに・・・」といいたくなりますが、ヴォーゲルに改造されたら面白そうなのはこっち。ディフェンスのうっかりをなくすというか、オフボールのディフェンス力や先読みカバーのキックアウトパスをカットする役割を植え付けたら面白そう。

ところで、これってレブロンも同じなんだよね。キャブス時代はサボりまくっていて3Pチェイスは他の選手に任せてゴール下を固めていることが多かった。レイカーズの1年目も同じだけど、ヴォーゲルがきてから急速にハードワーカーになったもんな。

ウエストブルックの場合は元々がハードワーカーなので、そこは心配する必要はありません。この2年間が「わかりやすいロケッツ」と「組織がないウィザーズ」にいたので、ヴォーゲルの戦略的ディフェンスにどこまで対応できるかは楽しみであり、レイカーズの生命線になるかもしれません。

少なくともシュート能力が高いわけではないビッグ3なので、守れるのは大事なこと。その中でサラリーの大部分を3人に払うわけなので、しっかりと主役が守らないといけません。ロールプレイヤーに頼るよりも、主役が守るべきになってきた。インサイドはそもそも強いので、アウトサイドをしっかりと戦略的に守ろう。そこにウエストブルックは大事だ。

あと「うっかり」もあるけど、ドライブのシュートミスから戻らないことがあるので、そこもカバーしないといけない。まぁこれはドライブしたらレブロンが戻るはずなので大丈夫かな。

◎ロールプレイヤー次第

フィニッシャーのADと違って、レブロンとウエストブルックはエースキャラではなく、チームメイトにパスを供給して打たせるPGです。ただ、ともに強烈に自分で得点も取れてしまう稀有な人材。スコアラーのエースタイプが2人並んでも「ボールは1つ」ですが、基本的にこの2人はプレーシェアはしないけど、パスは出すのでそこまで大きな問題はありません。

一方で基本がアシスト役なので、周囲にフィニッシュできる選手を並べます。これが大事なので「どんなロールプレイヤーが揃うのか」はとても大事。これがエースキャラ2人だと周囲は普通の選手でいいや。まぁあと優勝したいなら優秀な選手を並べて、効率化するのは当たり前だ。レイカーズは「優勝だけを目指す」ので、それはウィザーズのチームつくりとは全く違う。

ただし、やっぱりディフェンスはもっと大切。ファイナルのバックスだって3P決まらなかったし、3Pは33~36%でも守れる方が良い。ワイドオープンさえ決めてくれればよいんだ。

レブロン、カルーソ、KCP、AD、?

レイカーズが一番強い形は、この?の使い分けでしたが、やっぱりダニー・グリーンの時のスモールラインナップが必殺って感じでしたね。これまではビッグマンを多めにしていましたが、レブロンとウエストブルックはインサイドに強いタイプなので、基本はADのワンビッグにするのが適切です。だからADの控えセンターも大事になるし、層は厚くし過ぎない。

ガードはカルーソとTHTを残すとして、どれだけウイング系統を揃えることが出来るのか。堅実な3Pとディフェンス力。それだけだと普通だけど、特にいろんな守り方が出来たり、オフボールのカバーリング能力が高いような選手が欲しいです。要はダニー・グリーンだけどさ。ハンドリングとかなくてもイイからっていう案件。

レブロンやウエストブルックがいいのは「周囲が決めるほど、効果的になっていく」ってことです。そして強引な突破でのエースキャラもしてくれます。だから便利なのさ。便利だけど「二人も必要なのか」が問われるわけだ。普通はロールプレイヤーの中にも代役エースが出来るような打開役が欲しいですが、今回は不要なので徹底的にロールプレイヤーを集めましょう。それが出来ないならGMの負け。

スモール戦略を増やせ

もう1つ大事なのが戦略の変化です。これを出来るのかどうか。もっとスモールで戦う形を増やし、それでもバランスはとらないと。それはヴォーゲルの良さを消してしまわないかな?

運動量のディフェンスと破壊的な速攻で崩すのは、これまでよりも強まりそうなので、割と順当に行く気がします。しかし、プレーオフになったら極端にロールプレイヤーの質が問われると思うので、シーズンから鍛えていく感じだなー。

まぁ楽しみなコンビではあり、不安なトリオです。ロスターに選手が少ないので現時点では何とも言えない。でもハーデンが加わるまでヤバそうだったネッツに比べたら、やりやすい気がするのでした。

レイカーズとウエストブルック” への8件のフィードバック

  1. ウォールを抱えた状況から2年でサラリーに柔軟性もてる状況にしたのだから
    ウィザーズ側から見ればいうほど損はしてないかもと
    シモンズさえ取らなければ動き次第では東ではそこそこ面白そう

  2. ミニマムサラリーで良いので優勝したい選手の行先がネッツサンズバックスと多いのでグリーン・マシューズ契約が今季ほどは見込めないかもしれませんね。
    MLEを誰に使うか見ものです。3&D。。。。オットポーター・フォーニエ・スネル・ダニーグリーン・イバカあたりが来てくれたらいいですが厳しそう。
    おっしゃる通りNBA外からの好選手に期待したくなりますね。ワタナビーも欲しくなるな。

  3. ビール出してシモンズ取るのもチームの核が手に入るので面白いと思いますけどね。このウィザーズの面子じゃ仮に空いたサラリーにディンウィディーあたりが入ってきてもカンファレンス1〜2回戦が関の山だと思うので。ビールも来シーズンFAですから。

  4. 健康問題で苦戦したシーズンの後にこれは本当に驚きました
    あと組織の事には全く詳しくないんですが、ヴァーガルの意見や意向は少しでも汲んでもらえてるんでしょうか?

    リング目的ならバックス、ネッツの方が人気ありそうですし、簡単に人が集まるとは思えません
    算段が付いてるからこうなったと思いたいです
    レイカーズ云々よりヴァーガルバスケが好きな身からすると懐疑的です
    こういう楽しいバスケは他のHCで見たいです

  5. まさに思ってたことを代弁してもらった気分です。特にラスのDFについて、彼はオンボールで本気を出せばオールディフェンスクラスの能力があると思ってます。ただうっかり(特にオフボール)や0,100のギャンブルみたいなDFをしたがる結果、DFできないみたいなイメージがついてるので是非本当の実力で払拭して欲しいです。またシュートミスはアダムスへのパスというのは本当にそうだったと思ってるのでADとのコンビは期待で一杯です。個人的にはロバーソン、アダムスみたいなラスが作る穴を埋められる気の利いた選手に来て欲しいです。どっかにケンリッチみたいな選手転がってないかなーって思ってます。

  6. 「シュートのような目立つミスと、目立たない大きなメリットを天秤にかけろ。速攻のダンクを平然とミスするけど、そもそも「速攻に行ける回数が多い」のが特徴。批判する人はこの部分を忘れがち」これが正にウェストブルックなんですよね。
    シュルーダーじゃ速攻10回で4回レイアップに行けて3回決めてたのが、ウェストブルックになり速攻10回で無理矢理6回レイアップに行って4回決めて、ウェストブルックはシュートミスが多い、と言われそう。

    スモールラインナップになるとレイカーズはオフェンスリバウンドも怪しかったので、ラスがコーナー待機からのオフェンスリバウンドやプットバックをゴリゴリしてくれるのにも期待しています。特に西のガードじゃラスのフィジカルとジャンプ力にモラントとデジョンテくらいしか対応できませんし。

    そもそもフィジカル系ガードが東より西の方が少ない気もします。

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