世界最高のPGリッキー・ルビオ

ワールドカップのMVPはオリンピックで金メダルをとれるのか。

スペインが優勝もしくは、それに近い結果を残したら書きたかったテーマですが、日本との対戦はルビオの輝きをわかりやすくしてくれ、そしてスペインが勝ち進むイメージが沸かなかったので、このタイミングで書いておきましょう。

『世界最高のPGはルビオだ』
※NBA最高のPGではない

これは19年ワールドカップの時点でハッキリした事実です。もちろん、大前提はNBAと国際ルールでは必要な要素が異なり、またアメリカのバスケはスペインの戦術バスケよりも個人技に寄っているため、PGの概念が薄いことも関係します。ちょっと前のオリンピックでは、ハーデン、カリー、アービングがスターターになっていたアメリカなので、それはPG像の違いが大きいじゃん。もっとオールラウンドに出来なければいけないし、極端な話として「ルビオよりも優れたガードはいるが、PGとしてはルビオが世界最高だ」って感じかな。

もちろん「スペインにハーデンがいたら、世界最高はハーデンだ」というのは事実かもしれませんが、国際試合でハーデンがスペインでプレーすることはないし、そもそも国際試合に出てくる機会が少ないので、試合に出ない選手は評価できない。

そして「ドンチッチこそが世界最高だ」はワラエナイので辞めてくれ。現時点で「世界最高はルビオ」なんだけど、オリンピックが終わったときにはドンチッチになっている可能性は否めない。やっぱりオリンピック後じゃなくて、今こそ書くべきタイミングだな。

◎プレースタイルの違い

まず初めに「NBAと国際試合で何が違うのか」というテーマの中で、初めにプレースタイルの違いを考えてみましょう。これはちょうどサンズのクリス・ポールと比較すればわかりやすいです。

〇今シーズンのクリス・ポール
16.4点
8.9アシスト
2.2ターンオーバー
FG49.5%

〇昨シーズンのルビオ
13.0点
8.8アシスト
2.7ターンオーバー
FG41.5%

2人の能力にはほとんど違いがありません。なんならゲームメイク能力はルビオの方が上なくらいです。そしてサンズのチームとしてのアシスト数は昨シーズンの方が多く、平均得点は今シーズンの方が2点くらい多いです。チームのボールムーブが減って、得点は増えたサンズ。この1年における最大の差は

クリス・ポールとルビオのシュート力の差

ここが全てだったといっても過言ではありません。記憶に新しいようにクリス・ポールはエイトンとのピック&ロールから、信じられない高確率でミドルやショートレンジを決めていき、同時にエイトンへのアリウープを通し続けました。一方のルビオはジャンプシュートが最大の弱点であり、ピック&ロールの意味が小さく、それでも同じレベルのアシスト数を記録し、起点としてチームを動かしていきました。まぁクリス・ポールの方が優れたPGだよね。

NBAの場合は「個人が決めきること」からオフェンスが組み立てられますが、国際試合(スペイン)ではその重要度は低くなります。このプレースタイルの違いが、NBAでは世界最高から離れた位置にいることにしてしまいました。

ルビオくらいの得点能力でアシスト数を稼げるのは、ロンドとTJマッコネルくらいしかいません。ただロンドはドライブ能力はあるので、実質的にはマッコネルがルビオの対抗馬って感じもします。マッコネルはシュートもそこそこ上手いんだけど、基本的な身体能力が高くないから自分で打ち切る前提のプレーだと上手くいかず、空いたところで打つというくらい。この感覚は国際試合のルビオに近い気がします。

Q、国際試合ではミドルが決まるのは何故?

しかし、この点についてはよくわかりません。1つ考えられるのは単純なディフェンダーの能力差です。NBAの身体能力溢れるディフェンスに対してルビオはドライブで優位に立てないため、よりシュートに困っています。確かに日本戦は渡邊雄太のマークがあってもイージーに決めていったルビオですが、日本の中では優れたディフェンダーの渡邊だけど、NBAではガード相手に守れていないディフェンダーなので、こんなもんかも。

確かアメリカとのエキシビションマッチではそんなにシュートが決まらなかったルビオなので(アメリカのディフェンダーもよくない)まぁその程度の話なのかも。

◎ルールの違い

プレースタイルの違いはアメリカとユーロのカルチャーの違いが主ですが、それだけでなく国際ルールとNBAルールの違いも関係しています。特に感じるルールの違いは大きく3つ

①ファールコールが緩いため、フィジカルな戦いが増える
②ディフェンス3秒がない
③3Pラインが近く、全体が狭くなる

③に関しては昔は1mくらい違いましたが、そこまでではなくなったので決定的な差にはなりませんが、プレースタイルの違いもあって、よりスペーシング重視し、広いエリアで攻めるのがNBAになっています。両コーナーに選手をおいて3on3から組み立てるのが多いし、それは「ガードは個人の戦いが増える」という事。

だからといってルビオのプレーに変化はないのですが、これはどっちかというとNBA慣れしているアメリカのPGが、国際試合では自分の感覚よりも選手が中に寄っていることを強く感じるはずです。だからこそアメリカはパッシングしてワイドから3P打ちまくる。結果としてアメリカのPGはNBAよりも目立たない。リラードも3Pばかりが目立っているから、選手としては上でもザ・得点能力って感じ。

さて、③からの②はとても分かりやすい要素で、よりインサイドディフェンスが分厚くなります。もしも、単に分厚いだけでNBAルールならば「スピードで飛び込んでファールドロー」が通用するのですが、そこに①もあるのでなかなかファールが奪えません。

ちょうどアメリカがフランスに負けた理由の1つもこれでした。ツービッグにされた時、ドライブしてゴール下に侵入してもフィジカルで止めきれらてしまいましたが、NBAならもっとイージーにファールコールがあったはずです。だから

国際試合はよりフリーになってシュートを打つ必要がある
狭いエリアでディフェンスを攻略する能力が求められる

レブロンは怪物なのであれですが、ハーデンにしろ、アービングにしろ国際ルールだとドライブで決めきるのが少し難しくなります。ルビオはそもそもNBAでもイマイチできません。

クリス・ポールも含めてジャンプシュートがあるので自分でミドルレンジから決めることは出来ますが、カペラやエイトンへのアリウープパスという選択肢は減ります。そもそもミドルが苦手なルビオはNBAでもゴベアとのコンビの時くらいしかやっていません。

「でもキックアウトがあるじゃん」はその通りで、NBA同様にキックアウト3Pは生まれやすいです。でもそれはルビオもNBAでやっているプレーです。

だから、ルビオが「世界最高」たる所以は、国際ルールでもチームメイトのダンクやレイアップを生み出すプレーメイクを出来ることです。NBAだとPGがドライブを決める前提の中から生まれるアシストをルビオは「ドライブがなくても決める」のが上手いです。

日本戦のルビオで印象的なのは
・ドライブレイアップを何本も決めている
・チームメイトのダンクやレイアップをお膳立てしている

この2つでしたが、いずれも「フリーになってシュートを打つ」ことを作るのが抜群に上手かったです。

それはNBAでも同じではありますが、NBAだとチェイスダウンブロックにビビってかレイアップを落としがちのルビオさん。これはディフェンダーの個人能力の差なのかなー。NBAだと出来ないけど国際試合だと出来る。でもアメリカ相手にはイマイチ。

もう1つ衝撃的だったのはルビオが日本の3人くらいの間を通すキックアウトをしていた事でした。あれはまさに「NBAではない」プレーで、そもそもちゃんとマンマークしていれば3人の間を通すなんて事象はめったに起きません。その時の日本はゾーンでしたが、人につく感覚の差は大きいです。

◎自分にひきつける

ゴール下でフリーにするパスにしろ、3人の隙間を通したキックアウトにしろ、国際試合になるとルビオのある能力が鮮明に浮き出てきます。

自分にヘルプディフェンダーをひきつけるのが上手い

NBAだとルビオの突破力だと、そもそも「マークマンが止めきるからヘルプが来ない」ことが多いのですが、視線やらアクションなどのフェイクを繰り返しています。これによって国際試合だと

ディフェンスが「ルビオを見てしまう」

これは日本も頻繁にやってしまいました。ルビオを見ては逆サイドや後ろから走ってくるクレベルがドフリーになることが頻繁にありました。それもゴール下の密集地帯のはずがイージーなダンクにいっています。日本が「弄ばれた」感覚が強かったシーンでした。

この能力については、かつて似たようなことを書いたことがあります。それはルビオだけでなく、ベン・シモンズにも共通する能力で、アメリカのPGの基本は「自分が決めきる突破で、ヘルプが来たらパスをする」なのであまり持っていないパターンです。

リングではなくヘルプディフェンダーに向かってドライブする

ルビオとシモンズはこれで自分に2人、3人を引きつけておいてアシストをします。NBAでも同じパターンでアシストをするわけですが、ちょっと特殊なので、これに合わせてカッティングしてくる選手が欲しくなります。最近のシモンズはこれをやらなくなりましたが、「やらない」のか「やっても誰も合わせない」のかどっちなんだろ。

そういえばTJマッコネルもペイサーズで同じことをやるよね。シクサーズコンビらしさなのかと思っていたけど、どっちかというと国際ルールバージョンであり、周囲のカッティング次第なのかも。

ルビオが国際試合・・・ではなく「スペイン代表で輝く」理由に、周囲のオフボールムーブがあります。特にクレベルが目立ちましたが、かつてはパウ・ガソルも似たような動きを繰り返していました。バックコートから良いコースに飛び込んでくるパターンです。ルビオは自分にディフェンダーをひきつけておいて、後ろから走ってくる選手に上手くパスを通していきます

ファールコールしてくれない国際ルールの方がフリーのシュートを作る重要性があり、そのために自分に引き付ける能力を磨き、カットプレーしてくる味方がいる。

しかしNBAでは簡単には2人は来てくれず「突破してからヘルプが寄ってきてパスを出せ」が求められがち。そしてアメリカの選手は流れるようにカッティングはしてくれない。「お前が抜いたら合わせるぜ」みたいなことが多い。

◎NBAとの違い

まとめてみましょう。NBAと国際試合のルビオは何が違うのか。まずは「NBAでは出来なくなること」、つまりルビオがNBAのPGよりも劣っている事から

個人のマッチアップを制せないから、マンマークを崩せない
 →国際試合は相手のレベル(身体能力)が落ちるから崩しやすい

これは確実にあります。カルチャーの違いでもあるわけです。逆に「国際試合で、他のPGよりも輝く理由」、つまりはNBAのPGが国際試合で困るけどルビオが困らないのは

ファールコールが少ない国際試合で、フリーを生み出すパス能力が際立つ
 →スペインはルビオから遠いサイドでカッティングする

付属してゾーンが増え、その攻略法ももっていることが挙げられます。これは国際試合というか「スペイン代表の方がやりやすい」という理由が大きそうです。

まぁそもそもの話としてスペイン代表ではルビオがエースです。NBAだと他のエースと一緒にプレーするので、ここまで目立たないのも事実。それでもジャズとサンズでは良かったのですが、ウルブズに戻ってからはぐずぐず。ディアンジェロもいるからグズグズ。普通にPGやらせればNBAでも輝きは増します。ただ、その時にディフェンス面の弱点が際立ってしまうので、相棒のガードには守れる選手が欲しい。

ところが守れるガードの多くは得点力に乏しく、今度はガードの得点力が足りなくなる。あっちをとればこっちをとれず。っていうかルビオには

得点力かディフェンス力が弱いから相棒のガードに困る

こんなチーム事情と関係する問題も出てきます。じゃあスペイン代表ではそれが問題にならないのかというと、ここにも国際ルールならではの事情が出て来るかも。

◎ディフェンスとゴベア

スペインといえばガソル兄弟。マルクはDPOYを受賞した事もあるディフェンダーとしてNBAでも評価されています。ただ、ゴベアやヤニスと違って「ブロック力のないリムプロテクター」というNBAの常識外のディフェンスをしました。

ガソルはプレーを読む能力でコースにはいって止めきるのが極めてうまく、高速じゃないのに高速ヘルプします。ここに実際のスピードが加わるとドレイモンド・グリーンやアデバヨになります。衰えて使いにくくはなったものの、未だにガソルのヘルプ能力は優れています。最終的にボーゲルはハレルでもドラモンドでもなくガソルを選んだしさ。

日本相手にも3~4回ぶち抜かれていたルビオ。やっぱりディフェンスは怪しい。ところがドライブを許してもマルクだけじゃなくてスペインのチームディフェンスがカバーで救ってくれました。ディフェンス3秒がないので、インサイドを厚く構えられる国際ルールだと

抜かれた時のリスクはNBAよりも小さい

こんなことも言えます。だからディフェンス能力が高くないガードコンビでも成立します。かつてはナバーロと組んでいたもんね。カリーがお手本にしたスペシャルシューター。若いころのルディ・フェルナンデスやナバーロ成分が足りていない今回のスペイン代表。

〇ルビオのDIFF
3P △0.8
2P +1.2

そしてディフェンスの悪いルビオですが3Pに対しては守れています。といっても、今シーズンの話であって、ジャズの時は悪かったので意外でした。またルビオはスティール能力の高いPGでもあります。守れないイメージがあるけど、プレーを読んで奪い取るのは上手く、特にケガをする前は2.4スティールなんてシーズンもあり、12-13シーズンはクリス・ポールと同数でリーグトップでした。あのケガで身体能力落ちているんだよね。

また、思い出すのはジャズ時代。ジャズのディフェンスは「ドライブの方向を限定し、ゴベアのブロックに誘導する」という特殊な守り方をします。これをルビオは初年度から上手くこなし、ジャズはリーグ最強のディフェンスチームでした。ところがコンリーになると突如として崩れてしまい、コンリー2年目で復活し始めました。

つまりルビオはそもそも「誘導ディフェンス」が上手く、それはスペイン代表でのディフェンスとも被ります。ジャズではドノバン・ミッチェルとのガードコンビで、ディフェンス面の問題は発生しませんでした。ルビオは対人ディフェンスに難はありますが

スティールが上手く、リムプロテクターへ誘導するのも上手い

これも大きな特徴で、だからこそスペイン代表はルビオの周囲にシュート能力が高く得点力の高いガードを配置できます。NBAの普通のチームではやりにくい形であり、ルビオと誰を組ませるのかに悩んでしまうわけですが、スペイン代表は何も困らない。だから同じことが出来そうなレイカーズに行け!と思うわけです。

◎ペースチェンジャー

NBAでも国際試合でもルビオは変わらないけど「目立ち方が違う」と感じるポイントもあります。

基本的に国際試合は攻守の切り替えが早く、NBAの方がボール運びがゆったりとしています。ただNBAの方がハーフコートでスピードアップするし、シュートに行くまでの時間が短い。これはアメフトの国らしく、決まったプレーコールを遂行する能力の高さがアメリカの方が上ってもあります。主に強引でもいける身体能力の話ね。

ところが、国際試合の方が攻守の切り替えは早いのに、トランジションアタックは生まれにくくなります。一番の理由は「みんな、気合がはいっているから戻りが早い」なのかと。NBAは遅いし、全員があんなに几帳面に戻らない。サンズは戻るから強いんだけどさ。

しかし、ルビオは戻りの早い国際試合でもトランジションを生み出してしまいました。このペースチェンジャーっぷりがNBAより際立っています。NBAでもやっているんだけど、そもそもトランジションにはいったらNBAは全員が早い。でもルビオは速攻ではなくて「セミトランジション」が上手いんだよね。なんでもないところでペースを上げて、チャンスを生み出してしまう。

日本はディフェンスは人数が足りているのに、セミトランジションで崩されてしまいました。

同点に追いつかれた2Q中盤に登場するとリバウンドからのカウンターで、最後は後ろから走ってきたクラベルにアシスト。こうしてラッシュを生み出して5分で20点差。ペースアップでラッシュを決めました。実質的にこれで試合は決まった。恐ろしかった。

27点差にしてベンチに下がったら10点差まで追い上げられて再登場した4Qは、再びセミトランジションで15点差にすると、後は逆にスローダウンして時間をコントロール。ザ・ペースコントローラー

ザ・PGをしていたルビオですが、これはNBAでもやるんだけど、目立ちにくい複数の理由がありました。

①速攻以外はゆっくりしているので、セミトランジションが発生しない
②タイムアウトでペースコントロールするからPG関係ない
③最後に時間を使うのもアイソ担当のエースキャラ

①はクリス・ポールからエイトンのランが目立ったプレーオフでしたが、実際にはルビオ時代にはもっと多かった気がします。気がするだけかもしれませんが、走るチームは走ります。あとジャズもルビオの時は多かった。

②はNBAあるある。そして派生して③なのです。NBAならではルールであり、最近は「基本的にPGなんていなくても成立する」になっています。片側でベンチにはルビオタイプのPGが欲しくなり、変化をつける担当をしています。ザ・ドラギッチ。

ルビオのペースコントロールは国際試合の方が映える。

ばえ~~。インスタあげとこ!とはならない類の渋さですが、とにかく国際試合の攻守の切り替えと選手の頑張りで、セミトランジションが目立つし、タイムアウトが少ないからペースコントロールするのもPGなのでした。近年のNBAがPGよりもコンボガード主流になっている理由でもあります。カリーなんて超特殊型だしさ。

そういえば日本のPGについて、個人的にはディフェンス力が安定している田中でいいのですが、富樫も活躍しました。それをもって

「富樫の方が突破力があるから良い」
という意見は理解できます。これはいいんだ。田中は消極的だし、相手によってどちらのシュート力が活きるかも大きく違っている。今の併用方法も適切だと思う。でも納得いかない意見は

「PGは専門職であるべきで、富樫の方が良い」
この意見はNOって感じです。だって富樫はコンボガードはやっているけど、ルビオ的なペースチェンジはしていないじゃん。というか日本にこのタイプのPGってどれだけいるの?専門職関係ないし、突破なら馬場が効いていたし。

篠山を残すならわかる。あれはペースコントロールしたがるタイプ。でもラマスも現代化しているから、PGにペースコントロールは求めていないんだよね。篠山の代役は遅いペースの田中であり、ペースアップする馬場であり、ラマスなんだよ。

◎次戦はアルゼンチン

スペインの次戦はアルゼンチン。ワールドカップファイナルのカードです。なんでこんな組み合わせになっているのか謎の予選リーグ。スペイン的にはアメリカよりもマシだけど。

国際試合ルビオの特徴を述べてきましたが、基本的には

PGとしてのゲームメイク・プレーメイクが際立つ

という特徴が出ています。しかし、得点増については単に「ディフェンダーがNBAよりも弱い」のと「スペインのエースだから」という2点になってしまいます。でも日本戦ではイージーに決めまくっていたよね。そこでワールドカップ19のスタッツを見直してみると

〇19年ワールドカップ
26.3分
16.4点
FG43.6%
3P38.7%

こう見ると全体的にディフェンダーが弱かったはずが、FG成功率はNBAよりも2%程度良いだけだし、3PラインがNBAよりも短いから確率が上がっただけにも見えます。なお3Pはアテンプトが少ない。

だから本当に単なる個人レベルのディフェンス力の違いでしかないのかもしれません。渡邊相手のタフショットなら問題がなく、そこからNBAのスターターレベルになるにつれて苦しくなっていくわけだ。

さて、アルゼンチンとの決勝ではスペインが序盤からリードを広げていき20点差で勝っています。ルビオは2P5/9、3P1/2と割と楽にしている相手でした。ただしターンオーバーが6つもあり、得失点差は+8に留まっています。

スペインはチームとしてFG48%、3P30%なのに95点も奪いました。今日もアルゼンチンはペースアップしていたので、相手の事情かもしれませんがルビオのペースコントロールも効いて点差をつけてフィニッシュしています。MVPルビオ。

オリンピックの2戦目も同じように試合を決めてしまうのか。チームとしては高齢化が進んでハードディフェンスに対してはシュート能力が怪しく見えたアメリカ戦に、日本戦。アルゼンチンのディフェンスをさらっと無効化してしまうルビオが観られるのか楽しみにしましょう。

世界最高のPGリッキー・ルビオ” への5件のフィードバック

  1. ルビオのノロノロドリブルであっさりインサイドに侵入されてアシスト、もしくは自らレイアップというのがとても気になりました。止めれる気が全くしませんでした。馬場だか渡邊が一度ルビオにドライブで突破されましたが、それ以外はほとんどノロノロやられた感覚です。これできる選手って少ないんですかね?日本はペリメーターでボール持った時ハンドオフか入らないプルアップしか選択肢が無くて、常にバタバタしている感覚が強いので一枚あーゆうルビオとかDloみたいなタイプのガードがいたらまた戦術が増えるのかなって羨ましく見てました。

    1. ノロノロは少ないですね。とはいえ他にもいますので、PG的にはありがちです。
      意外と日本にはいないのかも。笹山くらいか。

      日本はハンドラーもですが、スクリナーが足りないし、スキルが低いです。
      ってことでヒューをみたいのだけど、でてこないなぁ 

  2. ルビオが一番活きそうなチームがレイカーズなのですね
    ルビオはスパーズ、というかポポが凄く欲してそうなんですが
    今のスパーズにルビオは合いますかね

    1. 今のスパーズはオフェンスよりもディフェンス面でルビオはつらいですよね。
      デローザンの後釜としては、そっくりハマるのですが。

      得点はオリンピック・ミルズにとってもらえば優勝だ!

  3. 目から鱗の記事楽しませてもらいました。ルビオは昔から好きな選手で今回のような分析があると凄くためになりました。
    ここで疑問に思うのはドンチッチは国際大会でもNBAでもプレーが変わってないように感じるのですが、これは次の機会でしょうか?

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