オリンピック日本代表は誰になるの?

教えてください。

代表候補が発表されました。18人が選ばれており、これから12人に絞られます。オリンピックの後にアジアカップがあるので、特にアクシデントがなければ、同じくこのメンバーから選ばれるはずです。

本来は1年前に行われるはずだったオリンピックですが、1年経過したことは他の国と同じなので、特に気にする必要はありませんが、選手にとっては1年経ったことで変化も出てくるものです。

【1年のメリット】
・ハチムラの成長
・ワタナビの経験値アップ
・馬場の海外経験

わかりやすいのはここですね。八村についてはNBA1年目から2年目になってスキル的な側面よりも、NBAプレイヤー相手にプレーする前提でのプレーになりました。ちなみにデメリットもあって、NCAAではエースキャラだったのが、ウエストブルック登場によってロールプレイヤー化が求められており、ポストアップアタックは減っています。だから、もう1年経つと「日本代表ではエースキャラ」っていうのが苦しくなる可能性があります。つまりはサッカーでいう「クラブでの経験」はとっても大切。

その点では殆どNBAレベルでの経験を積めていなかった渡邊が、ローテに入れたことで明らかにバージョンアップしているはずです。ただし、ビッグマンになっていることも忘れずに。こちらもラプターズになったことでロールプレイヤー化は進んでいるのですが、それよりは経験の方が大切。

馬場はオーストラリアに行きました。こちらもデカい相手に戦う事を覚えているはずです。詳しくは知らない。そしてデメリットもあるわけです。

【1年のデメリット】
・必殺アルバルクアタックが使えない
・竹内兄弟が1つ歳を取った
・WCから2年が経過した

ラマスの要求に応えきれていない代表は、1人目の崩しから2人目までは良くても3人目以降のオフボール連携が出来ず、頻繁に戦術迷子になっていました。そんな困ったときは『必殺アルバルクアタック』にて解決していました。連携で崩す方法論が乏しい時は田中、馬場、譲次を起用し、ラマスに近い考え方のアルバルクの連携力は頼りになったのです。他にも安藤誓哉やシェーファーがいたわけですが、今回の代表だと誓哉、田中、譲次の3人となり、過去のアルバルクアタックをどこまで活用できるかは不明です。バイエルンから半分選んだ方が強い、的な。

そして日本の要である竹内兄弟が1つずつ歳をとりました。次の世代にNBAプレイヤーが出てきたこともあり、この東京オリンピックが竹内時代の集大成になるかと思っていただけに、1年遅くなって2人のパフォーマンスがどうなっているのはか不安材料です。まぁそこまで影響ないのですが、ハードワークで支えてくれていたからね。

最後も地味に大きく、チーム作りとして19年WCを経ての20年オリンピックだったはずでしたが、さすがに2年前のチーム状態をそのまま持ち込むことはできません。具体的に言えば篠山がカットされたことが挙げられます。

篠山の実力などについては置いといて、アジアレベルが相手だと比江島アタックが通用し、さらにファジーカスが加わったことでパスを回すタイプのPG篠山は有効でした。そしてWCになると八村と渡邊が加わっていたため、PGが突破する必要がなく、篠山は変わらず有効でした。1年前ならロスターに入っていたでしょう。

でも、「WCで相性が良かったから」という理由で選ぶには、八村&渡邊と一緒にプレーしたのが2年前では厳しいです。要はなかなか呼べないNBAプレイヤーとの相性でロスターを選ぶのはリスキー過ぎた。戦術的性の高いPGを選んだ形です。

こんな感じで1年の月日は、クラブレベルでも何が起こったのかは重要です。篠山については、川崎の試合を2試合くらいしかみていませんが、正直イマイチ。ただそのイマイチは篠山自身の衰えよりも、ファジーカスの問題にも見えました。そんなことがクラブで起きていなければ印象は大きく変わったでしょう。

さて、本題ですが、管理人はBリーグを殆ど見ていません。この1年で5試合くらいかな。だから、各選手に何が起きているのかを全く知りません。そのため、誰が伸びて、誰が苦戦しているのか。ラマスに求められるプレーをクラブでしていた選手が誰なのか。それぞれ全く分からないので、教えて欲しいわけです。

12人を選ぶにも、各選手の現状を知らなすぎるのでした。ひいきチームのひいき選手だけでいいので「この1年でこんなプレーをするようになった」「ディフェンスが大きく改善した」「ポジションが変わった」などね。

◎ラマスを思い出せ

さて、まずはラマスの事を自分が書いた過去の記事と、台湾戦を見た内容から思い出してみます。台湾戦を見ていた感想は「そういえば、ラマスが作る戦術に選手が応えきれていないんだよねー」でした。特にウイング陣に問題があるのですが、レベル差があった台湾戦でも比江島くらいしかアタックしておらず、しかし、過去の記事を読むと比江島もWCでは空気でした。戦術的な理由だけでなく相手が強くなれば対人プレーで困ってしまう。

台湾戦ではギャビン・エドワーズが左右のウイングにパスを出し、自分もインサイドで強みを発揮して圧倒しました。解説は
「インサイドで強いんですからねー。積極的に行けばいいんですよ」
「全員がギャビンをみていて、生かそうとしていました」

なんてことを伝えていましたが、個人的な感想としては

ラマスが目指しているものと解説が言っている事は真逆

です。単なる予選ならともかくオリンピックを間近に控えた時期に「アジアでは通じる」を目指しているはずがありません。いろいろと試したがったように、状況判断能力が問いているようなラマスでした。

ギャビンは確かに良いプレーをしましたが、それがオリンピックの対戦相手に通用するわけがありません。個人のインサイドの強さなんて、簡単に跳ね返されます。だから、ラマスはチーム全体で連携して崩そうとしているのですが、実際にはみんながギャビンにばかりパスを出してしまいました。ギャビンもチーム全体で崩そうとしていたと思うけど、どうしても最後は自分が行く必要があった。

これは明らかにBリーグの弊害です。外国人ビッグマンに合わせることに頼り、慣れすぎているBリーガー達。これが1年前(正しくは予選やWCがあった2年前)ではアルバルクの選手たちについては、「ビッグマンを使う」ことはあっても「頼る」スタイルではなく、5人で連動し、それぞれが判断することを徹底されていたので、『必殺アルバルクアタック』がアレックス・カークがいなくても出来たのです。当時カークがいたかどうかは知らない。

つまり問題だったのは、ガードやウイングが自分で決めきる選択をしない事でした。「状況判断」ではなく「パスの判断」をしていた。日本にはビッグマンの人材不足もありますが、それはみんなが知っている事だし、ラマスはそこに強力な選手が登場する前提ではチームを作っていません。ウイングの突破が「相手のレベルが高くて出来ない」ってのもあるのですが、台湾のディフェンスは弱かったしな。

そしてWC予選を思い出すと、ディフェンスを崩してボールムーブしてもウイングアタックが機能しないので、どうにもならない悩みを抱えた中、突如としてファジーカスと八村の登場し、現実重視の戦略に切り替えたようなラマスでした。2人ともインサイド担当だけに周囲の選手はビッグマンを使うことに慣れていたので、それまでのラマス戦術がBリーグ戦術に近づいたので、スムーズに移行していました。

とはいえラマスからすると、そこまでのコメントとかなり違う現実になっていたので、なんだか悲惨な雰囲気もあったし、ラマスの悩みみたいなものが見え隠れしていた気がします。当時は2大戦術で戦っていた感じ

ファジーカス&八村という個人の強みで攻める
アルバルクアタックでチームオフェンス

こうして無事にWC予選を突破し、本大会に出ると何も通用せずに散ったのでした。

ラマスが描いていた構図を実践できる選手があまりにも少なく、ただし渡邊の登場と馬場の成長でWCでは思ったよりも自分たちの戦いが表現でき、そしてアタックが通用しなかった比江島は海外挑戦を選びました。だから本人たちもしっかりと課題を受け止めて、レベルアップしようとしているんだよね。ここは間違えてはいけない。

この問題を書き始めると長いので、今回のテーマである「誰が代表に選ばれるのか教えてください」でポジション別に必要となる要素を説明していきましょう。

特に知りたいのはBリーグで個人がどんな感じで伸びているのかって事。「金丸は3Pが決まるから」なんて理由は求めていませんよ。求められている役割の中で特徴を出さないといけない。頻繁に役割が変わるテレンス・マンとかポジションが真逆にされたブルース・ブラウンほど、異常に違う役割をこなせって言っているわけじゃないしさ。

◎ポイントガード(3人)

田中 大貴  (SG / 192cm / アルバルク東京)
安藤 誓哉  (PG / 181cm / アルバルク東京)
富樫 勇樹 (PG / 167cm / 千葉ジェッツ)
ベンドラメ 礼生 (PG / 186cm / サンロッカーズ渋谷)

ラマスはあまりコンボガードを好みません。PGはPGとして扱います。そして今回の発表で篠山が落選していることからもわかるように、シュート力がありパスを回すタイプのPGはNGで、自らのアタックでディフェンスを崩していく選手が求められます。ドライブ能力の方が大切って事です。

ただし、PGだけで決めきることは考えておらず、センターと2人で起点となって両サイドに展開していくのが基本。そこが千葉とのスタイルの違いになって富樫が苦戦し始めています。ドライブで決めきる能力よりもドライブ&キックアウトの方が大切であり、視野の広さが重要。

おそらく4人の中で田中は当確。理由は2つで1つはディフェンス力。台湾のガードは田中にマークされると嫌がってボールすらもらわなくなりました。ベンドラメもディフェンス力が高いですが、2人必要とするかは不明です。ラマスは全体的にサイズ(高さではなくフィジカル)で負けないディフェンスを重視します。
もう1つの理由がポジションの万能性。12人に限定されるわけですが、WCでは篠山も八村も途中離脱だったし、実力拮抗ならば便利な選手の方が残したいよね。しかも田中の場合は拮抗ってわけでもない。

ただし、どちらかというとSGの候補を薄くしている印象なので、4人全員が残るかもしれません。ってことで3枠ですが、4人かもしれない。

◎ウイングアタッカー(3枠)

比江島 慎 (SG / 191cm / 宇都宮ブレックス)
田中 大貴  (SG / 192cm / アルバルク東京)
渡邊 雄太 (SF / 206cm / トロントラプターズ)
馬場 雄大 (SF / 198cm / メルボルンユナイテッド)

チームの肝となるポジションですが、おそらく全員選ばれます。外れるのは別の事情があった場合のみ。ここも3枠なのですが、田中はPGかなと。

で、ここからが問題です。ラマスはこの役割を2人コートに送り出すことが頻繁にあります。っていうかメインです。PGとセンターでプレーメイクし、ディフェンスを崩してウイングにパスが出てくると、そこから状況判断して個人でもアタックする選手こそが必要なのですが、当時は渡邊しかアタックできませんでした。馬場の成長を信じましょう。

同時に当然、3Pも狙っていきます。だから万能タイプのウイングが必要でした。そんな理由もあってスクリナーを使ってシューターになる金丸は代表に選ばれてこなかったわけです。ついでに言えば金丸パターンだとPGもアタックするよりもタメをつくってパスを出すPGが好ましい。篠山カムバック!

ところが今回はシューターを多く残しています。だからラマスが何を望んでいるのか、非常に判断が迷う所なのです。

◎シューター(2枠)

金丸 晃輔 (SG / 192cm / シーホース三河)
辻 直人 (SG / 185cm / 川崎ブレイブサンダース)
安藤 周人 (SG / 190cm / 名古屋ダイヤモンドドルフィンズ)

以前は飛び道具的に辻1人だったシューターに3人が残っています。おそらくオリンピック後のアジアカップに八村と渡邊を呼べないので、その点も考慮して点が取れそうな選手を残しているのだと思います。だからひょっとするとオリンピックには1人しか選ばれないかもしれません。

ここに周人がいるのは大学時代を見てきた身としては感慨深いですが、まさか3人の枠に選べられる選手になるとは思いもしませんでした。それは周人がそれだけBリーグで成長したって事であり、おそらく単なるシューター以上のプレーをしているのでしょう。大学時代もエースアタックしていたんだけど、それ故にシュートに集中できないことが苦しそうに見えていたので。

この3人の誰を選ぶかは「シュート能力」ではありません。「金丸が3P決めたから」じゃあ理由にならないよ。多分。そこはそもそも信用されていて、他に何が出来るかの方が大切。全員がシュートは決まる前提だし、比江島も決めていたし。

1つはディフェンス力です。とにかくウイングで大敗しまくるのが育成年代でもあるあるだったので、押し込まれる選手は起用したくないはず。でも誰がディフェンスに弱点があるのかマジで知りません。周人はそこそこ守れたような気もするけど、国際試合だとファールしまくっていた気もするし。

次にラマスの好みです。「オプションとして動いてタフショット決めるシューター」なのか、「3&Dとしてキックアウトを決めるシューター」なのか。わからん。過去に辻だったのは前者の理由であり、その中でもチームオフェンス出来る選手だから。エースキャラじゃないってのが強みだったって事だな。

確か金丸がインタビューで「クラブと代表で求められるシュートは違う」的なことを言ってた気がします。「キックアウトを確実に決めないといけない」っていてたよね。なかなか代表に選ばれない金丸ですが、本人もその理由をわかっているわけです。戦術的理由だから、どうにもできないんだけどさ。

ということで一応2枠にしているけど、とっても微妙なポジション。ディフェンス力とドライブ力があれば、すんなり決まると思うんだけどさ。そういう意味で周人が残っている理由もわかるかな。

得点力の金丸
タフショット&戦術の辻
万能な周人

という表現が合っているかどうかすらわかりません。いずれにしても八村、渡邊がいる以上は得点力では選ばれません。その他の能力が高いことが大切。SFがいないのでその点では金丸が有利かな。あとアジアカップには全員選ばれるかもしれないっていうね。

そんな基準で誰がいいのか教えてください。Bリーグのスタッツって調べにくいんだよな。

◎ビッグマン(5枠)

5人選んだら1名オーバーです。ってことは5人選ぶならシューターは減らしてください。もしくはウイングを減らしてください。これがとっても難しいだろうね。

ビッグマンは2つに分けようかと思いましたが、意味がないので1つにしました。言うまでもなく当確なのが

エドワーズ ギャビン (PF / 206cm / 千葉ジェッツ)
ロシター ライアン (PF / 206cm / 宇都宮ブレックス)
八村 塁 (SF / 203cm / ワシントンウィザーズ)

で、帰化枠は多分ロシターが選ばれます。ギャビンはアジアカップに行くんじゃないでしょうか。ギャビンのアタックはオリンピックの対戦相手に通じないので、だったらロシターのディフェンス力とパス能力を信じると思います。特にディフェンスは課題だらけなので、カバー能力が高そうなロシターにしたいよね。逆にアジアカップだとギャビンがNBAプレイヤーの分まで得点で活躍してくれそうだし。まぁ正直2人能力差についても、あまり知りません。

竹内 公輔 (PF / 207cm / 宇都宮ブレックス)
竹内 譲次 (PF / 207cm / アルバルク東京)
張本 天傑  (SF / 198cm / 名古屋ダイヤモンドドルフィンズ)
シェーファー アヴィ 幸樹 (C / 206cm / シーホース三河)
渡邉 飛勇 (PF / 207cm / カリフォルニア大学デービス校大学院1年)

ここから2人か3人が選ばれます。NBA慣れしているなら2人で十分ですが、うーん、やっぱり3人の気がします。ただオリンピックだとトラブルがあってもNBAのパワーフォワードである渡邊が補ってくれるからなぁ。
この枠は基本的に「ハードワーカー枠」です。主役たちを支えるために働ける選手達が欲しい。つまりラプターズでの渡邊枠。八村のファールトラブルもあるので、いろいろと考えて準備しないといけません。

シェーファーはセンターとして選んでおきたい気がしますが、そうなると残りの2人には3Pも求めたくなります。個人的には感情論で竹内ツインズを両方選んでほしいですが、もう少し走れるのが張本ってことで残っているのでしょう。

いずれにしても3人の能力順ではなく、特徴を考えてチョイスすることになるのでしょう。アルバルクアタックの譲次は気の利いたポジショニングで時にゴール下でファイトし、時に3Pを決め、時にパスの中継役として欠かせない存在でしたが、これをロシターが出来てしまうのもチョイスを難しくしてしまいます。ファジーカスでは出来なかったのに。

ところで渡邉飛勇について全く知らないので検索してみましたが、ゴリゴリのアメリカンPFって感じで、NCAAでは頻繁に見かけるけどNBAではほぼ見ないローポストアタックタイプっぽいです。ラマスがローポストアタックしているのって八村しか見たことないので、ディフェンダー&リバウンダーになれないならば、厳しそうだ。逆にアジアカップには確実に選ばれそう。

それにしても解説を聞いていると「インサイド・インサイド・インサイド」うるさいよね。実際にはオリンピックではインサイドアタックなんて簡単には通用せず、多彩なオフェンスをしながらオープンスペースを作ってスピードでインサイドに飛び込むことが大事です。

「スペースを作る能力」は譲次が一番高かったと記憶しているのですが、その能力は一般にはわかりにくいんだろうな。3Pで広げるのではなく、流動的にポジションを変えていく事で、ディフェンスを混乱させないといけません。そこで出来たスペースにアタックできる選手も足りていないし、結構難しいな。ただ、それがラマスのやりたいことだと思うので、いまさら譲次を外されるのもキツイ。

そんなわけでビッグマンについては、Bリーグでの活躍を考えてもすごく難しいです。基本は八村が主役なので、主役を輝かせ、ハードワークで支えてくれないといけません。誰なんだろ。教えて欲しいのですが、ほぼ好みになりそうですね。

◎誰が選ばれるのか

そんなわけで「ラマスについて思い出してみよう」のコーナーでした。ポジション概念が強すぎる日本バスケでは理解できない要素も多そうなので、ラマスはかなり苦労していると思います。選手はがんばって理解していると思うけど、元代表HCですらあまり理解していないっぽいんだもんな。そりゃあ苦労するよ。

それは様々な戦術でプレーする経験不足。移籍が増えてきたBリーグってのは代表レベルだとポジティブに捉えた方が良いです。まぁ移籍しても外国人ビッグマン頼み戦術になっているチームだと意味ないんだけどさ。どこのチームもプレーコールこそ違えど、狙いは同じに見えてしまうことが多い。なお、栃木は違ったよ。

NBAを見慣れていると簡単な要素が多いですね。だってシンプルに言えばビッグマンのところは「PJタッカー」が欲しい。だったりするもん。本当はジョン・コリンズがいいけど、それは高望みしすぎだから、日本のPJタッカーでいいからさ。それって渡邊雄太なんだけどさ。

シューターも「ダニー・グリーンがいいか、ダンカン・ロビンソンがいいか」みたいな。スポット限定みたいなダニーだけど、ディフェンスも良くて使いやすい。ダンカンはアデバヨがいればダニーよりもずっと怖いシューターになれる。金丸もアデバヨがいれば平均得点が10点くらいあがるかもね。でもラマスはダニーを求めている。

PGはクリス・ポールが欲しいイメージですが、それは言いすぎなのでアルゼンチンらしくカンパッソが欲しい。シュートを決めきる能力はそこまで高くないけど、ドライブしながらでも広い視野を持ってパスを出せ、ディフェンスも読みの鋭さと小さくても押し負けないフィジカルがある。高さには無力。

NBAは同じポジションでも個性色々。Bリーグはどうなんだろうか?選手の能力はもちろん違いますが、各ポジションで似たようなタイプの選手が多かったりしないかな?鵤みたいな他に例えにくい選手って少ないんじゃないの?

ちなみにアメリカも代表になると、個性は減るのでそれはもうクラブとの違いでしかない。ヒーローボールやってきたポポビッチにはびっくりしたけど、代表で初めにやるべきプレーは「ボールムーブであり、3P」ってのはアメリカの共通認識っぽくなっていて、シュート力低い選手は選びにくいもんね。アデバヨはどうするんだろ?

ハッキリと特徴が違えば、誰を選ぶかも盛り上がるんですけどね。各選手の微妙な違いがBリーグ見ていない管理人にはわからないので、教えて欲しいのでした。

オリンピック日本代表は誰になるの?” への4件のフィードバック

  1. フィジカルが強いアタックしてパス出し出来るPGだと並里なんですが何故引っかかりもしないんでしょうか⁇

    1. なんでしょうね。
      選ばれないのはともかく「引っかかりもしない」のは、全く想定してないってことですね。

      準決勝1試合だけみましたが、ドライブからセンターへのパスはあるけど、ワイドに展開は出てきていないので、そこがネックなのかなんなのか。

  2. 3年前の選考が最後っていうのが残念です。そのラージグループの中に入っていないと、今どれだけ活躍しても選ばれない仕組みになっています。戦術を覚えなくてはならないことや、選手の組み合わせ問題もあるのでしょうが、現状で言えばベンドラメ・安藤誓の2人は藤井祐眞1人で代用できそうなものです。この3年間で飛躍的に成長した藤井は、川崎のビッグラインナップを成立させていたキーマンです。広大なスペースをカバーし、高いインテンシティで攻守両面に効いていた藤井は、今シーズンの日本人被ファール数トップでした。ドライブで決めきる能力>キックアウトする視野 なので、ラマスの好みではないかもしれませんが、DFと万能性を持ち合わせており、オリンピックで見てみたかったです。

    現状としては、ベンドラメと安藤誓のどちらかが落選すると思いますが、このイランとの3連戦が最後のセレクションなのでしょう。

    シューターについては、辻と安藤周はBリーグでメインハンドラーとしてプレイする時間帯があります。ビッグマンとのピックプレイが中心になりますが、それに対して金丸はあくまでピュアシューターとして振る舞い続けています。そういう意味で、金丸は当確、辻と安藤のどちらかが落選、ではないかと。
    昨日のイラン戦のファーストプレイは、金丸/飛勇を使った「シューターが動いてズレをつくる」セットでした。このプレイをオリンピック「でも」使いたいなら、シューターの能力として 辻>安藤周 ですが、両ウイングにアタッカーを並べたいラマス、と考えると、ドライブフィニッシュ・DF面で 辻<安藤周 かなぁ。

    1. 3年前の選考ってのは事実ですね。若手はチャンスが増えないので、なかなか伸びないかも。

      藤井はひさしぶりに見た時に別人で驚きました。安藤やベンドラメは別の話として、篠山よりは試されても良さそうな。その意味では1年伸びて、次のサイクルに入らなかった被害者でもありますね。去年の段階で集大成のオリンピックに選ばれても仕方がないけど、今年のアジアカップにもチャンスがなかったのは可哀想

      辻と安東がハンドラーしてて、その延長で呼ばれてるなら落選しそうです。前は古川がいたポジションに金丸をいれるのかどうか。

      シューターセットを試したなら金丸を残すのでしょうが、相棒が渡辺だと、アジアカップ用なのかという勘ぐりも出てしまうので、難しいなー

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