日本vsチェコ

17時半開始はつらいぜ

とりあえずテレビをつけたらサトランスキーのレイアップで始まりました。日本は馬場がマッチアップしていますが、サトランスキーは別に1on1が強いわけではなく、オフボールですいすいっと抜けてのレイアップです。わかりやすい。

日本は田中もスターター。ということで比江島と篠山はベンチに。わかりやすいディフェンスへの変換。なお、一見するとトルコ戦の反省と思われがちですが、スターターを弄るのはラマスのやり方なので、たまたま負けた試合の後だからきになるだけで、通常営業だと思いましょう。

序盤はチェコがシュートを落としてくれて助かっていますが、日本はオフェンス側が問題になっているので、まぁ篠山と比江島じゃなくなって・・・なところです。アルバルク・ジャパンといっても2人出ているだけじゃ特に関係ないし。

日本もまたレイアップを外しすぎ。どっちもどっちな序盤。なんだけど、日本にレイアップが多い理由がファジーカスのポジションがアウトサイドになっていること。チェコのセンターにインサイドで完敗しているので、逆に振り切れている感じです。

そしてドライブが増えてきたら田中がアウトサイドから連発。「ディフェンスが何をしているか」をみて判断出来ているので、トルコ戦とは違います。篠山が馬場と交代するのですがPGは継続して田中。

チェコは篠山がいるのでサトランスキーがポストアップします。アウトサイドまでチェイスする篠山ですが、そのチェイスは効いているけど、裏を取られまくってもいます。どっちが良いのやら。

ということで田中の爆発により救われた日本。お互いのシュートに課題がある1Qの中で1人好調なオフェンスになったことで日本は組み立ても楽になってきましたとさ。同点。

◉チェコのバランスとアンバランス

ちょっと日本のディフェンスにてこずり始めたチェコ。なので、局面勝負に切り替えました。どこかで個人技の勝負をしようかな作戦で馬場と比江島へのポストアップを仕掛けてきました。

日本も八村勝負。まぁこの流れでは間違っていません。局面で勝てそうならそこを使うわけだ。それだけチェコもダブルチームにはこないってことね。明確にヘルプも取れないときには仕掛けてくるけど、それだけ。

普通にスイッチしてくるチェコなのでvsサトランスキーになるしね。もちろん八村がキーマンだとは理解しているけど、だからといってあまり気にしすぎない様子のチェコ。

日本は非常に良いディフェンスをしてタフショットを打たせますが、それを決めてくる7番。アンラッキーといえばアンラッキー。

さて、思い出そう。問題があった比江島と篠山のディフェンス。だけど、この時間はそんなに問題ありません。またも竹内譲次がいることでスイッチしても守れているのと、ピックからのパスを許さないことが出来ています。修正してきているよ。

でも、ファジーカスが登場したら、そこからスピード勝負。面白いのはそこから連続でファールする篠山。ファジーカスになるとオーバーチェイスの連続。なんだこれ。ファジーカースのカバー狙いなのか。それまで良かったディフェンスが崩れてしまって、サトランスキーがベンチの時間でチェコがリードします。

さらに比江島がピック&ロールから、またもわかりやすいパスをしてしまい、そのカウンターにファジーカスが戻れず3P。

つまりさ。「ファジーカスが問題」なら話は簡単なんだけど、「ファジーカスがいると篠山と比江島が問題」という変な状態。ファジーカスがスピード負けするのは織り込んでいるはずで、オフェンス頑張れ!なんだけど、そのオフェンスがファジーカス狙いすぎから連続カウンター。苦しいぜ。

2Q序盤に効いていた日本のディフェンスが次々に遅れるように。局面勝負でファジーカスは何とかしてくれるけど、八村が全然ダメなこともあって、チェコが10点リードになります。

渡邊が個人技で&ワン。そういえば大人しい渡邊。トルコ戦はやりすぎていたのにね。本当はキックアウトパスを貰うのが仕事なのに、全然キックアウト来ないしな―。

それをチェコはファジーカス狙い。トルコ同様にスピード差だけでなく、単純にセンターに1on1やらせています。「こいつは守れない」と思われている。3Pを返すファジーカス。

正直、ファジーカスを引っ張りすぎなんだよね。ラマスの謎。オフェンスで取り返してくれる力はそこそこあるわけで、相手センターがエースクラスの時間は避けておけば、日本の中では収支があると思うんだけどな。

しかし、そこからチェコがフリースローを連続ミス。渡邊がタフショットを沈めて追い上げに成功した日本。あと、チェコはサトランスキーがいると、ボールを任せすぎるのでオフェンスが悪い。

最後はサトランスキーがドライブで抜けていってレイアップを決めるも、比江島がブザービート気味にフルコートを駆け抜けてのレイアップで45-40と接戦で前半が終わります。

◉ラッキー・アンラッキー

お互いにオフェンスでのミスが出た後半のスタート。得点は両チームそれなりにとれているけど、印象的にはディフェンスを攻略するのに悩んでいるのかな。

八村がとんでもないショートレンジを&ワンで決めます。完全に止められているのにファールしてくれたともいう。ちょっと八村へのコールがやさしめなんだよね。そこでキーマンになっていた7番がファールトラブルでベンチへ。助かるね。

サトランスキーのポストアップからイージーに3P。さらにムービングからの3Pをイージーに決める11番。連続でイージーに打たれたことでコーナーから17番のフェイクに2人が寄ってしまい、イージードライブを決められて先手を取ったのはチェコ

チェコはゴール下でミスを重ね、逆に八村はゴール下でダンク。全体的には日本の方が少しだけ運がある感じなのですが、チェコがミスをするから逆にファールが増えてしまった日本。ラマスが抗議してテクニカル。ラッキーだったはずがアンラッキーに。

ファジーカスがファールトラブルで竹内が登場。当然のようにディフェンスが良くなるだけでなく、空いたインサイドに篠山から渡邊の合わせ。アンラッキーがラッキーに動くのか。

サトランスキーがフローターを決めたボールをチェコの選手が掴んでから落とすとテクニカル。なんだろう。さっきのラマスに対してバランスをとったのか。今度は八村と11番がオフボールで競り合うと八村のオフェンスファール。バランスとってんのか。

タイムアウトからゾーンにした日本は、案の定サトランスキーに振り回されます。守ったと思っても広い視野でパスをだされてしまう。前半は1on1をしていて怖くなかったサトランスキーが、ゾーン相手だとディフェンスの間をついてくるので厄介に。ただサトランスキー自身はシュートミスってくれています。

ダンクを2本ミスするチェコ。何してんだ。一方で篠山がドリブルするとコケたチェコ。これで突如バランスが崩れたことでフリーになった比江島にパスをした篠山。この試合は殆どフリーの場面がなかった中で、突然の状況を決めた比江島で点差が一けたになります。ラッキー。

「ラッキー」と「アンラッキー」と言いたくなるって事は、両チームが良いプレーが結果に結びついていないって事であり、リズムをつかみきれない展開が続きます。

残り1分からまたもゴール下をミスするチェコに対して、篠山がフローターを決め、日本がリズムをつかむかと思いきや、最後はファジーカスがターンシュートをエアボールし、カウンターでレイアップを決めたチェコでした。

ゾーンの日本に対してボールを動かすチェコ。打ち切れなくても広いゾーンにパスアウトするから、追い込み切れない日本。これもアジア予選と違う傾向があって、一見すると日本が良いディフェンスをしているゾーンなのですが、それは追いかけさせられているだけってことになりがち。

遂にはこの試合は「らしくない」シューティングだったサトランスキーに決められてしまい、14点差になります。

日本はトルコ戦とは違うとばかりに篠山がフローターを決めるし、比江島もインサイドへ合わせてのゴール下。そして八村のゴール下と頑張りを見せます。

しかし、ちょっとリズムを掴んでしまったチェコなので、やられても乱すことはなく、チェイスする篠山によってボールを持たせてもらえないサトランスキーだけど、オフボールでカッティングするから、コースが空いて他の選手がドライブしたり。

まぁ本当に日本はよく頑張っています。篠山がコーナー3Pなんかも決めてファジーカスがオフェンスリバウンドを押し込んで。

でも、そんなプレーが出てもチェコは慌てずボールを繋ぐから乱れないし、サトランスキーが行くと日本が警戒しすぎてファールをしてしまう。ファジーカスがドライブに手を出して4ファール、篠山に至っては24秒ギリギリでサトランスキーが打ったタフミドルに再びオーバーチェイスしてファールします。しかも、ファールが増えたから次の速攻に対して手を出さない選択をした。速攻をファールで止めず、タフミドルをファールで止めちゃあ流れはこないよ。

という事で、日本がオフェンス面でもディフェンス面でもハッスルし、それはチェコを困らせているけど、その割には点差が全く変わりません。で、ドライブからインサイドで合わせに来た小さな6番に対してファールしてしまったファジーカスが退場します。

ここにきてタフなショートレンジを決めきり、ターンからのフェイダウェイを決める八村。前半に出来なかったのが痛い。

渡邊もタフなフローターを決めきりますが、もう遅かったということで、危なげなく逃げ切ったチェコでした。

◉修正には成功した日本

問題だった篠山&比江島のオフェンスでの選択は、特に篠山の改善が目立ちました。これまでになく積極的に打っていく事でチェコ的には意表をつかれました。比江島は印象的な2本を決め唯だけで、褒めるほどではないかな。

ところが、それが起きたところで今度は田中のシュートが消えたので差し引き的にはそこまで大きくなかった。田中のシュートが消えた理由は田中の問題ではなく単にプレータイム。

日本が苦しかった最大の理由は八村が止められたこと。トルコはイリャソバで解決していましたが、チェコの方は八村のプレーパターンを理解して止めにいった上で「まぁ何とかなるだろ」程度の止め方でした。NBAの話をすれば、やっぱりプレーパターンの少なさが気になりますが、それはシーズンに入ってからの話。

それに比べるとサトランスキーは篠山や馬場のチェイスに苦しんだけど、自分がボールを持たなくてもプレーメイクするというか、サトランスキーが動けば日本のディフェンスがズレるので、そこを利用していたのが4Q序盤。

そして勝負が決まったのも4Q序盤。その4Q序盤を嘆くか、それとも3Qにリズムを掴み切れなかったことを悔やむか。個人的には後者です。

リズムを掴み切れなかった理由はファールの多さ。諦めても良さそうな場面をチェイスしていってしまうんだよね。それよりもブロックアウトして欲しいのに。

ちなみにファールはチェコの方が多いのですが、それは日本のターンオーバー14にも繋げました。「日本のオフェンスにミスが多い」というよりは、チェコに守り切られたことでターンオーバーなイメージです。

日本のディフェンスは効いていた、と言えるシーンはそこそこありましたが、チェコのターンオーバーは5つのみ。ミスをしなかったというよりも、苦しいシーンにしてもファールコールなんかもあってさ・・・。みたいな。

ということで、トルコ戦からの修正は効いていたけど、やっぱり純粋に戦力不足で守り切れなかった。こればかりは仕方ないよ。それを言い出したらキリがない。

ということで悲観するほどじゃないけど、楽観することも出来ないよねー。というチェコ戦でした。

日本vsチェコ” への2件のフィードバック

  1. 初めてコメントさせて頂きます。
    日本はもっと3Pを打てる攻撃ができないもんでしょうか?縦に入って行かないからでしょうか?
    外からのシュート力が武器なような気がしております。

    1. 3Pをどうやって打つのかは命題なんですよ。
      ダブルスクリーンから打つチームだったり、ドライブ&キックアウトからだったり。
      日本の場合はポストアップオフェンスを使いたがるから、そこからのパスアウトになるわけですが、ヨキッチクラスのパサーじゃないとレベル的に苦しくなってしまいますね。

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。

CAPTCHA