USA vsチェコ

スタートはケンバ、ミッチェル、テイタム、ターナー、バーンズ

うーん、ケンバがボールを持ちすぎに見えるアメリカの立ち上がり。国際ルールだからディフェンス3秒ないので、パスでボールを動かしておかないと守る方が楽なんだよね。そう思っていたら3分経たずにスマートが登場します。ブラウンも出てきてセルティックス色が強くなる。

これでボールは動くように。でも、やっているのはミドル打つこと。つまらんバスケをするぜポポビッチ。アウトサイドから打つしか能のないアメリカ。インサイドにははいられたくないチェコ。

それでもディフェンスが強いからヘッチャラなのですが、テイタムがぶち抜かれるは、遅れてのブロックで&ワンくらうわ。そしてチームとしてもサトランスキーに翻弄されます。アングル変えてのオフボールムーブでイージーに持って行くサトランスキー。

一瞬だけブルック・ロペスが出てきたけど、即ベンチにしてノービッグマンのスモールラインナップにするポポビッチ。どうやらヤバいと思っている様子。つまらんオフェンスだ。

ディフェンスの強さだけで戦っているアメリカ。やっと狙ったプレーと思わせたのはスモールになったことでバーンズのポストアップ。それくらい。とにかく細かく選手を交代させるので、流れとか、相性とか、やりたいこととか、全部わかんない。

ただラマス的にいうなら「ペイントタッチしていない」オフェンスが続きます。ドライブで切り込むプレーもほとんど出てこない。まぁこれは出てこないというか出せない。ならスクリーンからシンプルにジョー・ハリスに打たせれば良いけど、そういう連携はないよ。

対するチェコは再登場したケンバを狙ってポストアップします。ポストでアングルを変えてのパスってのもあるから効果的。効果的なんだけど、サイズ差関係なく守れてしまうのがアメリカ。ってことで、こっちも得点にならないのでロースコア。

期待のホワイトがケンバとのパス交換でダンクしたくらいがハイライトだった1Qのチームオフェンス。超つまらん。

◉ホワイトとテイタム

ゾーンにするチェコ。ポジション取ったら動かないアメリカ。でも、ちょっとポジションズレただけでドライブレイアップのブラウン。ロッカーモーションからドライブレイアップのホワイト。

さらにホワイトはターナーとのピック&ロールを鮮やかに決めます。やっぱりホワイトみたいなタイプがいないと成立しないような。

これで8点リードになったアメリカ。ここでチェコの立場になってみると8点ビハインドって、かなり苦しくなります。なんせ、左サイドで仕掛けたのを1on1でミッチェルに守り切られ、逆サイドにパスを出したらホワイトにカットされます。このプレーはホワイトの読みではなく、「逆サイドでの1on1にヘルプポジションをとらない」でもディフェンスが成立していました。こわっ!

てことで、ちょっと気持ちが楽になったのでテイタムとミッチェルが3Pをヒットし、硬すぎるディフェンスでチェコを者とダウンしていくアメリカ。さくっと14点差。

さて、アメリカの問題はテイタム。もう個人技マックス。本当にダメだねこの人。周囲がオフボールでチャンスを作る動きとかガン無視。無視っていうか見えていない。もちろんタフショットだって関係ない。

テイタムほどじゃないにしても、アメリカの問題はこういうタイプを多くそろえてしまったチーム構成。残った12人だから仕方ないのか。ビッグネームがいないといえ、真正面からぶつかったら楽勝なんだけど、誰がアメリカのメンバーに正面からぶつかるかよ。

自分で勝負するにしても、せめて周囲の動きを囮にすればよいのに、そういうタイミングじゃないんだよね。結果的にパスもらって力を発揮するタイプは、あまりシュート打てない。

そんなわけで力づくのアメリカ。43-29で前半を折り返します。オフェンス力はない。ディフェンス力で勝負している。もう少し何とかならないんですかねポポビッチさん。テイタムがスパーズにいたら、こんなプレーしていたら叱責してベンチに正座でもさせるんじゃないの?

◉上手くいかないチームオフェンス

チェコからすると、ピック&ロール使ったとしてもスイッチしてマンツーで守られ続けているだけ。スピードのミスマッチだろうが、サイズのミスマッチだろうが関係なく守られてしまう悪夢。

唯一、アメリカの力強いディフェンスを利用するように逆を取るサトランスキーのみが通用している。裏取ったり、またの下にパスを通したり。つまりは正面衝突させないサトランスキー。

まるでジミー・バトラーやベン・シモンズに守られているかのようにタフショットを打つテイタム。いいかい、相手はバトラーじゃないんだ。かわせないってのはどういうことか。裏をかけていないってことだ。

ただ、もちろんそればっかりじゃないわけで、スマートがフリーを見つけてパスを通し、ミッチェルがドライブキックアウトでフリーを作り。ってやるんだけど外しまくる3P。もちろんジョー・ハリスだけはフリーにしないチェコ。

そういうプレーが決まらないから、なおさらチームプレーがないように見えてきてしまうアメリカ。3Q残り3分でスマート→プラムリー→スマート→ハリスってのが、やっときまって初めて流れるような形から3Pになりました。

でも、今度はホワイトのヘジテーションドライブからゴール下フリーのプラムリーに出したら、まさかのゴール下ミスになるプラムリー。個人技から脱却させてくれるスマートとホワイトなのになー。

それでもホワイトのパスからハリスが3P、とみせてディフェンスが寄ってきたのをゴール下のバーンズへ。さらにミドルトンのドライブからホワイトへキックアウト→ドライブでもう一回詰めておいてミドルトンのコーナー3Pにしたホワイト。

ってことで、プレビュー通り過ぎて笑えるアメリカ。スマートとホワイトがいればいろんな形でチームオフェンスが出てくるけど、両方いないとただただ正面衝突しているだけ。タフショットを強引に決める力はあるけど、イージーショットにする力がない選手が混ざりすぎているのでした。

◉読み切れないチェコだけど

18点差で始まる4Q。チェコが先に連続得点して、まだまだ希望をつなぐし、真剣勝負も続きますが、前述のとおり悪夢みたいなディフェンスをしているアメリカなので、失点しまくるとは思えない。ここからはチェコ中心に書きましょう。

チェコは何といってもサトランスキー。上手い、上手すぎる。状況判断、突破力、シュート力、全てを持っているサトランスキー。ウィザーズが手放した理由がわからない存在。かといって気合のブルズに合うかは?

ただ周囲の選手は推し量りにくい部分がありました。なんせアメリカが延々とマンツーで守っていて、しかもこのマンツーがスイッチして、ひたらすら個人と個人で守っている。それにタジタジでしかなかった。

サトランスキーから良いパスが出ているように、しっかりとインサイドとの連携が出来ているチームですが、それをフィニッシュしきれるかっていうと、アメリカが・・・

トルコに利用されたファジーカスのディフェンスですが、チェコのビッグマンが3Pをイージーに決めてくるかっていうと延々とマークしているアメリカが・・・

そんなアメリカ相手にちょっと集中力が切れ始めた4Q3分経過したくらいに、ボコボコ速攻を通されてしまいチェコは諦めました。

見方を変えれば、個人技マックスのアメリカは攻めあぐねていたし、それは集中して守っているチェコの狙いが機能していたからです。基本的にはインサイド重視で守っておき、シューターはアウトサイドも自由にしない。

トルコにスカウティングされていたようにチェコもまた戦い方を考えてくるってことです。ちゃんと予想外のプレーを混ざることが出来ないと苦しくなるでしょう。

最終的にはスコアが開いたとはいえ、しっかりとチームとしての戦い方が出来るチェコでした。チームじゃなくても破壊してしまったアメリカです。アメリカとやるときはテイタムを空けておいて、全部テイタムvs渡邊で仕掛けさせるのがベター。止められる気はしない。

チェコについても言うまでもなくサトランスキーをどうするか。こういう時こそベンドラメなんだけど、誓也を残し、しかも使いどころがあったトルコ戦で使わなかったんだよね。

サトランスキーを止めればチェコの怖さは半減するので、渡邊をぶつけるべきだと思いますが、これまでそういうディフェンス面での仕掛け方はしてこなかったので、やらないかな。ビッグガードなのでいろいろな止め方が出来る渡邊をぶつけてくださいな。そしてそういう戦術パターンの豊富さも必要ですよ。

USA vsチェコ” への6件のフィードバック

  1. テイタムのところメロに変えた方が余程良いんじゃないですかね?割と本気で。
    若い頃は勿論今現在のメロと比べても効果的なプレイができているとは・・・・・・

    1. メロっぽい、と思いきやオリンピック・メロであり、サンダーを経験したメロってのは確かにこのテイタムよりは。
      でも、テイタムは現状ではメロよりも1on1強いですから。

  2. 代表戦ということもあり記事の更新速度が上がって嬉しい限りです。いつも楽しみしています。

    個人的には代表戦通して見てもプラムリーの良さがわかりません。
    身体能力高いのは良いけど、とにかく頭が足りなく、DFでPnRのとき出過ぎて一気に抜かれてしまったりそしてそのあと取り返そうとして余計なバスカンを取られたり。オフェンスでもスペーシングを邪魔していたり、フリーの場所にいなかったりIQの低さが浮き彫りになっている気がします。

    逆に意外と良いなと思ったのがバーンズ。今まではどれも中途半端な選手という感じでしたが、今大会ではDFの良さが目立っている気がします。今日の出来はイマイチでしたが、その前の試合を見るとマンツーのDF力も凄いのですが、ヘルプがほかのメンバーとは抜き出ててTeam USAでスタメンを張れる理由がわかった気がします。

    主さんはこの2人についてどう思いますか?あと主さんが思うTeam USAのスタメンはどの組み合わせでしょうか?
    長文失礼しました。

    1. バーンズについては、普通にそれなりに良いディフェンダーですが、NBAレベルよりも劣る国際試合の相手だと特にしっかり守れます。高さやフィジカルで負けることも少ないので。
      プラムリーはピックプレーなんかは割とうまいですよ。ただフィニッシュのところは雑で、ヌルキッチになってブレイザーズが良くなったのは、もう一歩の落ち着きがあることですかね。
      チームの中にプラムリーのようなハッスルプレイヤーは必要だと思います。ターナーとロペスはちょっと違いますから。だけど、スターターかというとそれは苦しい。そんな認識で良いかと。

      全体的に今回のチームはエクストラパスを出せる判断力に欠けているイメージです。それを持った選手を選びたいので
      スマート、ミッチェル、ジョー・ハリス、ターナー、ミドルトンの5人かな。
      ポポビッチはスターターではなくて、トータルでのユニット構成を考えていると思います。

  3. 確かにテイタムはアレですけど、アメリカ代表っていつも大体こんな感じな気もします。
    バスケの内容が面白いことの方が少ない印象。
    選手たちのコメントや、ポポさんが監督だということで、もろもろ期待し過ぎたのかもしれません。

    正直もっと点が取れないと思っていたので、これから良くなって行くのであれば、結構やるんじゃないかと。

    ディフェンスは硬そうに見えたので、決勝までは行きそう。
    セルビアに勝てるかは…

    1. まぁ確かにね。アメリカって毎回ちょっとねー。面白さはないです。
      その分、スターたちは周囲に気を遣うので、ボール回して3Pみたいなシーンが多かったのですが、今回はそこがないので、なおさら。テイタムについては、いくら何でも、ってレベルです。

      ディフェンス勝負で、そこから走っておけばアンパイなバスケしていますが、ポポビッチだけにもう少し何か欲しい所です。

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