2日続けて登場のナゲッツ。2日で3つもナゲッツについて書く事になるとはね。
既に何度も書いているとおりナゲッツ推しの管理人。ブルズやネッツも推すわけですが、あっちは別に勝てるとは思っていないので内容が面白いだけなのに対して、ナゲッツは勝ってくれないと面白くない。ステージとしては一歩上の存在なのはタレントがいるからなのさ。それを証明して欲しいわけで、激戦のウエストにいるのが狂おしい。
なんと3試合目の登場となるウォーリアーズ。ハッキリ言ってこのブログ的には異常事態。でもさ、サンダー、ジャズ、ナゲッツって恐怖の3連戦だよね。注目すべき試合ばかりだから毎試合観るのも仕方が無い。ウエストは毎日がそんな感じだから3連敗とかしちゃったチームは簡単には浮上できないかもね。キングスとかに負けていたらプレーオフは厳しいね。
本当はホークスvsキャブスを観る予定だったのでトレ・ヤングのハイライトだけ貼っておこう。
◉ナゲッツの珍事
まだ2試合だけなのだけど、今シーズンもまたルール改正があり、オフェンスリバウンドとった後のショットクロックが14秒となり高速化が進み、さらにファールコールが厳しくなったのでフリースローが増えまくりです。ナゲッツは開幕戦で42本も打って、かなり外した。
そんなわけでハイスコアゲームだらけになっているのは知られていますが、リーグで最悪レベルに守れないのがナゲッツなのに、リーグ最少失点という奇跡。サンズ相手にも守れていなかったけど、サンズが外してくれただけ。ただ、ディフェンスのやりかたは変えてきています。
そしてバートンがケガしたことでクレイグがスターターとなり、よりディフェンシブになりそうです。なお、守れない最大の理由はヨキッチの存在。クレイグがデュラントに半歩抜かれると、何一つ助けてくれないヨキッチ。ただし、パスをカットするのは上手い。
ちなみにナゲッツが守れている理由は守れているのではなく、カウンターを食らう機会が少ないミスしかしていないからだと思っています。ターンオーバーからの失点がリーグで最も多かったのが昨シーズン。0ターンオーバーでトリプルダブルしたヨキッチ!
そんなわけでデュラントに張り付くクレイグとトンプソンに張り付くゲーリー・ハリス以外は崩されまくるナゲッツ。しかし、トランジションでフリーなのにカリーもトンプソンも3Pを外すウォーリアーズ。そしてゴール下を押し込めないジョーンズ。良いプレーはしているけど、ジョーンズへの拘りは何なのか?
しかし、ナゲッツもまた得意の3Pが決まらないので、両チームの対戦とは思えないほどロースコアーのスタートに。ビックリするほど決まらないナゲッツ。フリースローも決まらない。
ルーニーが出てくると早速押し込んだよ。そしてヨキッチのアタックもミスに追い込んでいき、ボールを奪ってカウンター。突然打ったカリーの3Pでウォーリアーズが抜け出し二桁リードを奪います。カリーについていけない上にファールしてしまうプラムリー。
Right place, right time. @Loon_Rebel5 w/ the putback slam.
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◉共通の課題
ナゲッツはサンズ戦でクソみたいだったセカンドユニットにゲーリー・ハリスを混ぜてきます。でも抜け落ちたのがビーズリーだから意味があるのかないのか。問題だったのはライルズだし、ポストアップでカリー相手にエアボールしているし。それでもハリスが作る連携からプラムリーが決め、速攻でハリスの3Pも決まります。
ヨキッチがいなくてもプラムリーを使って連携を生み出すゲーリー・ハリス。ヨキッチが凄いだけではなく、マレー、ハリス、ヨキッチが作り出す連携が凄いのがナゲッツ。それをベンチ陣もマネ出来るからチームとしてのシステムもある。
M
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A
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S
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E pic.twitter.com/nzwzTQcCWv— Denver Nuggets (@nuggets) October 22, 2018
ウォーリアーズもセカンドユニットが課題。とはいえ、イグダラが戻ってきて、ジャズ戦ではジェレブコの大活躍があったので、そんなに悪くない感じにはなってきました。リビングストンはいない。しかし、肝心のトンプソンが抑え込まれていきます。抑え込まれているというか難しいシュートを強いられており、でもそれを決めるからトンプソンともいえるし微妙。
ガマン出来なかった感じでデュラントを戻しますが、トンプソンがサイドラインを踏んでしまったりと、あまり上手く行きません。仕方ないから1人で何とかするデュラント。本当に1人で何とかしてしまうから困る。頼むからホークスに移籍してくれないかな。
Beautiful finish by @KDTrey5
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Defense ➡️ Offense @KDTrey5 ➡️ @andre 2⃣
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ALWAYS BACKWARDS DUNK pic.twitter.com/T8WDIwn09K
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結局2Q残り6分で3点差に。それまでハリス以外はベンチメンバーで戦ったナゲッツ。酷かったセカンドユニットで上回われて助かったのでした。ハリスとプラムリーで何とかしていた感じ。
落ちても落ちてもリバウンドをとるミルサップだけど、追いかけて追いかけて止めていくルーニー、イグダラ、ベルというウォーリアーズ。わかりやすいのはオフェンスはデュラントがボールを持ち、カリーが動いて2人でやる形にして、ディフェンスを強化しました。トンプソンが戻ってきても似た感じ。それは上手く行ったのだけど、困ったことにクレイグに追い回されるデュラントは決まらず、イグダラはファールコールに慣れておらずで、フリースローがかさんでいきます。
もちろんフリースローが増えるのはウォーリアーズも同じで、今シーズン良く出てくる退屈な試合に。フリースローの打ち合い。
2Qは12本中11本のフリースローを決めたウォーリアーズでしたが、その時間が長すぎるのかFG6/19と散々。リズムを失わされた気もします。主に外したのはトンプソンなので、ディフェンスの強さと自身の不調さと、そしてチームにリズムがない形。本来はトランジションがお得意のチームだけに、フリースローが多くなるのは、リズムが生まれにくい気がします。
一方でフリースローが4/10しか決まらなかったナゲッツはFG52%とアシスト8なので、楽に打てたシュートと、ファールされると全く決まらなかったのと。
つまりはこの内容で勝っていてラッキーなウォーリアーズ。フリースローの多さはリズムを失わせたけど、フリースローの正確でリードを奪ったのでした。何とも言えないね。
G has 12 at half!#MileHighBasketball pic.twitter.com/LP13mH1dRg
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◉ナゲッツのディフェンス
後半に行く前に、前半のウォーリアーズが止められた理由と、ナゲッツのディフェンスが機能している理由を少し考えましょう。題材にしたいのはこのカリーの4ポイントプレー。
Count it! 1, 2, 3, 4 point play for @StephenCurry30
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内容的には難しいシュートを良く決めたカリーなわけですが、もう一歩手前から見てみましょう。
カリー&ベルのピック&ロールに対して、ミルサップはショーディフェンスしており、マレーと2人でカリーを止めに行きます。ここを出ないと決めてくるのがカリーの厄介かつ理不尽さ。そこでカリーは適切にベルにパスを出すのですが、ここが問題➀ドフリーで良い選手がいる
ドフリーのベルですが、ぶっちゃけ「ドフリーでも問題ない」と各チームが判断しています。ここがウエストやジェレブコだとイージーシュートです。ベルはルーニーにパスを出しますが、プレー判断としては不正解です。
パスを受けたルーニーですが、囲まれてしまいます。ここがポイント①ナゲッツは収縮が早くなりました。特にミルサップは自分のマークマンなんかムシです。これが別にこのプレーだけでなく、ミルサップはめちゃくちゃヘルプが早くなっています。抜かれまくるガード陣に慣れたのかもしれませんし、ヨキッチの動きがわかるようになったのかも。動きなのか動かないなのか。
デュラントに張り付くクレイグまで収縮しており、チームとしてこの速さを求めている気がします。そこで問題②があり、ベルはルーニーではなくデュラントにパスすべきでした。裏をかけていません。
それでもルーニーは見事にカリーを見つけました。素晴らしいルーニーと褒めるところです。そこでポイント②なんでマレーはカリー番をしていないのか。ハリスと違いディフェンスの甘いマレーがやらかしているのがナゲッツの弱いところ。そしてこれでファールトラブルになって、ベンチからモリスが出てくるとカリーに対してハードディフェンスでシュートを決めさせませんでした。
おまけでもうひとつ。カリーがモリスを何とか振り切るけど、バックドアなのに収縮の早いナゲッツであり、モリスがリバースレイアップにさせたことでブロックが成立してもいます。
Torrey's having none of what's being served tonight.#MileHighBasketball pic.twitter.com/F8ZE0bW9NQ
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サンズ戦では好き勝手にコーナーにパスを出されており、ナゲッツのディフェンスなんてそこまで評価するほどではないのですが、良い部分は間違いなくあったわけです。
・収縮が早い。特にミルサップのヘルプが素晴らしい。
・モリス、ハリス、クレイグがエースを追い回す。
そして後者にはウォーリアーズだからこそ通じやすい理由もあります。ウォーリアーズのオフェンスにある特徴と問題は
・カリー、トンプソン、デュラントが殆どのシュートを打つ
・サポートキャストの判断力が甘い
本来、「収縮は早いけどフリーの選手が頻繁に生まれる」のがナゲッツの悪さなのですが、ウォーリアーズにはフリーにして良い選手が3人くらいコートに立っていることが多いわけです。しかし、フリーにしたらさすがにイージーシュートを決めてくるけど、それは収縮の速さで対応している。
文字で書くとこんな感じですが、まぁベルがルーニーへのパスをしっかり通していれば収縮は間に合わなかったので基本的にはベルが悪い。
しかし慌てなかったルーニーはしっかりとカリーをみつけて3Pを決めさせたけど、それはマレーが油断しなければフリーは生まれなかった。しかも「あっヤベっ」とファールのオマケもつけた。
どっちもどっちだけど、モリスが示してくれたのは追いかけ回せるディフェンス力と、収縮の早い選手がいれば対策しやすいって事ね。
◉怒りのデュラントと怒らせたハリス
後半も3人が追いかけ回され、ドフリーだけど何も出来ないドレイモンドでスタートします。そしてマレーだけは時々追いかけきれないっていうパターン。そしてドレイモンドのスクリーン、ジョーンズの走りながらのブロックで足を痛めてロッカーへ。
トンプソンがやっとミドルを決めますが、今度はカリーがエアボール。デュラントがドライブしてハリスにボールをはたかれるとレフリーにクレームしてテクニカル。まぁファールなんだけど、明らかに見えない角度のレフリーにクレームしているし、そもそも良くある話レベルのファールにしか思えないので沸点が低すぎるデュラント。
今回は明らかなミスコールだけどね。まぁクレームしてテクニカルくらい問題ないさ。テクニカル食らった後で関係ない選手を後ろから殴るデュラント2世よりは遙かにマシ。
Gary Harris' reaction to KD's tech 😭 pic.twitter.com/qsnjvbCIof
— Bleacher Report (@BleacherReport) October 22, 2018
これで怒りのデュラントが1人でやり始めます。それでも決めるから凄いのだけど、ファールをした方のハリスが返していくので面白い。
そしてデュラントがミスするとリバウンドからヨキッチがパス一本で速攻に。マレーも元気に戻ってきてナゲッツのペースになり始め、と思ったらイグダラが冷静にルーニーとのコンビで決め返し、と思ったらライルズがイグダラの隙をついてアリウープ。
やっとオフェンスの戦いになってきた。そして今度はファールトラブルでベンチに下がるマレー。モリスになったからディフェンスに移行するのか。
STOP
ON
A
DIME pic.twitter.com/ijI3yCNjfP— Denver Nuggets (@nuggets) October 22, 2018
some fall
some dunk pic.twitter.com/scNgaITypB— Denver Nuggets (@nuggets) October 22, 2018
ちなみにナゲッツの動画の方が多いのは単にウォーリアーズの公式がアップしていなかったからです。
◉「量」で上回ったナゲッツ
セカンドユニットに移っていく中で慌てないナゲッツがしっかりとドライブ&キックアウトを繰り返し、エルナンゴメスとモリスの3Pでリードを奪います。一方でデュラントとトンプソンをベンチに戻したため、カリーしか決まらないウォーリアーズ。
ひたすらカリーを追いかけていくナゲッツと本当にこれどうするんだ状態のウォーリアーズ。カリーに文句をつけるポイントはなく、本当に他の選手をどうするのか。選手の「量」で完敗しています。たまにルーニーが決めるけどプラムリーが取り返す。他の選手よりは良いけど、そもそもプラムリ-クラスではないからね。あと役に立っていないドレイモンドは3試合目だぞ。
それでもトランジションでなんとかフリーになると3Pを決めるカリー。本当によく走るし、そんなに走って良く決まるよね。どうしようもないから、だったら早撃ちしちゃえ、みたいなカリーのシュートが外れて、モリスがレイアップを決めて10点差で3Qが終わります。
プレシーズンで素晴らしかったナゲッツのセカンドユニットは、開幕から働きが悪かったものの、ここに来て力を発揮し始めました。開幕から不安要素だったウォーリアーズのセカンドユニットは、ここにきて問題点を露呈しました。なんでジェレブコを出さなかったのかも謎。
Got the touch. pic.twitter.com/sCyLbsnBfM
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◉接戦になる試合ではない
4Qはイグダラ、トンプソン、デュラント、ドレイモンド、ジェレブコでスタートするウォーリアーズ。これは納得のユニットだし、まぁそれが必要ってことなのでしょう。トンプソンの3P、デュラントのドライブで点差を縮めていきます。
ただ、本来はディフェンスの強いユニットのはずが乱れが発生します。うっかりしたジェレブコの裏をビーズリーが使い、ヨキッチの3Pにファールしてしまうイグダラ。堪らず2人を交代させてカリーとジョーンズをいれます。なんでそこまでジョーンズなのか?ジョーンズとの1on1を選択するヨキッチ。
さて、次第に前半同様の形になっていきます。やりあうトンプソンとハリス、デュラントに密着するクレイグ。そして1人だけマレーのマークが甘いカリーが次々にシュートを決めていき、あっという間に4点差に。
#StephGonnaSteph
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まぁマレーが対人で抜かれるのではなく、オフボールのカリーから目を離しすぎです。それはちょっと普通のディフェンス力とは違う部分ではある。
トンプソンがバックドアを決めますがハリスがサーカスショットを決めます。一進一退になって来る中で、残り5分でジョーンズ→イグダラで例のハンプトン5に。今シーズン初めてかな。
ハリスが落としてもミルサップとクレイグがリバウンドを拾って簡単には機能させないナゲッツ。しかし、フリースローを外しまくります。なんと4Qは6/12と半分がミス。イグダラのフロッピングにレフリーが騙されたりして、今度はフリースローによってリズムを乱したのはナゲッツ。自業自得。
カリーの見事なカットプレーを収縮の速さで止めたのに、その次にトンプソンのカットが決まります。またマレー。それだけスペースを上手く活用しているウォーリアーズなのですが、イグダラは誰もいないところにパス。本当にあのプレーオフだけ活躍したのは何だったんだ?
カリーの見事なフローターが決まり、残り2分で2点差に。今度はコールしてもらえなくなったのはナゲッツ。マレーのカットプレーに対し、身体が当たっているけどノーコールで、そのカウンターでイグダラのダンクが決まり同点に。こういうカウンターを食らうのがナゲッツだし、食らわせるのがウォーリアーズ。それが少ないからナゲッツに勝機が広がっています。
ナゲッツの選択はヨキッチ&ハリスなんだけど、ハイプレッシャーするトンプソン。ドノバン・ミッチェルを止めたのは見事だったけど、ハリスの嫌らしいのはそれがオフボールムーブだということ。抜け出されそうになって手で押さえたトンプソンにファールコールされます。でも、フリースローを1本しか決めないハリス。
ウォーリアーズはパスの連続でゴール下のドレイモンドに渡すも、またも収縮の早いナゲッツが潰します。ここでパスアウト出来ないのが今シーズンのドレイモンド。ハリスのシュートが外れるもカリーも外して1点差は変わらず。
残り11秒でマレーのレイアップが外れるもミルサップがオフェンスリバウンドからファールを貰い・・・またフリースローを1本外します。
2点差でウォーリアーズのオフェンス。ここでヨキッチを下げてエルナンゴメスを出すナゲッツ。
イグダラを下げジェレブコを出すウォーリアーズ
その結果はドレイモンドにファールするマレー。フリースローを1本目を決めるドレイモンド。2本目の前にリバウンド要員でジョーンズをいれるウォーリアーズ。これがはずれてジョーンズがとりかけるも、後ろから跳んできたハリスがはじき出しマイボールに。
ファールゲームはフリースローの得意なマレーに。でも1本外すマレー。おいおいおいおい。
JUANCHO HERNANGOMEZ: DEFENDER OF ALL THINGS GOOD pic.twitter.com/X9AYwdUVyX
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最後はカリーが持ち運び、ゴール下のジョーンズに出したものの、後ろからエルナンゴメスがブロックしてタイムアップになったのでした。この時何故かクレイグではなく、ヨキッチがコートにいる謎采配が表沙汰にならなくて良かったね。
〇フリースロー
ウォーリアーズ 19/24
ナゲッツ 24/42
さすがにこの確率で勝ったらダメでしょ。2点差の試合ですが、15点くらい離れても良かったのでした。というわけで、実質は、まさかのディフェンスで勝利したナゲッツでした。
FGアテンプト79本のうち、カリー、トンプソン、デュラントで58本を占めたウォーリアーズ。ベンチメンバーは12本のみ。ナゲッツはベンチメンバーで31本を打ちました。
連戦となったナゲッツはハリス以外のスターターのプレータイムを減らし、ベンチメンバーで対抗していきました。ちなみに前日は本当に酷かったベンチ陣だったので、それでも起用した勇気が上回ったと言えます。しかもハリス以外は全員ベンチというのが基本の組み方。連携を生み出すハリスの良さを波及させたセカンドユニットに。
比べるとウォーリアーズは単に層が薄いのではなく、「このメンバーで何をするべきか」という形がなさすぎました。個人的にトンプソン+ウエストの2Q序盤のユニットが好きだったのですが、そんな良さは何も感じなかったのでした。普通にジェレブコで良いと思うのですが。
まだ3試合目。されどシボドー並みにスターターを酷使している3試合目。
◉MOMはミルサップ
28点、0ターンオーバーと大活躍だったゲーリー・ハリス。管理人のお気に入り選手は、お得意のオフボールムーブで連携を生み出し、ディフェンスでトンプソンを抑えに行く大活躍でした。それって誰に似ているかというと、トンプソンね。
ヨキッチが目立つけど、ハリスのこの能力は「自分で何とかする」ガードが多い中でとっても貴重であり、ナゲッツのオフェンスを彩っています。言うなれば能力の高いイートワン・ムーア。
Gary Harris (28 PTS) and Nikola Jokic (23 PTS, 11 REB, 6 AST) led the way for the @nuggets as they pulled out the win over the Warriors! #MileHighBasketball pic.twitter.com/sVf8fMp3ih
— NBA TV (@NBATV) October 22, 2018
しかし、MOMを選べと言われたら、ディフェンスで勝ったのだから中心にいるミルサップにしましょう。まぁフリースローを3/8とやらかしたので帳消しなのですが。
昨シーズンのナゲッツの問題点はミルサップが全く機能しないこと。もうそれはそれは問題外に。そんな事も書いたよね。では、今シーズンになって改善したかというと別に。FG30%を切るお粗末なスタッツです。
なんだけど「ジャマ」はしなくなりました。そして何よりオフェンスリバウンドへの参加能力の高さが光ります。おそらくミルサップは「こいつらに融合するの無理」と判断し、その代わりに自分が出来るハードワークを全て受け持つ気持ちなのではないかと。本当にあちらこちらに顔を出すようになりました。
それはディフェンス面で更に光ります。どこであってもヘルプに顔を出すのはミルサップ。超献身的だし、これがまた上手いよね。このトンプソンのダンクのシーンなんか、ミルサップが追いかけるようなシーンじゃないのに。反応が早い。
OK @KlayThompson!!!
📺 @NBCSAuthentic pic.twitter.com/ekw50Wo67G— Golden State Warriors (@warriors) October 22, 2018
マレー、ハリス、ヨキッチが作り出す魅惑のオフェンス。そこに加わるディフェンダーのミルサップとクレイグ。そんな構図になっています。このミルサップが誰に近いかというとドレイモンド・グリーンね。オフェンス専門職のヨキッチとの分業制を敷くことにしたみたいです。
なお、ディフェンスで足を引っ張ったマレーはFG0/9。でも前日は26点。
守れた理由はターンオーバーが僅かに10しかなく、速攻の失点を11に抑えたから。それはミスをしないヨキッチと、オフェンスリバウンドに絡んで速攻の起点を作らせなかったミルサップとクレイグの頑張りだと思うのでした。
ディフェンスとセカンドユニット。弱点だった部分を修正しているのかどうか。まだ3試合しかしていないぜ。
◉ウォーリアーズ対策は進むのか
負けておかしくなかったジャズ戦をジェレブコで救い上げ、負けて当然だったナゲッツ戦はフリースローで同点のチャンスまで辿り着いたウォーリアーズ。セカンドユニットのアレもあるけど、課題になるのはディフェンス面。これもスターター以外の話。
どうしても1枚足りないのはパトリック・マッカウの穴になるのですが、正直、なんで拘っているのだろうか?
もうあんなやつ捨てちゃいなよ。ロスター枠1つ空けて待つほどの価値があるのかどうか。プレータイム得るチャンスがある他のチームに行きたいから揉めているのだろうし、ノーギャランティーで誰かと契約すればいいのに。
そんなディフェンス面はほぼ自分達の問題ですが、オフェンスの方はカリー、トンプソン、デュラントをどう止めるかに注力しているチームが増えてきました。選手層で勝負されると苦しい所を、まぁそれでもカリーとデュラントが個人で何とかしてしまうわけですが、どっちかがケガしたらと思うと怖いよね。
なんとなく進んできたウォーリアーズ対策ですが、結局は個人で止められるのかどうかと言うのが大切。そんなディフェンダーを抱えているチームじゃないと簡単ではないし、この3試合はそんなディフェンダーがいるチームばかりでした。ナゲッツはディフェンダーのいないチームなんだけど、運悪くバートンのケガでクレイグが登場し、そしてベンチからモリスが出てきたのはビックリだ。
もう3試合連続で観たので、しばらく避けたい。次はペリカンズ戦あたりかな。その間にもう少し整備してくるでしょう。さすがにローテーションの組み方がマズすぎます。何がしたいのかハッキリさせないとね。
ベーシックなパスをミスしたジョーダン・ベルが今のウォーリアーズを物語っている気がしました。
ナゲッツファンなんで、2日連続は嬉しいです。しかも分かりやすい。ミルサップとクレイグのディフェンスは注目していきます。ハリスは本当に凄いですね。ヨキッチとの相性も良く見えます。最初の頃は3&Dのいいロールプレーヤやになってくれればと思っていたんですけど、ここまでの活躍とは。ミッチェルをトレードしちゃったけど、そこまでショックじゃないのはハリスの存在のおかげです。ミッチェルいたらどうなってたのかな。
まぁトレードばかりは仕方ない。どのチームも実力を測れないからクズマとハートは残ったわけですし。そしてMPJも。
ミルサップはなんか気がついたら、どこにでも顔を出していて、コーナーで待っていた様な昨シーズンとの違いを感じます。ミスが減ったヨキッチと、ディフェンス力を上げてきたハリスと、このプレーが安定すればシュートの調子に頼らず勝てる様になれそうですが、まぁ3試合じゃわからない。
ナゲッツの開幕ダッシュ嬉しすぎます。
それにヨキッチ以外はシュートタッチがそこまでよくない中での連勝スタート!
このまま5連勝くらいは行けそうな気もしてます!
ただ、今日くらいモンクが良いと、トーマス復帰したらどうするんでしょうね?ポータージュニアも早く見たいし。
贅沢でいい悩みですが。
ポーターは来年以降ですね。良いプレーをするならプレータイムは短くてもスターターに入れるかもしれません。クレイグなら交代させやすい。
モンクとビーズリーが良いとは思っていなかったので、トーマス君はコートサイドになるのかなぁ。何よりディフェンス頑張るなら穴になる選手ですから。
デュラントにファールした後のハリスの顔(笑)
ナゲッツの火力に安定性が加わったらほんとに強いチームになりますね。
主力3人のサラリーで苦しむ前に優勝する姿が見たい!
主力3人のサラリーはそんなに問題なく、それ以外が問題ですね。マレーがあと2年なので、それはミルサップ契約が切れるので、何とか。
でもオーナーがラグジュアリータックス拒否の姿勢を貫くなら3年後は難しい。
マッカウについては上が引っ張ってきたので、育成失敗を認められないプライドの
問題だと思います。
KD加入後にGSWは2連覇したのですが、それでカーや上層部の名声が高まったとは
言い難い。ルーニーに次いでミニマムクラスから育て上げる力を見せたいのだと思います。 勿論推測ですが。
モンクはホーネッツですよ?
ナゲッツにいるのはモンテ・モリスでしょ?
イグダラ以外が寂しいSFのポジション。。
マッカウの代わりはに獲得するとしたら誰がいいと思いますか??
こないだペリカンズ行きになったウィスリー・ジョンソンなんか良かったですね。あとはサンズをクビになったリードとか、堅実にいくならニック・ヤングで良いわけで。
ナゲッツのクレイグは昨季、下部リーグから突然現れましたし、クックだって同じく。探せば何処かにいるような。
スパーズと契約出来なかったヒューステスが1番しっくりきそうかなぁ。
ナゲッツファンなので連勝は嬉しいですが、DFで勝っているのは見慣れない、、、笑 ファンとしては不安定さもハラハラさせてくれる魅力です。
ファンチョーエルナンゴメスも、良いディフェンダーだと感じました。KDにもちゃんとついてたし。
クレイグはオフェンスはまだ遠慮?というかカットオフして、スペーシング待機ばかりで、ヨキッチやガード陣からのパスアウトも少ない気がします。少ないシュートチャンスをしっかり決めて、信頼を得て欲しいですね!
追いかけ回す精神は昨シーズンを上回りますが、ミルサップの個人技疑惑が結構あります。そしてマレーのうっかりが目立つのでした。
クレイグはまぁあんな感じです。ドライブとかさせて活躍するなら、もっと早くNBAに来てますよ。
ただ、カッティングが出来ることがナゲッツで生き残れる重要な能力だった気がします。
そしてミルサップと2人でオフェンスリバウンドへの参加が素晴らしかった。それが失点を減らしてくれましたが、HCがどう考えているのかな。