NCAAトーナメントが始まったのでハイライトを見る機会も増えてきました。どうせすぐに忘れてしまうので、感想を書いておきましょう。まずは1位候補でもあるAJディヴァンツァについて。
206センチのウイングであるディヴァンツァですが、同じくドラフト候補のシューターRichie Saundersが離脱していたこともあり、メインハンドラーとしてアグレッシブに得点を取りに行きました。1年生のウイングがハンドラーとして仕掛けるというのは珍しい気がするし、ある意味ではNBAにきて担う仕事を試された形なので、非常にポジティブです。
従来であればフィジカルなフィニッシャーとしてのプレーがメインだったけど、ピック&ロールを仕掛けることもあり、かなりハンドラー寄りになっていたわけですが、このプレーメイクはまぁ下手くそ。チーム事情と相手のディフェンスも関係するので一概には言えないけど、基本的には「ツーメンゲームを仕掛けている」というよりも、「自分が打つためにディフェンスを乱している」形でした。
でも、それは悪いことではありません。全ては経験だし、こういう仕掛け方も出来るだけでも、少し評価は上がります。ここで華麗なるプレーメイクまでしていたら、絶対的な1位になっていただろうしね。
ディヴァンツァは長短問わず、自分で仕掛けて積極的に打っていきました。しっかりとミドルレンジのシュートも打ち切れるマインドも良い。破壊的なドライブアタックができるから相手ディフェンスが引いていた面もあるので、状況を見てジャッジしたといえます。今のNBAでエースをするならば最低でもシュートレンジのジャンプシュートを武器にする必要もあり、申し分ない能力を見せたと思います。
今シーズンの3Pは33.3%と少し低いし、フリースロー77.4%なので、シューティングは改善の要素があります。でも、悪くはないし、FG51.0%なのでトータルでは十分な精度。ウイングエースを育てる気持ちがあるチームならば間違いなく1位指名すべきって感じです。「育てる」気持ちがあるならだよ。
フィジカルなアタックからのフェイダウェイ、そしてステップを活用したフィニッシュ。
柔らかいフィンガーロールも持っているので、スキルセットとしてはウイングエースに相応しい。もう少しハンドリングは上げたいし、判断能力はまだまだだけど、身体能力マックスで勝負しているわけじゃないところも魅力です。