ハイパー・ロールなレブロン

デッドラインでケナードを獲得し、けが人も戻ってきたレイカーズは、なんだか様子がおかしい。レブロンが完全にロール役に位置づけが変わり、ハンドラーしなくなったスマートがハードワーカーとしての色を強め、ムービングシューターとしてケナードがいる。

従来:ハンドラーの仕掛けとボールを待つロール役
変化:ハンドラーの仕掛けとオフボールでギャップを使うロール役

なんとも大きな変化。特にスマートが起点じゃないからボールムーブもスムーズだしね。ドンチッチとリーブスから始まることに何も変化はないものの、レブロンとスマートが中継に入ることが増え、ポジションをずらしていくのでオープンショットが増えました。動くなっていう指示は何だったんだろうかってくらいにね。

うーん、劇的。これの面白いのはレブロンとスマートという3Pが大してうまくない選手がいることで、3P全体が良くなったという事。3月は37%決まっているし、明らかに3Pが向上しました。ただし、スマートとレブロンの確率が高く、それを信用していいのかは疑問が残ります。

しっかりとオープンショットが増えた分は信用していいんだけど、スマートの確率はどうにも信用できないよねぇ。一時的なもので終わるのか、それとも最大の弱点がストロングポイントに代わるのか。
そして、この3Pが決まったことに反してドンチッチのアシストは伸びていません。それだけワンパスではなく複数のパスからの3Pになっているということ。

これはちょっと面白い現象だよね。1人ひとりのアシスト数は驚くようなものではないのだけど、全員そろってアシストが増えているのは珍しい現象です。そして、これってシューター集めのチームへのアンチテーゼというか、レイカーズへのアンチテーゼにもなっていて

あぁ多くのチームが失敗しているのに、まさかレイカーズがプレーメイク側で成功するとは夢にも思わなかった。なんせ動かない事こそがレイカーズのアイデンティティみたいなものだし、運動量の足りないエイトンなんかもいるしさ。
特に象徴的だったのはロケッツ戦の終盤で、ドンチッチがアメンに張り付かれているのでサイドラインによってリーブスに任せると、そこからサイドのスマートへ展開。スマートは逆サイドのレブロンへと横断パスを出し、受け取ったレブロンはアメンがカバーに来たのを見て即座にドンチッチへ。そこで3Pが決まるのですが、フロアの状況を見て横断パスを出せるスマートと、パスを受け取る前に状況判断しているレブロンのエクストラパスというのは、とてもとてもレイカーズらしくないし、パサーが揃っているからこそできる形でした。

ってことで、この変化で大きいのがレブロンの存在。動かないハンドラーの代表格だったのに、レイカーズで最も走る選手へと変わり、ディフェンスのギャップに飛び込みつつ、周囲の状況をみて展開する。41歳になって急なロールプレイヤーへの変化はレイカーズの好調を支えています。

ハイパー・ロールなレブロン” への1件のフィードバック

  1. ゴール下を押し込めなくなった時がレブロンの引退の時かもしれませんね。

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