◎ディフェンスの悩み
ホーバスジャパンではピック&ロールを仕掛けられたら「お願いホーキンソン」になっていきました。スイッチすることは出来ないけれど、ホーキンソンにはハードショーディフェンスをしながら、自分のマークも離してはいけないという役割が与えられました。それこそアジアカップでは、その弱点を明確に突かれ、ロールマンプレーで粉砕されています。
新たに吉本ACでディフェンスを構築することになったわけですが、試合序盤からカークがハンドラーにダブルチームを仕掛けてファールするなど、かなりアグレッシブにハンドラーを潰す形を選択しました。このディフェンスにより中国はフィジカルな圧力にハンドラーが困っていき、サイズのある中国のビッグマンにパスが通ることはありませんでした。
試合中盤はぶっ飛ばして、終盤になるとツーメンゲームからビッグマンのインサイドへ合わせる形が連発されました。中国が慣れたこともありますが、日本は足が止まっており、プレッシャーをかけきれませんでした。特にカークは完全なスタミナ切れです。それを周囲でカバーすることも出来ませんでした。
それだけでなく前半には見られなかったペイント内でのファール自体が増えており、純粋なドライブにも間に合わなくなっていったわけです。Bリーグでやっていない問題もありますが、それ以上に
このディフェンスをするにはスタミナが足りない
という状況が生まれています。ここでいうスタミナは単なる持久力ではなく、この強度のプレーを続けることが簡単ではないってことです。強度が高すぎて持たないぜ。じゃあプレータイムシェアすればいいかというと、交代したら各ポジションにディフェンス力不足の問題も出てきてしまいます。カークのところはヒューが良かったこともあって賄えるのですが、馬場やワタナビーのウイングが足りないよ。
またファールトラブルも多発しました。カーク、シェーファーと続いたし、馬場もファールトラブルに。プレータイムシェアしていてこれなので、割と厳しいです。ヒューがケガで離脱してしまったので次の韓国戦は更に厳しく・・・ホーキンソンを起用すればいいだけか。
ディフェンス強度は事前に重視されていた点ですが、強度を高めすぎたようにもみえます。間に合わなくてのハードファールもあったし、ちょっと全力疾走しすぎというか、日本人の生真面目さが出すぎかもね。戦術的に崩されていた問題を解決にいった点は成功したけど、ムリゲーなディフェンスシステムになってしまったというね。
理想に現実が追いつかないシステムだった
また、コーナー近辺に展開されると間に合いませんでした。この3Pを中国が外しまくったので問題になりませんでしたが、前へと圧力を強める分だけリスクは生まれています。リバウンドなんかは悪くなかったので取捨選択なわけですが、後半の中国がトップからの3Pを連発してきたのに対してアジャストしきれなかったなど、対応力には不安が残ります。
あと、例によって小さいPGが上から打たれてしまう問題は続くので、オフェンスメリットの小さいPGは使わなくて良さそうな気がしてきます。かといって、そもそもガードディフェンダーが足りないってのはホーバスもラマスも問題視していたので、総じて日本全体の課題だよね。「サイズ不足」っていうけど、それと「ガードのサイズ不足」は違うからなぁ。