連勝が止まったペリカンズ。まぁアンソニー・デイビスいなかったし。38勝27敗なので残りが10勝7敗ならばプレーオフは大丈夫そう。
好調を維持するジャズ。36勝30敗。この勝率で10位とかおかしいわ。残り10勝6敗だと微妙なのか!?
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ペリカンズの連勝について書いたら直ぐに負けました。その理由はアンソニー・デイビス不在だからでしたが、もう少し言えば相手がウィザーズなので早い展開をしたところで、相手からしても好物だったわけです。
今日の相手はジャズ。早い展開に対応は出来るけど好きなわけではありません。ジャズが自分達のコントロールオフェンスを貫けるか、ペリカンズがハイペースに巻き込むかは1つの分かれ目です。
それは4Qくらいになってジャズの足が止まるかどうかです。
最近のジャズを観るとゴベール大活躍ですが、それはあくまでも3人のガードによるプレーメイクが怖くて合わせのゴベールです。ゴベールは高さは素晴らしいけど、タイミングが良いわけではないので個人で止める相手に対しての不安があります。
それはアンソニー・デイビス。上手くいっている中でジャズがどう対応するかは見ものです。それは前半くらいには出てくるでしょうが、一方でゴベールとの対決が増えると4Qにアンソニー・デイビスのスタミナが残っているのかも注目です。
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◉ペースはペリカンズ
フェィバーズが早々に3ファールになります。これはジャズにとって痛手です。ゴベールの代役にして走れるビッグマンがいなくなると苦しい。
そもそもゴベールはアンソニー・デイビスのアウトサイドに対応できません。最近は4割決めている3Pにノーチェックというわけにはいかないし。そこにはフェィバーズが対応するわけです。
ペリカンズはいつも通りミスを交えながらも早い展開を進めていきます。ペースの奪い合いとはいえ、早くシュートしてしまうのは自分達の自由だし。
一方のジャズも割と早く攻めます。理由はペリカンズのディフェンスが機能しないから。結構プレッシャーをかけてくるのですが、簡単に抜けてしまう。でも抜けるとアンソニー・デイビスが待っているというペリカンズペースなスタートになります。
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◯1QのジャズのFG
チーム 10/29
イングルス 6/6
FG34%と悲惨だったジャズ。しかしイングルスはいつも通りパーフェクトでした。他の選手は17%って!
今季のジャズは1Qの平均FGアテンプトが21.7本です。つまりかなりのハイペースを強いられている事になります。
それでいてシュートが決まらないのだから、完全にペリカンズのペースに巻き込まれています。
◯1Qのゴベール
4点 FG1/6
◯1Qのアンソニー・デイビス
2スティール 3ブロック
その理由はアンソニー・デイビスによるゴベール封じでした。ロブパスをカットし、シュートをブロックしとゴベールのFG%以上に止めた事で次第にジャズのオフェンスは3P中心になっていきます。
ペリカンズは守れないので3P決められたら終わりですが、ロングリバウンドが早い展開というのも1つの狙いになっていそうです。
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しかし、全てがそんなに上手くいくものではありません。ジャズのディフェンスはペリカンズのオフェンスを止めていきます。
◯1Qのペリカンズ FG36%
ペリカンズがシュートを落としてくれた事もあり、しっかりと止めるようになっていたジャズディフェンス。スティール0だけどイージーシュートは打たせませんでした。
早くシュートに行くペリカンズですが、そんな簡単にフリーにはしないジャズでもあります。
29-23とジャズリードの1Qになります。レーティングにするとジャズでも99なので、ペースは非常に早いけど中身はディフェンスの1Qになりました。
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◉1人舞台のアンソニー・デイビス
フェィバーズに続きウドーも3ファールになります。プレータイムは僅かに2分。得点と違いペリカンズ優勢になっています。
そしてミロティッチが速攻を押し込んで、2Q始まってすぐに得点でもペリカンズが追いつきます。
しかしアンソニー・デイビスがベンチにいると攻守に決定力を欠くペリカンズ。次々とネトがドライブを決めてジャズはリードを奪い返します。クラウダーが3Pを外しまくらなければ点差はついていたはず。
アンソニー・デイビスが戻ってくると、やっぱり大暴れです。抜いても抜いてもシュートを決められないジャズ。
そしてアンソニー・デイビスに3Pのワンフェイクからドライブされるとファールでしか止められないゴベール。
◯2Qのアンソニー・デイビス
6点 3リバウンド
1スティール 3ブロック
またもブロックしまくり、ジャスにオフェンスを成立させませんでした。フェィバーズならばミドルもありますが、ゴベールなら中を守っておけばガードのドライブもゴベールも止められる状態です。
◯2QのFG
ジャズ 8/26
ペリカンズ 11/22
◯2Qの3P
ジャズ 1/10
ペリカンズ 2/5
そして3Pしか手段のなくなるジャズが外しまくりました。もちろんイングルスには強めのマークで打たせませんでした。
逆に前半最後にホリデーが決めた3Pでペリカンズが51-48とリードして前半が終わります。
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ジャズはとてもジャズらしいのですが、それを個人で上回ったアンソニー・デイビスでした。恐ろしき存在感でした。
確かにジャズは3Pを外しすぎなのですが、そこには抜かれるのが怖くないペリカンズディフェンスがジャズのパッシングを防いでいる理由もあります。プルアップが多いので確率は落ちてしまいます。
『速さが高さを駆逐する』のが現代NBAでそれを逆手にとるようなジャズなのですが、『全てを駆逐するのがアンソニー・デイビス』というような前半でした。
ジャズはディフェンス力で何とか接戦に持ち込んでいます。あとはハイペースがどんな影響をもたらすのかです。
ハイペースでジャズが息切れするのか
働きすぎのアンソニー・デイビスが息切れするのか
ほぼペリカンズの都合なのでペリカンズペースなわけです。
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◉スーパーエース
ルビオが珍しい判断ミスを連発して3Qが始まります。ペリカンズディフェンスにハマっていきます。しかし、ペリカンズもやっぱりジャズディフェンスを攻略できません。アンソニー・デイビスの個人技を除く。3Pも決まれば、コーストtoコーストも決めてペリカンズが9点リードします。
◯3Qのアンソニー・デイビス
11点 3リバウンド
3ブロック
信じがたい大活躍ですが、チームとしてはジャズをファールで止めるシーンが増えてきます。ファールでしか止められないのではなく、ジャズが困っているのでついつい完璧に止めたくなる心理になっているペリカンズ
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後半のジャズはエースのドノバン・ミッチェル感が増すのですが、はじめに豪快にアンソニー・デイビスにブロックされ沈黙します。
しかし、残り4分でゴベールへのアリウープを決めると突然ラッシュし始めます。
アンソニー・デイビスが速攻をレイアップで決めて倒れこむ間に、逆速攻でレイアップを決め返せば、3Pを決めます。そして手前でアンソニー・デイビスを飛ばせて見事なダブルクラッチでリバースレイアップを決めます。
ここでアンソニー・デイビスがベンチに下がったので、空いたインサイドに1人で斬り込み、レイアップを決めれば、豪快にダンクにいきファールを引き出します。
そして3Qラストプレーを3Pでフィニッシュしました。
突然のスーパーエースのラッシュにより、破壊されたペリカンズディフェンス。これでルーキーなんだよね。
◯3Qのドノバン・ミッチェル
15点 FG5/7
78-74の4点リードに変えてしまったスーパーエースでした。
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◉細かく交代するジャズ
4Qもドノバン・ミッチェルのバスケットカウントで始まります。ペリカンズとしては手を出さずにはいられなくなっています。するとミッチェルスタートから見事なボールムーブが始まるジャズ。ペリカンズディフェンスがヘルプをせざるを得ない状態になってきた所でルビオと交代します。
ジャズのオニールが素晴らしいハッスルプレーを見せるのですが、やっぱりアンソニー・デイビスのブロックに引っかかります。クラウダーの3Pこそ決まるものの、どうにもならないので1分休んでミッチェルが戻ってきます。
するとさっそく、ゴベールにアシストします。アシストそのものが見事というよりも、ミッチェルに対してはヘルプに出たくなるのでアンソニー・デイビスを引き出せたという形です。ジャズが9点リードになります。
焦りがみえるペリカンズはイングルスの3Pにファールしたりと連勝中のようなどっしり構えた雰囲気がありません。
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ゴベールを下げたジャズに対し、クラークやロンドがドライブでフィニッシュしていきます。そのため、やっぱりゴベールを戻す形になり、PFを置かずクラウダーやオニールで機動力を補う布陣にします。
さすがにアンソニー・デイビスの機動力が落ちてきたか、ルビオがドライブを決めたり、ペリカンズのアーリーオフェンスに参加しないシーンが出てきます。
ミッチェルのドライブ&キックアウトからオニールが3Pを決めてジャズが13点リードになって残り5分を迎えます。
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ペリカンズは終盤になるとちゃんとディフェンスすることが多いのですが、ハイプレッシャーで守れるならば、こんなにディフェンス出来ないチームにはなりません。あくまでもインサイドの強さで追い込むのがパターンです。
二桁リードを許しているため前にプレッシャーをかけますが、あまり上手くいかず、ドライブで割られるシーンが増えます。
一方でホリデーがアーリーで3Pを決めれば、早打ちしたミッチェルの3Pのリバウンドからムーアが速攻で&ワンを決めるなど、打たせるけど外れてカウンターパターンは成功します。
残り2分になり9点差でジャズはコントロールになります。ここで時間を消費して苦しい中で打ったルビオの3Pが決まります。ペリカンズのアーリーオフェンスが連続で成功していたので希望があった中でこころを折る3Pとなりました。
ペリカンズが諦めてそのまま試合が終わります。
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◯4Qのアンソニー・デイビス
0点 1リバウンド
2ブロック
そんなわけでスタミナが切れたのはアンソニー・デイビスの方でした。それでも2ブロックしていますが。
抜かれてもアンソニー・デイビスがいるから大丈夫
3Qまでそんなディフェンスで何とかジャズを凌いでいた形なので、スタミナが切れた事を責めるわけにはいきません。
25点 11リバウンド 10ブロックという珍しいトリプルダブルを達成した大活躍のアンソニー・デイビスでしたが、10ブロックという活躍が25点しかとれない結果に繋がったともいえます。
繰り返すけど、それは本人が悪いわけではありません。
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◯ドノバン・ミッチェル
27点 FG10/21
前半は僅かに2点FG1/8だったミッチェルは後半のラッシュでペリカンズのインサイドを破壊しました。そのドライブがペリカンズを削ったともいえます。
ドライブに対応せざる得ないアンソニー・デイビスを動き回らせたし、落ちてもゴベールが決めてくれる状況になりました。
ミッチェルが41分、ゴベールが40分でていますが、それだけ出さないとアンソニー・デイビスに押し切られてしまいそうでした。
◯リッキー・ルビオ
30点 10リバウンド 7アシスト
FG10/22 3P4/5
そんなに得点したイメージは全くないルビオ。アシストが届かずトリプルダブルを逃しました。高確率で3Pを決めたことが勝利に繋がりました。
ルビオとロンドの比較を盛り込もうと思っていましたが、そんなシーンは少なかったです。8アシストしたロンドでしたが、必要なプレーを選択するルビオとシュートチャンスを生み出そうとするロンドという違いがあります。
トータルでゲームメイクをしていたのはルビオです。特別な事をしていたわけではなかったけど、アシストするだけが仕事ではありませんでした。変化をつけたり、得点差を考えたり、それでもアンソニー・デイビスには抵抗出来なかった。
ロンドは全くゲームメイクしていません。でもロンドが悪いわけではなくカズンズがいないとそうせざるを得ない感じです。連勝記事でも書いたようにシンプルに攻めていく以外に道がないペリカンズでした。
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それにしても凄かったアンソニー・デイビス。あそこまでゴベールを止めるのかってくらい止めていた。ゴベールへのパスも止めるし、ローポストアタックなんてもってのほか。ルビオ達のドライブを止めながらやるのだからレベルが違います。
それでも何とかしてしまったドノバン・ミッチェルは恐ろしい。
こんなに強くて10位とか恐ろしいよねウエスト。
今回の連勝は、失点が少ないですね!!5試合連続で100点以下なんて
今のリーグたど、後はBOSぐらいしかできないかもしれませんね。
ジャズは今後の日程が有利なので、PO食い込んで欲しいです。
ディフェンスが良くなったのは前の連勝からの引き続きですね。今回は3Pの確率が高くないので、よりディフェンスに傾倒している感じですね。
今のところジャズが1番強そうなので、他のチームよりも有利な雰囲気です。