ヤニスのトレードを決めたらしいバックス。これから再建へと進むことになりますが、その道は険しいものがあります。ちょっと整理しておきましょう。まずは保有している指名権の状況から。
26年1巡目 ・・・ ホークスがスワップ権(ペリカンズ指名権)
27年1巡目 ・・・ ペリカンズがスワップ権
28年1巡目 ・・・ ブレイザーズがスワップ権
29年1巡目 ・・・ なし
30年1巡目 ・・・ ブレイザーズがスワップ権
そんなわけでタンクしたところで自前の指名権があるのは最短で31年です。恐ろしい話です。5年間はタンクしても意味がないということに。ただし、今シーズンはペリカンズが最下位にいるので、バックスは自前の指名権を持っているに近いです。ロッタリーに当たったらホークスへ行く可能性が高いだけで、一応、保有しているといえます。
関係ない話ですが、ホークスは今年のドラフトで自前の指名権は持っていません。スパーズにいってます。もうデジョンテはいないのにさ。しかし、ペリカンズかバックスのいい方の指名順位を手に入れることになっており、理論上でいえば1位指名権を当てる確率が現時点で21.5%(ペリカンズ14.0%+バックス7.5%)もあります。これで5位指名権とかになったら怪しいです。
バックスの話に戻すとタンクする意味が全くないチームであり、それはトップ指名を手に入れる可能性が低いってことです。少なくとも1位指名権を得る可能性はゼロです。ヤニスで指名権を手に入れるのは大事な目的ですが、「ヤニスが行くチームがプレーオフにすら出れない可能性」は限りなく低いので、いろいろと難しそうです。
①出来るだけノンプロテクト指名権を手に入れる
②再建の核となる選手を手に入れる
まぁ通常の交渉と何も変わらないのですが、中途半端な人材を手に入れても大した意味はないし、それなりの人材を手に入れても、その先に若手チームを構築するのは難しいってことです。中堅どころを揃えたグッドチームならば作れますが、バックスってグッドチームを作れるカルチャーはないし、スーパーエースを欲しがるような・・・ヤニスに慣れすぎた・・・チームだと思っています。
また、見方を変えれば豊作と噂の今年のドラフトで多くの指名権があれば、4年くらいかけて育てる心の余裕も持てます。だって来年以降に上位指名が入ってくる要素はないんだもん。そう考えると
出来るだけ今年のドラフト指名権が欲しい
(来年でもいいけどさ)
なんていう考え方も出来ます。サンダーだって5年かかったんだから、それくらいは必要でしょ。若手には出番が豊富にあるんだからいいチームじゃん。26年と27年に多くの指名権を持っているチームをみてみると
ホーネッツ
26年 自前、なんかいろいろな条件で悪い順位1つ
27年 自前、マブス(トップ2プロテクト)、ヒート(トップ14プロテクト)
サンダー
26年 自前(クリッパーズ・ロケッツとスワップ権)、シクサーズ(トップ4プロテクト)、ジャズ(トップ8プロテクト)
27年 自前(ナゲッツ・クリッパーズとのスワップ権)、スパーズ(トップ16プロテクト)
ロケッツ
26年 自前(トップ4)
27年 自前(ネッツとのスワップ権)、サンズ
ジャズ
26年 自前(いくつか条件あって順位はかわる)
27年 自前(ジャズ、キャブス、ウルブズ、サンズのうち良い順位2つ)、レイカーズ(トップ4プロテクト)
はい、もう書いている方も何が何なのかわかりませんが、多く持っているのはサンダーとホーネッツ、そこにジャズも出てくるって感じです。その中でロケッツも追加しているのはネッツとのスワップ権があるからです。ロケッツも立派な候補になってきます。まぁバックスからするとブレイザーズと取引してスワップ権を消すのが理想なんだけどね。
例えばロケッツが「ヴァンブリード+アダムス+フィニースミス+シェパード+指名権」でヤニスを取りにいくなんていうストーリーもゼロではありません。もちろん、サンダーであれば更に大きな対価を用意できます。これらはプレーオフの結果次第のところもあるから、デッドラインで動いてくれないかもしれません。バックスとしても早期に売るのが全てではなさそうです。