◎レーティング
まずは基本的なレーティングから見ていきましょう。
〇レーティング
オフェンス 112.8(24位)
ディフェンス 116.3(21位)
はい。どっちも今の勝率にふさわしい低レベルです。でも、リバースからいえば「ヤニスが欠場していたから。プレータイム制限があったから」といってきそうです。ヤニスのオン/オフもみてみましょう。
〇ヤニスのオン/オフ
オフェンス 121.2/105.6
ディフェンス 115.2/115.3
ネット +6.0/△10.3
確かにヤニスがいればオフェンスはエリートです。しかし、ディフェンスは酷いものです。基本的にはヤニスのオフェンス能力で打ち勝っているような状況になってきます。あと、このレーティングで5割しか勝っていないのもすごいよね。でも、そこには理由があります。
〇ヤニスの対戦相手別 オフェンス/ディフェンス
スパーズ 93.6/159.6
サンダー 97.0/113.6
ウルブズ 112.1/126.9
レイカーズ 107.9/113.6
ナゲッツ 114.1/98.4
ロケッツ 129.2/129.2
30試合出場のヤニスですが、実はウエストの上位陣との対戦は多くありました。上記の対戦で1勝7敗です。この事実は問題を少しややこしくします。
ヤニスがいてもウエスト上位には歯が立たない
(優勝は非現実的)
まず、ここは間違いないよね。でも、その一方で、もしもヤニスが最近多かったウエストとの対戦時に欠場していて、その代わりにイーストとの試合に出場しまくっていたら、バックスの勝率は遥かに良い数字になっていて、今みたいな問題は起こらなかったかもしれません。ちなみにヤニスの出場時はvsイーストは12勝6敗なので、30試合すべてがイーストとの対戦だったら20勝10敗だったことになります。
強豪相手に通用しないことで大きく勝率を落としている
(勝率が良ければ問題になっていなかったかもしれない)
この辺は大いなる巡り合わせです。まるでバックスとヤニスを別れさせようと神様が仕組んだような離脱と出場のスケジューリングです。ただし、イーストの上位陣との対戦も微妙です。今度はイーストの対戦相手別を見てみましょう。順位順です。
〇ヤニスのオフェンス/ディフェンス
ピストンズ 50/125 ※3分のみ
セルツ 対戦なし
ニックス 124/107
ラプターズ 129/121
シクサーズ 対戦なし
キャブス 113/120
マジック 対戦なし
ヒート 対戦なし
ブルズ 125/101
ホークス 106/118
一番気になるヒート戦だけでなく、実質5チームとの対戦がありません。そしてキャブスとホークスには止められており、大きな差をつけたのはニックスとブルズの2チームのみでした。イーストの上位陣に対しても「ヤニスがいれば勝てる」とは言い難い成績ってことです。逆に残りのチームとの対戦を見てみましょう。
〇ヤニスのオフェンス/ディフェンス
ホーネッツ 136/117
ネッツ 154/81
ペイサーズ 121/109
ウィザーズ 123/124
ウィザーズ以外はボッコボコにしています。総じて下位チーム相手に大きく稼いでいるだけで、ウエストの上位陣には通用していないし、イーストの上位陣相手でも怪しいってことです。
プレーオフで勝つ準備は全くと言っていいほど出来ていない
・・・・という現実にフロントは気が付いているのか?
はい。後者が問題ですよね。どう考えても今のバックスは健康であっても優勝を狙うチームではありません。なんだったらリラードを残しておいた方が、来シーズンに向けて、まだ可能性はあった(感じられた)というのに。ヤニスだって「リラードを待つ」のであれば文句は言いにくいでしょ。
本来はHCをブーデンからグリフィンに変更した時点で、目指すべきはストロングスタイルからの脱却であり、柔軟な戦い方でプレーオフを勝ち抜くことでした。それがヤニスがモンクを言い出し、リバースがやってきてゼロになってしまった。フロントはそれでよかったのだろうか。