〇DIFF
3P △3.8(4位)
2P △2.4(6位)
ところがDIFF(相手の平均FG%より、どれだけ落としたか)をみると、やや違和感のある数字が並びます。1つ目はリーグで最も3P成功率を落としているチームだけど、DIFFでみると上に3チームもあること。つまり、ヒートの対戦相手が「そもそも3Pが下手なチームが多かった」ってことになります。まぁ誤差の範囲ですけどね。
さらに不思議なのは2Pを守れていること。これは前述のとおり、
ペイントで点が取れるチーム
ペイントで点が取れないチーム
という2択みたいになっており、相手によって大きな差があるものの、全体でいえばヒートの2Pディフェンスもイイ感じってことです。そりゃあリーグ上位のディフェンスレーティングになるぜ。
DIFF △3.5(1位)
そして2Pと3Pを合わせたDIFFはリーグトップです。トップです。トップです。
なんで3回書いたかって?
だって違和感ありませんか?
圧倒的なディフェンスレーティングのサンダーをも上回るDIFF
ですよ。まぁサンダーも△3.5なので同じ数字ですが、3位セルツ(!?)で△2.1、4位ロケッツ△1.5なので、ヒートとサンダーの数字が異常ってことがわかります。そんな異常なのにサンダーとはレーティングで8も差があるわけです。
〇相手のターンオーバー
サンダー 18.4(1位)
ヒート 16.0(11位)
サンダーとの差はここにありますが、それだけじゃ説明がつかないくらいのレーティング差なので、リバウンドキープ率など含めて、いろいろと差があるんだよね。ただ、シュートミスを誘う点までは互角だし、サンダーほどじゃなくても立派にターンオーバーを誘発しています。
ちなみに、これらの数字を昨シーズンのヒートと比較してみましょう。
〇相手のターンオーバー
13.8(19位) ⇒ 16.0
〇DIFF
0.1 ⇒ △3.5
〇Dリバウンド率
72.4%(4位) ⇒ 66.5%
ということで、ある意味でヒートは昨シーズンからの変化として、リバウンドを捨ててプレッシャーを優先しているってことになります。これ、HCもロスターも変わっていないのに、これだけのダイナミックな変化を起こせるっていうのがすごいよね。
〇被3PAとDIFF
ウィギンズ 7.1本 △2.2
ハケス 6.6本 △12.2
ダビオン 5.3本 △5.9
アデバヨ 5.0本 5.4
ウェア 4,9本 △7.8
個人別のDIFFをみてみると、ハケスがとんでもない数字を残しています。ダビオンとウェアも素晴らしく、アデバヨだけ酷い数字です。スーパースターハケスに支えられているチームだ。
ところで、この数字にはちょっとした違和感もあります。それはウィギンズとハケスの被アテンプトが多いこと。3Pなのでナチュラルマッチアップだとガードが多くなりがちだし、あるいは引き出されたセンターが多く打たれるかもしれません。
リーグ全体での被アテンプトが多いのはドンチッチ、シェングン、キショーン・ジョージ、クリンガンなのですが、ヒートだけウィギンズとハケスのウイング2人が上位(リーグ2位と4位)に顔を出しています。
ウイングが3Pチェイスする形が出来ている
ベンチのハケスが追いかける役割を担っている
サイズと機動力を考えて良いチョイスになっていること、元気な方が強いといわんばかりのベンチメンバーの活用。今シーズンのヒートっぽい全体の運動量がディフェンス面でも表れていました。
長所と短所が入り混じる今シーズンのヒート。相手の事情にも左右されるけど、そのベースにあるのは運動量に振り切ったような戦術が攻守に一貫されていることなんだろうね。意味のある速いペースってことだ。