クリッパーズを整理しておくよ

◎3Pディフェンス

被3Pはアテンプトも成功率も悪化しており、成功数は平均2つ増えています。3Pで6点多く取られるようになり、そのうえでリバウンドも確保できていないのだから、そりゃあディフェンスレーティングは悪くなるよね。

エリア別に見てみるとコーナーに展開されているわけではなく、それ以外で打たれています。もともとドロップが基本なのでピック&ロールハンドラーにプルアップ3Pを打たれ放題なので、その攻略が多いってことになってきます。

ただ実際にはピック&ロールハンドラーの得点は15.7点から14.3点に減っており、それよりもシンプルにボールを回されて追いついていない形です。

リバウンドに弱いだけなら「リバウンダーを何とかしろ」だし
3Pに弱いだけなら「3Pをチェイスしろ」なのですが
追いかけられないし、リバウンドも取れていないし、ボールムーブにも負けているし・・・となれば、どうしても「まずは頑張れ」になります。全部の努力が足りていないぜとね。

それと同時にリーグ全体がボールムーブやオフェンスリバウンドの重要性に傾いてきており、強度の高い運動量が求められていった結果として、単純にクリッパーズがついていけてない問題にもなってしまいます。

昨シーズンは攻守に走っておらず、それはスローダウンするからこその特徴でした。オフェンスは今シーズンも変わっていないけど、ディフェンスで明らかに走るようになっており・・・「走らされている」ということでもあります。これでも、リーグの中では走っていない方なのですが、運動量が求められる中でシンプルな苦しさが出ています。

トランジションでの失点は比較的少ない方でしたが、今シーズンは3点近く多く取られており、何よりEFGが厳しい数字になっています。トランジションでクリッパーズを攻略するのはスタンダードだし、ヒートの様に高速化したチームも増えてきました。

3Pをチェイスしきれないことと、リーグ全体の流れに反した補強をしてしまったこと。原点は同じであり、戦術の方向性に困ってしまったわけです。とはいえ、クリッパーズは真逆を行くしか勝てる道はないので、「俺たちも走るぜ」は禁止事項です。走りあったら勝てるわけないもん。

非常に難しい問題なのですが、クリス・ポールがコートにいると明らかにチームは走れなくなるし、追いかけ切れなくなるので、ディフェンスが悪化します。しかし、それでクリス・ポールを使わなくなると、今度は徹底したスローダウンという特徴を失うことにも繋がりかねません。使うといってもハーデンが休む時間限定の話だよ。

「頑張るしかない」のは、苦しいのはわかっていても、どこかでアイデンティティで勝負しないといけないこと。時代の流れに反した要素を強みに変えられるのか、それとも時代に飲み込まれるのか。この狭間で戦っているような気もします。

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