直近が勝てな過ぎるクリッパーズ。基本的には「もっと頑張れ」という世界にみえていて、ディフェンスのチームなのにマンマークのファイトが足りていない印象です。ただし、ファイトした試合に限ってハーデンのシュートが決まらなかったりと、負の連鎖は続いているから改善しないのも事実。
そもそも昨シーズンは戦力の割に勝っていたシーズン前半で、レナードが帰ってきたシーズン後半という流れでしたが、この前半戦についてズバッツを中心とした形が機能していたよね。そこにブルックが加わったことでズバッツに頼り切る必要がなくなり、ジョン・コリンズをとったことで引きこもり系の守り方ではない選択肢が生まれた・・・はずですが、両方とも機能していない状況です。
悪いときは悪い方に流れるもので、ブルックのプレータイムが短くなってズバッツ頼みになり、かといってコリンズをビッグにする勇気も生まれない。ハーデンの控えにクリス・ポールを獲得したけど、怖くて使えない。そもそもクリス・ポールとハーデンの間には埋められない壁があるわけで、そこも含めてチームを構築していくわけだし、試合をこなすことでそれぞれの手法にチーム全体がアジャストしていくわけじゃん。
シーズン始まったばかりで控えの形を諦めてしまうと、さらにスターターに負担がかかるだけでなく、変化をつけられないチームになってしまうから停滞するよね。KPJは困ったちゃんだけど、使っていることで変化もついてくるし、ハーデンの形があんまり・・・って時には便利だったよね。まぁいずれにしても「こんなはずじゃない」という思いがゲームトータルでのメリットを消している気がするのでした。
・1on1ディフェンスが悪い
・クローズアウトが甘い
・ゲームに変化をつけられない
大まかなイメージはこの3点。といっても「頑張れ」じゃあアレなので、もう少し観察していきたいわけですが、その観察をするにも数字を事前情報として調べておきたい。どうせ調べるならメモとして記事にしてしまおうという横着な回になります。
◎現状
これを書いている時点で4勝11敗のクリッパーズですが、開幕したばかりでは3勝2敗でした。そこから1勝9敗という泥沼です。負のスパイラルな匂いがしますね。まずは3勝2敗までを見てみましょう。
〇勝利とレーティング
サンズ 133/105
ブレイザーズ 111/105
ペリカンズ 127/125
〇敗戦とレーティング
ジャズ 114/138
ウォリアーズ 89/109
こうしてみると5試合でいえばジャズにボッコボコにされた以外は割と守れています。そして守れなかったペリカンズ戦はオフェンスで勝ちきっています。スタートとしては悪かった感じでもありません。ウォリアーズ、サンズ、ブレイザーズとそれなりの相手を、それなりに抑えている。
以降の10試合でディフェンスレーティングが115を下回ったのは、勝利したマブス戦とホークス戦の2つのみ。急激に守れない試合が続いたよ。その間のレーティングをみてみると
〇直近10試合
オフェンス 111.5
ディフェンス 120.2
昨シーズンが109.4だったディフェンスレーティングなので、ものすごく悪くなっているわけです。逆にオフェンスは114.3から下がったわけですが、10試合中4試合で114を上回っているので、凄まじく悪化したわけではありません。ちなみに勝利したマブス戦は114を下回っています。
オフェンスの爆発力は足りていないけど、それよりも深刻なのは守れないってことだ。
また、選手別に見ればハーデンは114.3なので(ハーデンの時間はもっと点とって欲しいというのは別として)やっぱりそれなりです。ハーデンのオフコートは102.9であり、クリス・ポールのオンコート95.0はさらに悪いからティロン・ルーの決断も理解はできるけどね。