1115 キャブスとグリズリーズの問題点

本日はこの2チームの対戦でしたが、それぞれに問題を抱えていました。今回はアトキンソンとイーサロを中心に振り返っていきましょう。

◎ロンゾとナンス

アトキンソンは試合中に立ち上がることが少なく、ベンチに座りっぱなしが多い今シーズンです。元々はコートサイドで大声を出す人なので、明らかに「選手に状況判断を求めている」雰囲気です。ただし、腰なのかなんなのか、歩き方が変だったので、単なるケガの可能性もあります。スティーブ・カーも腰痛で欠場していた時期があったな。

そしてコート上ではいろいろと上手く行きません。いくつかありますが、説明しきれないので例示していきましょう。まず気になったのはロンゾとナンスにパスミスが出てくることです。

・その名の通りの「パスミス」ではなく、受け手は右に行きたいのに、パスが左に出てくる
・ウェイドがハンドオフを促しているのに、全く気が付かず棒立ちのロンゾ
・ナンスとメリルのパス交換で崩しているが、フィニッシュにはならないナンス

どちらも今シーズンの加入組なので連係が取れていないといえばそれまでですが、本来のキャブスというかアトキンソンは
カッティング等でスペースを空ける ⇒ そのスペースを埋める動き ⇒ 空いたスペースを使う動き
これらが繰り返されます。その前提となるのは

となりますが、ロンゾはプレーとプレーに切れ目があり、それがPGなもんだから凄く違和感があります。ただ、ロンゾ自身はロンゾっぽいプレーなので、根本的な考え方の違いにも見えてきます。ナンスの方は連続のパス交換が出来ているのですが、単純にフィニッシュへ行く意識が低いというか、ちょっともう限界というか・・・引退シーズンだと感じてしまうほどです。

逆にドノバン・ミッチェルとアレンが出てくると連続プレーが生まれてきます。メリルも絡んだプレーだと、こんな感じ。

ボールをもって1on1シチュエーションのドノバン
逆サイドでメリルへアレンがオフボールスクリーン
抜け出すメリルだけど、アレンのマッチアップ担当がカバーにでる
ドノバンとアレンがツーメンゲーム
アレンのマッチアップ相手は連続プレーで両方はカバーできず、オープンでミドル

はい。5行になりましたが、プレーとしては3秒くらいで行われるシンプルなものです。オンボールとオフボールでプレーメイクが同時進行しながら、メリルが動いて生まれたスペースへドノバンがピック&ロールで侵入したわけです。この時、逆にドノバンがいたスペースにメリルはシューターとして出てくるので、連続プレーが成立しています。

で、ハンターはそもそもこういうのが下手。それはホークス時代の方がヤングのパス待ちになりがちだったので、ハーターがいなくなったらオフェンスが止まりまくってしまったなんていう事例もあります。ただ昨シーズンは大学時代のチームメイトのタイ・ジェロームがいたのでハンターも違和感なく溶け込んでいたんだよね。

ガーランドがいない今、まともなハンドラーがドノバンだけになってしまいました。それはロンゾがハンドラーとしてまともじゃないというよりは、この連続プレーを構築するのに向いていない。そんな事情もあってか、クレイグ・ポーターと並べるし、どっちかといえばシューター的なロンゾです。

◎騙せない

同じような課題として「相手の逆を取る」ようなプレーをする選手もドノバンしかいない問題があります。でも別にドノバンはそれが得意な選手でもないので、本当にいないって感じ。ガーランドが戻ってくればマシになる匂いはプンプンしてしまうぜ。

でも、ロンゾって元々はファンキーなパスが得意だったわけです。ただ、それがワンパスで解決だから、やっぱりハーフコートオフェンスには向いていない。どんどんウイングと化しているロンゾ。まぁリバウンドは強いし、それなりではあるぜ。

ロンゾに限らず、素直すぎるというか、空いた選手にパスを出すからグリズリーズ側も「わかりやすい」です。パスフェイクからのドライブとかないもんな。これの難しいところは、ある程度は戦術的な狙いは出来ているということ。前述の連続プレーも含めて、やるべきことは出来ているけれど、「やるべきこと通り」すぎてバレバレみたいな。

ということで、アトキンソンが動かない理由もそこにあるのかなーと勘ぐってしまいます。チームのルールはそれなりに守られているけれど、ディフェンスを見ていないじゃないかとね。でも、ディフェンスを見るってのはHCに指示されてジャッジするもんじゃないわけでして、あとは選手が成長するしかないのかなぁ。

すっごく難しい課題にも見えるし、選手が課題をこなせていないようにも見えるし。そしてキャブスはこの試合も含めて3Pが決まっていない。それは相手をだますようなプレーが少ないから、オープンであってもクローズアウトされてしまうので、いまいち確率が上がってこないように見えます。

嘘つきが欲しい。予想外のプレーをする選手が欲しい。それをロンゾに求めたからこその補強だったはずだけど、ロンゾが一番の正直者にみえるのでした。

1115 キャブスとグリズリーズの問題点” への1件のフィードバック

  1. タイソンくんの良さを言語化してくれてありがたいです
    今日のトムリンにも感じましたがボールに顔を出してくれる要素は今のキャブスに必要なものだと思います
    プロクターくんはこれが一切ないのでモヤモヤします

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