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ジャズもウォーター・クレイトンを指名した意味が分からないチームで、これをやらせるなら普通にパス能力の高いPGにすればいいのにね。・・・とは思うんだけど、選手の特徴とは異なるプレーをやらせて、むしろ得意なプレーも混ざるからいい感じにしていくのがジャズらしさかもしれません。
ケスラーがトップでプレーメイクに絡んでパスを出していくなんてさ。そしてマルカネンが活きるような戦術に戻ったっていう不思議さ。セクストンやクラークソンがジャマだったのはわかるけど、パサーがいないなら一緒じゃんね。
ただし、マルカネンがオフボールムーブするスペースができたけど、巧みに走るコースを変更してディフェンスを振り切る動きには乏しいです。どうしても「特定の形」になっているので、プレーの変更をするとパスは出てこないんだよね。
ベイリーも「パスを貰ったら打つのみ」というマシーンになっているし、プレーを迷わせないことで成功率を上げているようなジャズオフェンス。だからディフェンスにアジャストされると急に苦しくなります。
2Q3分経過した頃にブレイザーズは得意のスーパースモールに移行します。しっかりとプレッシャーをかけてくるので、個人がしっかりと突破していくのが大事になるよ。そこでマルカネンにパスが渡ると変わらず決めてくれるけど、ボールマンが苦しむから辿り着かないケースが増えてきます。インサイド陣へ渡るかどうかの勝負になってきた。
あと、何故かシャープにヘンドリックスがマッチアップしていて、外から決められ続けます。ところが今度はブレイザーズがリースを投入してくれたので、ヌルキッチ経由でパスが繋がるようにもなってきた。どっちも、なかなかラインナップでの違いを作れないという展開です。
2Q中盤。ウェスリーのヘルプでスティールしたブレイザーズがカウンターからリースの3P。そしてトランジションのアブディヤダンクで逆転します。ウェスリーは他にも自分のマークを捨ててゴール下カバーでスティールしていたよ。それはジャズのオフェンスがパターンを読まれ始めてきた時間帯。サンズ戦も似たような時間帯が出てきていたね。
そんなわけでシーソーゲームになった2Q後半でした。あとリースの3Pが3本も決まったぜ。クリンガンに打たせるならリースに打たせた方がいいよな。じゃあ、なんでジャバリ・ウォーカーを放出してしまったんだって話ばかり蒸し返したくなるブレイザーズ。
ブレイザーズのラストプレーはアブディヤとクリンガンのツーメンゲームから、最後はゴール下にジェレミが良いタイミングでカットしてきてのゴール下でした。マジで信じられないよ。そんな鮮やかな連携がブレイザーズにあったとはね。