◎ルーニーという特徴
さて、これを書くにあたりWikipedia先生を読んだのですが、ビックリしたのは高校時代は弱いチームだったこともあり、センターでありウイングだけどPGでもあったとのこと。シュートスキルが高く「デュラント」と比較されていたそうです。マジかよ。
それが大学時代のケガからアジリティ系のプレーをするのを制限し、ウォリアーズで求められるプレーからもやることが変わっていったのだとか。それはペリカンズで違うプレーをする可能性をも感じさせるわけですが、実際にウォリアーズでやっていたことがペリカンズで必要とされている気はしないんだよね。
献身的なスクリーン
オフボールスクリーンの上手さ
スプラッシュブラザーズのチームにおいて、ルーニーの重要性が光ったのはコレ。普通のセンターでもスクリーンは何度もやるけど、1つのオフェンスで3~4回はスクリーンをしているルーニーの献身性はシューターオフェンスにおいて重要でした。
昨シーズンはポストが使われるようになったけど、それはスクリナーよりも3Pシューターを置きたかったからであり、特にバトラーがはいったことでインサイドのスペースがなくなり、シューターオフェンスではなくなりました。ルーニーはカリーの時間のみに使いたくなってきた。
そのスクリーンにおいて珍しいのは、オンボールよりもオフボールのスクリーンが目立つこと。ガードとビッグのツーメンゲームからオフェンスを始める時代が長く続いていましたが、正直ルーニーをオンボールに置いていても微妙でしたが、オフボールでスクリナーになる感覚の凄さは他に類を見ない・・・というか、カリーがいるなら最高のセンターとすら思えてくる良さでした。
「シューターにスクリーンをかける」というだけならば、誰でもオフボールスクリナーになれますが、大事なことは
・シューターがボールを貰って打つスペースを把握できていること
・スクリーン後にパサーから自分がパスを受けるスペースも把握できていること
なんてものが挙げられます。
特にカリーの場合はエンドライン際を走っていることが多く、ルーニーはリングに向かってスクリナーになります。ボールを見ないでスクリーンをかけることが多いよね。コーナーが空いているのか、ウイングが空いているのか。あるいはカリーの場合は、一回スクリーンを使ってから反転して逆サイドへ流れる事もあります。このシューターの動きに応じてスクリナーになるってのは、バカには出来ないぜ。
その上で特にカリーだと「ディフェンスが2人ついていく」ことも多発します。なので、ルーニー本人もパサーからボールを受けられることが大事なのですが、そもそもボールを見ないでスクリーンをかけていることも多く、次に空いているスペースを把握してダイブするのも、それなりのインテリジェンスが求められます。
ジョーダン・プールはルーニーとプレーできることを「2年ぶりの良いスクリーナー」と喜んでいるようですが、シューターにとって(ハンドラーにとってではない)素晴らしいスクリーナーだよね。でも、パサーと合わせることが出来るのか、スペーシングが成立するのかは疑問です。
・・・あっ、でもボレゴいるんだよな。
ポストからのパスが上手い
実はルーニーは割とパスが上手い。上手いといっても、これもシューター絡みが非常に上手い。
1つは自分がパスを出して、そのままスクリナーになって打たせる形。つまり、シューターの手元ではなく、スペースに出し、ムービングしてシューターがパスを受け取る形です。普通にキックアウトとかも上手いけど、それよりもハンドオフみたいな感じが他にはないプレー。
同時にシューターがディフェンスの逆を取ってゴール下にカットしたときのパスも上手い。ルーニー自身はポストアップしたところでボールを持つので、外にも中にも出せるよね。まぁこれもスプラッシュ仕様なのは否めないけどさ。
で、そもそもペリカンズはルーニーにその仕事を求めているのかわからないし、カットするスペースがあるのかも不明。ただ、もしもザイオンとの連携が上手くいくならば超怖いセンターになるとは思う。
オフェンスリバウンドが強い
シンプルにリバウンドのポジショニングが良く、角ばった肩で上手く自分のスペースを確保していきます。サボニス系のリバウンダー。アンダーサイズだけど何も関係ないというくらいにリバウンドを取っていきます。
でも、そこにスクリナーとしてのスキルも絡むのがルーニーの良さ。スクリーン ⇒ ダイブ ⇒ リバウンドというのが一連の流れとして完成されているので、ボックスアウトされずにリバウンドに参加していきます。
結局のところ、1つのプレーではなく、3つ4つのプレーが連続して繋がっていくのがルーニーの良さ。それはカリーを中心としたウォリアーズの良さでもありますが、だからといってルーニー以外のセンターではここまでの良さは出てこない。やっぱり特別な武器を持っているといえます。