ベン・シェパードは判断が早い

◎プレーパターン

シェパードの「判断が早い」とは、ボールを持つ瞬間には何をするかが決まっており、その選択をほぼ間違えないし、スペシャルなことは何もしていません。基本の選択肢は4つしかない。

①シュート
②シュートフェイクからのカウンタードライブ

③エクストラパス
④PGへパス

そのため「判断が素晴らしい」とは少し異なります。シュートに行けるか、ドライブに行けるか。この2択に正解がなければPGに丸投げしているだけです。プレーパターンとしては極めて少ない。

ただし、チームとしてボールムーブしている中で、パスの展開が早くPGへボールが戻ってくれば、それだけ次のプレーメイクも楽になります。

PG2枚を起用しているペイサーズなので、シェパードの隣には大体PGがいるし、判断が早くパスを戻すからこそPG2枚いる意味が出てきます。それぞれの選手がボールを止めて色んな仕掛けをしていくならばPGは1人で十分。ある意味ではシェパードが徹底してプレーメイクをPGに依存するからこそ効果的になっている。

ペイサーズは1回のタッチあたりのボール保持時間も、ドリブル数もリーグ最少です。それはタッチ数がリーグで2番目に多い452回(中央値が407~408回)もあるからですが、同時にボールを保持している時間はリーグで5番目に短く、トランジションアタックで決めてしまう事情が強く出ています。

そんなペイサーズにおいてシェパード個人としてはセンター並みのボール保持時間の短さと、ガードとは思えないドリブル数になっています。

ここにはバックコートでボールをもって運ぶシーンも含まれているので、パスを受けてからのジャッジは本当に短くなっています。3Pを打つ時は全て2秒以内になっており、自分でドリブルして打開するシュートは打ちません。あってシュートフェイクからワンドリで打つだけ。

実はガベージタイムだと、それなりにドリブルもしているんだよね。

ところで、シェパードの3Pは34%と微妙。それも「オープンショットを選べている」のに40%に届いていないっていうね。ここの確率の悪さは普通のチームからすると耐えられないレベルなんだよね。プレーオフでは39.5%と決まったので使いやすくなっていたけど、コーナー担当なので45%くらい決めて欲しいもんだ。

アシストは1.3しかないけど、ターンオーバーも0.3しかありません。19.5分のプレータイムで3試合に1回しかミスをしない。ものすごくミスが少ない選手です。まぁペイサーズの場合、ボールを持ちまくるハリバートンが6.4%と異様に低いので、シェパードの数字も大して目立たないのですが。

ボールを持ってからの選択肢は少ないものの、その判断スピードは異様に早く、それでいてミスもしない。それがベン・シェパードの良さ。かなり風変わりなガードでもあります。

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