◎ディフェンスプラン
後半になりオフェンスが停滞したのですが、同時にディフェンスの修正も効かなかったので11番ローソンと10番のPGにボッコボコにされました。その理由は前回ふれているので置いといて、不思議なのは強化試合ではみせていたオフボールスイッチによる連動が消えてしまったことです。
原因は馬場と富永にありそうなのですが、2人が途中参加だから、という意味ではなく、馬場がマンマークのエースキラー担当なのでスイッチ担当から外れることと、富永が守れないのでやっぱりスイッチさせたくない感じです。要するにスターターでいえば
スイッチ可 ・・・ テーブス、吉井
スイッチ不可 ・・・ 馬場、富永、ホーキンソン
こんな感じになっていました。オンボールなら馬場もスイッチしますが、基本はしたくないってね。テーブスだって別に富永とオフボールスイッチする意味はないし、実質的には吉井1人だけ。でも、吉井ってオフボールスイッチしないからさ。強化試合ではジェイコブスがビッグを引き受けまくって、他は空いた選手についていくスイッチがメイン。ジェイコブスがトリガーだったね。
そのジェイコブスもやらなくなったし、なんなんだろうか。ポップするタイプのセンターには使えない守り方ってのもあるけど、ディフェンスアクションも減っていったのは気になるところです。
こうしてオフェンス以上にディフェンスはプランの少なさが目立ちました。イランのドライブオンリーのオフェンスに対抗する手段はなかったのか。レバノンのボールムーブを止めるプランはなかったのか。
攻守に言えることですが、ロスターから川島を外したことで、ウイングを並べるスモール戦術が消えたのは戦い方の幅を大きく削ってしまいました。あるいはスモールじゃなくてもガードを減らして山崎一歩でウイング増のプチビッグラインナップという選択肢もありました。
レバノン戦でいえばスモールにすることで11番ローソンへのプレッシャーを強めるのも一手だったし、プチビッグでスイッチ対応というのもありです。シューター2枚、センター3枚をいれたロスター構成は戦い方の幅を削っています。まぁ何故かツインタワー始めたんだけどさ。
それはそれとして、どっちにしても守り切れないんだから、オフェンスにふりきってスコアリングゲームを制するっていうのがコンセプトだったはずです。テクニカルレポートも「やっぱオフェンスじゃん」みたいなこと書いてあるし、ディフェンスは諦めている風だし。
しかし、肉を切らせて骨を断つほどの振り切り方もしていなかったよね。高校バスケお得意の走って走って・・・をするには「足が止まっていた。直してほしい」ではね。
そんなわけで、攻守に幅がない。柔軟性がない。という変わらぬ課題に、だからといって振り切ってもいない、というのが目立ったアジアカップでした。でも、見慣れすぎていて、通常営業でしかない。次回はホーバスの解任について触れてみようか。