◎カッティングとドライブ
富永の3Pを最大限警戒しているからフェイスガード。しかも、両ウイングがドライブしてくるからマンマーク徹底。でも、一番の脅威はホーキンソン。・・・となれば、5アウトのポジショニングにレバノンディフェンスは引っ張られて、日本のゴール下が空きます。
ある意味ではシリアやグアムは外まで追いかけられなかったから3P連打だったけど、このレバノンが相手ならカッティングも有効でしたし、裏を取ってフリーのゴール下というシーンも出てきました。ここら辺は相手の守り方によって変化した要素でした。
そしてハーフタイムを挟んでの後半。
富永の強引なドライブからムチャクチャなシュート
ハーパーを起用してのゴリゴリドライブ
3ガードで自分たちでスペースを消す
で、日本のオフェンスは止まります。バランスアタックから、バランスの悪い形に、バランスの悪いスペーシングへと繋がっていきました。
レバノンに止められたというよりも『ホーバスが良い流れを止めた』って感じだから、本当に試合中のアジャストが下手なんだよね。
〇日本の得点
前半 41
後半 32
これだけだと、後半は前半よりちょっと悪い、くらいに見えますが、実際にはもっと悪いです。
3Qに11番ローソンがプレーした6分23秒の日本のスコアは11点(レバノン25点)
そこから40番と交代し、3分27秒で日本のスコアは12点(レバノン4点)
酷すぎた40番がオフェンスでミスするし、走れないから戻れず、日本にはイージーな得点が生まれたっていうのが、3Qの終盤に起きたことです。相手の事情でしかなかった。
ちなみにさ、この時間の日本の良さを本当の意味で評価していいのかは、ものすごく怪しい。相手がミス連発していただけというか、例によって「弱い相手には通じる」の空気でした。ハーパーや川真田が良かったんじゃなくて、レバノンが悪かっただけよ。
まぁいずれにしても40番の貢献がなければ、後半の日本は30点も取れませんでした。前半からの急ブレーキです。ちなみに「ターンオーバーが多かった」と言われますが、前半が10、後半が5です。ターンオーバーが減ったら点が取れなくなったことも忘れないでね。
前半に良かったのバランスアタック。でも、後半はガード陣のガムシャラアタックにプレーモデルが戻りました。特にハーパーを起用したことで、オンボールプレーばかりなのと、パスでボールが動かないのでアングルも変わらず、カッティングをするチャンスもありませんでした。
ボールを動かして、スペースにカッティングして、ウイングもドライブアタックして・・・とやっていけば、PGが永遠とダムダムしているよりもミスも増えるさ。その代わり得点も増えるよ。
もう一度、レバノンのディフェンスについて書いたことを思い出しましょう。
富永の3Pを最大限警戒しているからフェイスガード。しかも、両ウイングがドライブしてくるからマンマーク徹底。でも、一番の脅威はホーキンソン。・・・となれば、5アウトのポジショニングにレバノンディフェンスは引っ張られて、日本のゴール下が空きます。
ホーキンソンのところは最大限の警戒なので、ハーパーがアタックするモードだと、近くにホーキンソンがいるのでレバノンとしては待ち構えている形です。もっと広いスペースへと展開していけば、前半のようなオフェンスになった可能性も(ちょっとだけ)ありますが、自分たちから狭くしました。
オンボールのアタッキングではハーパーらしさが出たけれど、ホーキンソンへのパス以外はハーパーからのパスと周りが合わない。独りよがりになっていきましたとさ。それは大会を通してプレータイムが少なかったハーパーにとっては致し方ないことでした。
自分たちから窮屈にしていった後半の日本。
前半は、この大会はキレがなさすぎてドライブできなかったドライブからの得点を生み出せたくらいバランスアタックはスペースを生み出していたけど、後半になると元に戻ってのプルアップばかりになったのでしたとさ。これを単なる個人能力の問題ってするなら、SGA呼んでくるしかない。
そんなわけでウイングのアタックと、コンボガードによるプレーメイクの強化を軽視しているぜ。困ったらシューターとオンボールアタックで、さらに厳しくしてしまう。ハーフタイムで悪くなっていくのがクセになっているわな。