「魔改造」という言葉も今や昔。3Pを打たないセンターが普通だった時代に急に3Pセンターへ改造する手法は流行しました。代表格はブルック・ロペス。ポストムーブでオールスターになったセンターがアトキンソンに3Pとディフェンスの選手に魔改造され、それはブルックの選手生命を大きく伸ばしました。
ブラッド・スティーブンスは魔改造が大好き。アーロン・ベインズも3Pセンターとなりましたが、こちらは本職のホーフォードを呼び戻すこととなったし、時には愛弟子ヘイワードにセンターをやらせることもありました。改造が基本ではなく、3P打てる選手を使うのがデフォルト。
いずれにしても3Pビッグが普通になった中で、わざわざ改造する必要がなくなって久しいわけですが、ホークスではオコングが3Pセンターへと改造されています。これが意外とハマっているからびっくりしているし、それ以上に「必要な変化」だったのかとも思わされます。
20年ドラフト6位で指名されたオコングは機動力のあるビッグマン。当時のホークスはウォリアーズ路線へ一直線。ヤング、ハーター、ハンター、コリンズ、そしてオコングと機動力とシューティングを押し出す形のチーム作りでした。なので、ベストフィットしそうだったオコング。
ところが、そのシーズンにカンファレンスファイナルまで進む躍進を果たしてしまいました。「しまいました」です。
プレーオフではオコングもディフェンス面で活躍しており、悪くないルーキーシーズンでしたが、勝利を求めるようになったことと成功のシーズンだったことで、カペラがセンターの形を継続。ドラフト6位のわりにチャンスが少なくないオコングとなりました。
〇2年目
20.7分
8.2点
TS71.4%
〇3年目
23.1分
9.9点
TS67.8%
プレータイムに対して、得点は悪くないし、3年目はリバウンドも7.2本とかなり取りまくっていました。ただ、どちらもカペラの方がちょっとだけ良い。TSを見てわかる通り、オコングは高確率のフィニッシュを持っており、ヤングのチームとしては十分に期待に応えられそうだったのですが、スターターとしての地位を奪い取ることが出来ませんでした。
まぁこの頃のホークスは「ジョン・コリンズ売る売る詐欺」を繰り返していたわけですが、当時の疑問はコリンズじゃなくてカペラを売れば、そのままオコングがスターターになるだけで、デメリットがないのに、なんでコリンズを打って、カペラとオコングを残したいのかがわからないってやつでした。
そして4年目。遂にコリンズがいなくなると、オコングは3Pを打ち始めます。というか、カペラと同時にコートに立っている時間が生まれるようになりました。ある意味ではジェイレン・ジョンソンの欠場対応でもありましたが、必要に駆られての3Pです。
ヤングとデジョンテ・マレーのダブルPGに、カペラとオコングのダブルセンター。どうみてもロスター構築に失敗しているだけのホークス。そしてシーズンオフになるとデジョンテを放出し、ダイソン・ダニエルズをゲット。ドラフト1位でリザシェイを加えたこともあり、なんだか一気に攻勢が変わっていったのでした。
オコングの5年目が始まります。