◎タフショット・中村
『大型PG』という名刺を振りまいて活動してきた中村太一ですが、ライジングゼファー福岡でシューター的な仕事をしていたらしく、この代表にもシューターとして呼ばれました。「須田になれ」というモチベーションが下がりそうな言葉を貰ったとか、なんとか。
その中村はオランダ戦ではボールを貰ってから中途半端なドライブをして上手くいきませんでした。PGとして評価されているなら、もっと早く代表に呼ばれていたわけで、そうじゃなくて「シューターしろや」とホーバスに定義されたことで、打ち切るようになっていったオランダとの2試合でした。
ここはホーバスお得意の「何をするか決める」ことで個人のパフォーマンスを上げた例になります。そして同時に見事なまでに「判断能力を奪う」形になりました。ここが、ホーバスが女子で成功した理由にも見えてきます。恩塚が「判断」を導入し、選手から文句言われていた部分だし。
そして試合をこなした後のデンマーク戦。中村は酷いレベルのタフショット連打になりました。「ボールを貰ったら3Pを打ち切る」ということを強く意識したプレーで、無茶なシュートを連発。わかりやすく劣化してしまったわけですが、それもホーバスらしさに溢れていました。
デンマークとのゲーム2では、中村用(シューター用)のプレーコールがセットされ、そこではタフではなく良いショットを打った中村。いや、初めから用意してあげなよ。シューターなんでしょ。ここら辺はホーバスのよくわからないところです。
ゲーム2は前半の金近が行方不明になってしまったこともあり、後半は中村が優先で使われました。しかし、3Pが決められない中で、3Pに食らいついたデンマークディフェンスを見て見事なドライブを決めた中村。このドライブは完璧だった・・・のですが、そこから再び金近に出番が与えられ、終盤も金近でした。「3P打たなかったから降格」みたいな。
島根のファンが「中村は代表活動がシーズンに悪影響を与えそう」とコメントしていましたが、『判断』という要素を省いた進め方はなんやらほい。シュートタッチなんて試合によって少しずつブレるわけですが、その中で代表での試合をこなすことで『判断力』を上げていくのが普通ですが、下げていったという6試合。
ベン・シェパードみたいに「3Pを打てるか」がファーストジャッジで、ダメなら「即座に次の展開」のジャッジが出来るかどうかが大事だと思うのにね。「3Pが入るかどうか」が全てならば、Bリーグでわかっているんだから、試す必要ないじゃんね。
なお、金近の方は中村よりも判断をしています。打つか、打たないか。その判断力が買われているのかどうかはわかりません。3P決まらなかったらベンチに座る時間が長くなるだけだしね。
そして富永が観戦に来ていましたが、ジャッジの部分を評価しないならば、シューティングと打ち切る能力の高さで富永を超える選手はいないので、富永が選ばれるんでしょうね。結局のところ、中村は3Pをかなり決めた6試合であり、打ちまくった6試合だったけど、役割をこなそうと忠実に働いたうえで落選してしまうかもしれない。
やっぱ「向き不向き」があるんですねえ。
管理人さんが人と上手くやれない代わりに「卓越した観察眼と分析力がある」ように、ホーバスさんも日本女子にはハマるやり方を持ってる代わりに、日本男子とは相性が悪そうな感じというか。
…まあ選手や見てる人が納得できるプレーモデルを構築したとしても勝てるかどうかは謎ですが、結果も出ない、納得感もない現状からすると、そろそろ…というのが自然の流れに見えますね。
意外とドック・リバースとか、トム・シボドーみたいな「男の方法論を熟知してるモチベータータイプ」のHCにして、シンプルなバスケをする方が向いてるかもしれないんで、そっちも試してみてほしいですね。
トムHCは前回のW杯出場権獲得→W杯出場してアジア1位→パリ五輪、幻の仏勝利に導くなど、実績がえぐい!
現状は不安が大きいですが、本番はW杯出場をかけた韓国、中国戦から!
河村の2way契約が決まり、不在になりそうなのが痛すぎる!しかし、トムHC以上に日本代表を導ける他HCがいない以上、信じて応援します!