◎バックスの2年
バックスについては丁度「プチ再建をすべき」と書いていた中でのリラード獲得でした。ホリデーでの限界が大きかったので、そこにリラードをいれることは悪くないし、ヤニスがハンドラーし過ぎなので、もっと「ヤニスを使うPG」が必要だったのは間違いありません。その点では悪いトレードではなかったし、実際にグリフィン時代は結果も伴っています。
ほんとね、忘れられそうだけどグリフィンがHCしている時は、リラード本人は不調だけどチームとしては悪い成績ではなかったんだよ。その前のブーデン時代が良すぎたから勘違いしているだけで。リラードの得失点差も23-24シーズンが+5.0で24-25シーズンが△0.9だしね。
さて、問題はホリデーとリラードをトレードしたことではなく「高齢化を進めたこと」でした。今になって「ホリデーとミドルトンを放出したのが間違い」と言い出す元選手がでてきているけど、ケガが多くなり出場数が限られ、プレー内容も幅がなくなってきている2人が残っていたら「動かなかったのが間違い」と言われていただけ。で、動いた結果がベテランで長期の高額契約のリラードってのは『ヤニスの全盛期』を見据えた動きではありませんでした。
高齢化を進めた2年前、取り返しに行く現在
でも取り返すっていったもKPJとかロリンズで、目玉はマイルズ・ターナーだもんね。クズマもいるか。こうしてみると当時のフロントが「プチ再建」に動いたとしても、目の付け所がアレだから上手くいかなかっただろうね。一応、その後に動いた選手で言うとラプターズの解体があったのでアヌノビーとシアカム、ギディーなんかもいます。
このあたりのコアメンバーを獲得できなかったとしても、ブレイザーズがカマラを手に入れたこととか、その後にブログドンとロバート・ウィリアムスを手に入れていることとかを考えると、バックスだってロールプレイヤーの若返りはできただろうね。
◎その後の展開
さっきのトレード内容を現在にしてみましょう。
🏀バックス獲得
デイミアン・リラード(⇒ブレイザーズ)
🏀サンズ獲得
ユスフ・ヌルキッチ(⇒ホーネッツ⇒ジャズ)
グレイソン・アレン
ナシール・リトル(⇒千葉ジェッツ)
キーオン・ジョンソン(⇒?)
🏀ブレイザーズ獲得
ディアンドレ・エイトン(⇒レイカーズ)
トゥマニ・カマラ
2029年ドラフト1巡目指名権
2028年・2030年のドラフト指名交換権
ロバート・ウィリアムスⅢ世
ダニ・アブディヤ
マルコム・ブログドン(⇒ウィザーズ)
2024年ドラフト1巡目指名権(⇒ウィザーズ)
2029年ドラフト1巡目指名権(⇒ウィザーズ)
🏀 セルティックスの獲得
ドリュー・ホリデー(⇒ブレイザーズ)
サイモンズ
ブレイザーズはセルツからもらったものをすべて使ってアブディヤを手に入れました。29年の指名権はセルツとバックスのどちらかを選べましたがセルツを送ることにしたようです。バックスの方が高い価値になる可能性があると踏んだわけだ。
終わってみればブレイザーズはサイモンズとヌルキッチを放出することで、ホリデー、アブディヤ、カマラ、29年1巡目と2つのスワップ権を手に入れたような感じです。28年~30年っていかにもバックスが低空飛行してそうだもんね。これはバックスがどうしてもヤニスを手放すわけにいかなかった理由でもあります。まぁヤニスだすならノンプロ指名権を3つなんて余裕なんだけど。
アブディヤに対して出しすぎ感は否めませんが、何かを失ったわけではないし、ちゃんと活躍してくれているんだから十分に成功の部類だよね。
この2年間にサイモンズ中心のチームを作っていたこと。スクートが活躍していないこと等、そしてセンターばかり集めていること等、ブレイザーズにはブレイザーズで問題はいっぱいありますが、トレードの収支だけ見れば大勝した感じです。収支だけ勝っても仕方がないのはホーネッツと似ているな。