プレーオフ②ナゲッツvsウルブズ

さて、どこまでが狙いなのかはわかりませんが、ブザービーターを除いて何もしなかったような前半のマレー。それは文字通りの意味で「一生懸命アクションしたけど打てなかった」ではなく、シンプルに捌いただけでほとんど何もしていませんでした。マクダニエルズで止めに行ったウルブズの作戦が勝ったのか、それともエース以外で攻めておくナゲッツの作戦だったのか。

後者であることを主張するように2つ続けてマレーが決めていきますが、タウンズが3Pで取り返してアーリータイムアウトのナゲッツ。多分、マレー作戦は上手くいったんだけど、今度は純粋にウルブズの火力に負けた。しっかりとプランが練られ、選手はミッションは遂行するけど、試合はどっちに転ぶかわからない、ってのはこういうこと。

「マレー徹底」のはずが、マレーに3Pを食らったウルブズはそこからワイドに展開されてディフェンスが追いつかなくなります。あとはゴードンとKCPが3Pを決めるかどうかの勝負って感じ。かといって、ちょっとでもスキがうまれるとタフショットマレーが炸裂してしまうという理不尽オフェンス。

一方でシュートが決まらないウルブズで楽な感じのナゲッツですが、タウンズがオフェンスリバウンドを連発してねじ込みます。さらに、そこからヨキッチが4つ目のファールに。なお、タウンズも無駄なファールしているけど、ヨキッチがいなくなるのとタウンズがいなくなるのは意味が違う。点差はまだあるけど、追い込まれているのはナゲッツか。

ヨキッチが手を出せない中、タウンズへのヘルプに飛んできたのはMPJ。ダブルチームを仕掛け、抜かれても後ろからブロックに手を出してヘルドボールに。この試合はナゲッツのウイング陣の方がディフェンスで働いています。っていうか、真正面から勝負することがないマレーのよくわからなさに消されているようなマクダニエルズ。

すると今度はマレーに対してアンツがいきます。明らかに困り始めるマレー。ブッカーを止めたマクダニエルズよりも、マレーにはアンツか。そしてアンツはまたも3Pを決めてチームを救っていきます。攻守にアンツ。でもゴードンのことは嫌いなアンツ・・・と思いきやゴードンを抜いてのレイアップもヒット。3Q半分で33点まで来たぞ。

さて、タウンズとアンツ。2人が目立っていくのはシリーズあるあるだ。ウルブズはエース2人がどうにかしていくのが大事。ナゲッツはエース2人を止めに来られている中で展開するのが大事。

ヨキッチがベンチに下がるとマレーにはダブルチームが仕掛けられます。もっと捌いた方がいいマレーが無茶な突破をミスすると、得点が止まりそうなナゲッツ。しかし、ここでハイプレッシャーがあだとなりファールコールが増えていくウルブズ。まぁでもレフリーは悪くない。明らかにナゲッツはこんなに手を出していないもん。ちょっとやりすぎているウルブズ。

しかし、手を出すのを辞めたらマレーがレイアップをヒットします。うーん、難しいね。マレーが持ちすぎているのも間違いないので、そんなにオフェンスが爆発する匂いはないから、ウルブズもオフェンス対抗で良さそうなんだけど、それで勝ってきたチームじゃないからさ。

残り50秒でタウンズを戻してアンツとダブルエース体制にすると、さっそくアンツがドライブダンク。マレーへのダブルチームも成功して守り切ると、またもアンツがドライブからファールを貰い11点差に縮めて3Qが終わります。

ナゲッツの方がウルブズ対策がハッキリしたようなゲーム4の流れでしたが、この3Qは
マレーへダブルチーム ⇒ MPJ抑えときゃ他は外すだろ ⇒ アンツとタウンズの得点対抗で勝てそう
こんな雰囲気でもありました。それは昨シーズンにはできなかったアジャストだなー。アンツだけでなく何故かタウンズも改善している今シーズン。

プレーオフ②ナゲッツvsウルブズ” への2件のフィードバック

  1. 非常に面白いゲームでしたね。どちらを応援している訳ではないから、楽しく観られてます。アントはもう完全にスーパースターですね。このまま怪我無くキャリアを全うして、ウルブズを優勝に導いてほしいです。
    とかなんとか思いながら、「来シーズンから、これらのチームに4勝しないとファイナルにさえいけないとか・・・ウエストはおかしい」って感想です。

    1. ちょっと停滞している間に後ろにいたはずの選手、チームに抜かれちゃうから怖いですね。

      1年前のナゲッツをみていたら、ウルブズがここまで戦えるなんて信じられないし、内容の濃さで満腹です

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