プレーオフ① ナゲッツvsレイカーズ

さてADに対してゴードンというマッチアップを続けるナゲッツ。問題があるのはADがゴードンに苦労していることよりも、ヨキッチにマークされた八村がレブロンへスクリーンへ行かないこと。スイッチ誘導させるところから崩すのが通常ですが、そうはならないんだもん。そして攻守の切り替えの関係でADにヨキッチとなれば、スクリーンからレブロンが仕掛けて得点になります。

どうなってんのかね。ヨキッチと比べちゃダメだけど、相変わらずの得点とアシストに、少なかったターンオーバー。でも20リバウンドも取っているヨキッチと比べちゃだめよ。

実際、4Qはいつナゲッツが逆転してもおかしくない展開ながら、レブロンが3Pやミドル&ワンで12点を奪い突き放します。ただ、ADのアテンプトが1本で終わるなど、レブロン中心過ぎるアタックにはなっています。

8点のうち6点は後半開始2分で奪ったものです。つまり20点リードするまでの得点であり、ナゲッツが困っていたレブロン&ADの後者については、そこから2点に抑え込んだわけです。予想以上にレブロンの反撃にあったものの、きっちりとADのアテンプトを封じ込めたわけですが、それは戦術変更による封じ込めでした。

なんせ残り3分のシチュエーションでリーブスのマークがヨキッチ。当然のように強気に攻めたリーブスですがシュートまで行けなかったりしてさ。そしてヨキッチはAD相手のポストムーブを&ワンで沈めて1点差に追い上げるとともに、ADは5ファールです。残り2分。

必然のマレー&ヨキッチで攻めるナゲッツですが、これをレブロンがスティールしてカウンターからのダンク。わお!
でもルーズボールになりかけた流れからMPJが6本目の3Pで同点にします。レイカーズ側にはノーチャンスだった。残り1分。

ディアンジェロがドライブレイアップで2点リードに。この前のオフェンスはリーブスが外しているのですが、レイカーズはレブロンはKCPが張り付くので簡単にはボール持たせてもらえず、その分だけ空いている2人のアタックになっていました。でも、ちゃんと決めたんだから問題はない。

ナゲッツはマレー&ヨキッチからのドライブでマレーがファールドロー。フリースローで同点に。こちらは両エースでシュートに行けているわけだ。間にMPJの3Pが入ったのも大きいな。

しかし、即座にドライブレイアップでレブロンがアンサー。フリースロー後のボール運びからコーストtoコーストだったのでKCPのディフェンスをスルー出来た。

それをマレーがミドルで返して同点。続くレイカーズはノータイムアウトでレブロンの3Pははずれてナゲッツのラストオフェンスになります。これをノータイムアウトで臨むナゲッツ。両チームがタイムアウトを残しながらオフェンスを仕掛けていきました。

そして2つのスクリーンをかませてマレーvsADに。サイドラインへ逃げるようにしてフェイダウェイを放つとブザーと共にリングに吸い込まれて劇的なゲームウィナーとなりました。

完璧だったのは間違いないけれど、同点だったのもポイントですね。1点負けていたらタイムアウトだっただろうし、もう少しディフェンス側が用意できた気もします。ただ、その前のレブロンも含めてボール運びからの流れで、そのまま仕掛けられるとどうしても緩くなる。それも2つのスクリーンがあったし。スイッチがゆるゆるだったし、ボールへプレッシャーがかかっていなかった。

どういうことなんでしょうね。相変わらず両ひざに手を当てて、肩で息をし始めてからシュートが落ちないというマレー。レブロン相手の終盤のミドルで勝負を制しました。3Pは5本すべて外したシューター系PGという不思議な存在でもあります。

20点差と考えれば千載一遇のチャンスを逃したレイカーズでしたが、20点差からの内容を考えると必然の逆転勝利でもありました。レブロンの集中力がなければ、もっと簡単に逆転されていた感じです。これでナゲッツが10連勝らしい。

後半にADが決められなくても2点差なのだから、希望を感じた試合なのか。それともこの内容で勝てないというのは絶望なのか。なんともいえないゲーム2でした。

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