プレーオフ①バックスvsペイサーズ

ゲーム2

ヤニス不在で苦しいバックスがリラードの3P連打でゲーム1を制しました。そしてゲーム2もブルック、リラードと3Pが続き、リラードの3Pファールドローという立ち上がり。シューティングを制する者はゲームを制す、というディフェンス主体のプレーオフに反する内容となっていきます。

一方でワイドオープンを作りながら3Pが決まらないスタートとなるペイサーズ。やっぱりシューティングを制する者はゲームを制す、っていうね。「空けるんだったら3Pを空けろ」というブーデン時代に回帰したバックスらしさもあって3Pが目立つ展開となります。

シアカムが決め返したと思ったらブルック、リラードと3Pを決め、ニスミスが決めても、またもブルックが3P。3Pってこんなに決まるもんだっけ。まぁ決めているのは両チーム2人だけなんですけどね。ペイサーズとしてはターナーが外に引き出されているわけでして、さらにインサイドアタックを組み合わされると手も足もでないのですが、そこまではいってない。

そして開始4分の間にミドルトンが足を痛そうにするシーンが2回出てきます。シアカムの足を踏んでしまって苦悶の表情。そしてタイムアウトでロッカーへ下がります。早々に戻ってきたけどさ。

面白かったというか興味深いのはペイサーズは初めの交代でシェパードを出してきたこと。マスリンがいなくなってローテに定着したけど、プレーオフでも堂々と試合に出てきているし、ガードを並べてスピードアップしていくペイサーズ戦略でもあります。ビーズリーがドライブを決めたら、エンドラインスローインからカウンターでトッピンがレイアップを決めるというザ・トランジションチームらしさ。

9分が経過したところでトランジションのペイサーズが目立ってきて逆転に成功します。するとレフリーにブチ切れているリバース。もちろんコールに不満なんかもあっただろうけど、異様なブチ切れ方であり、走り負けている事実への不満をぶつけているような空気。

ターナーをベンチに下げるペイサーズはシアカムとトッピンをインサイドに置いたスモールへ。スモールというか更にスピードアップします。明らかについてこれなくなっているバックス。「6on5で試合してんのか」ってくらいバックスの人数が足りなく見えてきます。

今シーズンはヤニスの運動量が少ないことが気になっていましたが、こうしてヤニス不在でトランジション連打になっているのをみると「ヤニスがいればなぁ」となります。この展開でヤニスがいると問答無用に押し込んでくるのでハイスコアリングゲームで勝機が広がるし、決めてくれたり、ファールドローしてくれることでペイサーズの勢いも殺せます。まぁ殺し切れないからシーズン成績が悪かったんだけどさ。

「シューティングを制する者はゲームを制す」とかいったけど、この確率で決めたバックスが26-30と4点ビハインドで1Qが終わります。シューティングではなく、ペースを制されてのビハインドです。もっともっと確率良く決めないと勝てないってことか。

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA