プレーオフ① ナゲッツvsレイカーズ

◎カムバック・ナゲッツ

ナゲッツがどうにかしなければいけなかったのは何か。ディアンジェロのプルアップ3Pは決まりすぎにしても、前半はADに決められまくったことであり、後半のスタートはレブロン&ADのツーメンゲームに全く対処できなかったことです。そういう意味では前半に開いた15点と、後半の5点は意味が違い、後半の方が重たい離され方です。レブロン&ADについては、どうにか対処しなければいけない状況なわけだ。

その前に20点差でのアフタータイムアウトのオフェンスですが、レイカーズディフェンスの対処がわかりきっているので「MPJがフリーで3Pを打てる」プレーコールを用意してきました。明らかにレイカーズ対策のプレーコールであり、点差が離れるまで隠しておいたプレーコールでもあります。ナゲッツは「いろいろやる」系なので、効いているからって同じ形で崩すわけじゃないしな。

いずれにしてもADをヘルプ専用にしておくのがレイカーズなので、そのスキをMPJで使いました。ただ前提がマレー&ヨキッチのツーメンゲームを仕掛けながらの、オフボールを絡ませることなので突然やろうとしてもムリ。タイミングを合わせられる準備を常にやっていないとね。

そんな感じで「攻略法そのものは知っているよ」とでも言わんばかりのオフェンスに変化しました。基本はヨキッチにいれておいてのオフボール。つまりADのヘルプを消す方法をメインに考えています。ここはレイカーズ側が悩む部分で、ヨキッチに対して八村にしておいた方が、ADをヘルプ役を残せるんだけど、それを逆手に取るのが上のMPJだったわけだ。そしてMPJの3Pが決まっている試合なので、その作戦はリスキー。

さて、ナゲッツの問題はレブロン&ADへの対処ですが、逆にナゲッツの方が八村に対してヨキッチというマッチアップに変更します。うひゃ。ADにはゴードンにすることでスイッチ対応をスムーズにしました。そして八村を捨ててカバーにいけるヨキッチという連携です。で、八村が割と空くのですが決まらん。

11-2のランで13点差まで縮まります。このカムバックは必然のカムバックでした。狙い通りだもん。ただ試合開始からはやらなかっただけで、点差がついたところで戦略変更して抑えるところを抑え、空くところから攻めてみたナゲッツ。

でも20点差もあったから、まだまだリードはレイカーズ。むしろナゲッツが予定よりも早く発動せざる得なかった形かもしれません。ここからマレーとヨキッチを順番に休ませるローテだからね。

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