プレーオフ① マジックvsキャブス

ゲーム1

雑感を書いていきましょう。詳しくはYouTube配信を見てね。

◎ディフェンスの戦い

試合開始からキャブスが3P5/5と決めまくり、リードする展開になりましたが、以降は3/25と決まらず、両チームが3Pに大いに困る試合となりました。それはシュートタッチよりもプレッシャーディフェンスが効いているので決められなかったというディフェンスの戦いでした。

キャブスに関しては「お前ら、そのためにシューターを多く獲得したんじゃなかったのかよ」とも言いたくなりますが、事前予想通りのハイレベルなディフェンスとアレなオフェンスの戦いになっていきました。プレーメイクの部分が苦しいからよいシュートを打てているわけではなく、決まりそうにない3Pが多かったという話。

マジックはセンターのスターターにアイザックを持ってきました。アイザックは3P2/4と決めており、2つのオフェンスリバウンドも含めて、ジャレット・アレンの脅威を薄める役割を果たしました。実際、アレンのブロック数は0となっており、リムプロテクターをゴール下から外すことに成功しています。

一方でディフェンス面ではアレンを止める仕事のはずはなく、ピック&ロールの多いキャブスのハンドラーアタックに対して、スイッチしてもディープに追いかける構図を作りました。ギャリー・ハリスとサッグスがドノバン・ミッチェルとガーランドを追いかけまわしたうえで、スイッチされてもアイザックというのは効果的でした。3ブロック、3スティールのアイザックは狙い通りの仕事をしたと思われます。

ただし、高速ヘルプでリムプロテクトにいくと、アレンへのパスを通されてダンクを食らいまくってもいます。この点については「キャッチが上手い」アレンの特徴という部分もあり、普通ならばもたつきそうなパスでもスムーズにシュートに行くのでスピードだけでは対抗できませんでした。ハンドラーアタックを止めに行くべきか、アレンへのパスを阻害するか、あるいは周囲のヘルプを早めるかはゲーム2以降の改善ポイントになります。

マジックに誤算があったとすれば、空けておいたモブリーが試合序盤に2つの3Pを決めたことでした。積極的に打ってきたし、決めてきたので放置しにくくなっています。ちなみにニヤングは0/4となっており、マジックディフェンスとしてはPFを空けておくことになります。違う問題もあるけどさ。

アイザックの高速ヘルプは機能したけど、その次をどうするべきか。モブリーが3Pを決め続けると安易にヘルプにも行けないのでディフェンスシステムのチョイスが難しくなります。試合を通してキャブスの3Pは決まっていなかったのに、モブリーというポイントでやられてしまうと苦しいんだ。

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