スパーズｖｓウィザーズ

こないだスパーズを見た時にトランジションでミスをしまくり、ハーフコートにした方がマシに見えたことを思い出したウィザーズの出来でした。で、ハーフコートオフェンスをするとスローダウンするから、スパーズもちゃんと作る形になっていく試合です。

特にひどかったセカンドユニットは、ウィザーズディフェンスのローテの悪さもあって、ボールを動かせばオープンが作れます。順調にリードを広げていくぞ。

本日はザック・コリンズがいないこともあってか。いや、いても同じようなもんだけど、どうもポジションの概念がないというか特徴が足りない選手が多いスパーズ。ウェンビーが規格外なのとか、ソーハンが野獣みたい（だった）とかはあるけど、ベンチメンバーは誰に何をさせるのか、誰もが何でもするのか、よくわかんない。

今シーズンも３Ｐ４５％決めているマグダーモッドがいるので、オフボールスクリーンで動かしていくのは去年までもやっていたのですが、そういう形にも乏しくなったんだよね。

順調だったスパーズですが、ちょっと個人技突破を増やしてしまうと、狙いが曖昧ってこともあり一気に盛り返されてしまいます。さらに戻ってきたウェンビーはプットバックこそ決めたものの、やっぱり１ｏｎ１はバグリーに止められ、止められたら３Ｐ打って外し、調子がいいのか悪いのかよくわからん。

ウィザーズが頑張ってチームオフェンスをしようとしているので、ＨＣが逆になったんじゃないかと思うほどに適当なスパーズに見えてきます。狙いも適当だけど、パスも適当だし、シュートチョイスも適当なウェンビーがなおさら目立ってしまってさ。

残り４分半、ポポビッチも腹が立ったのか、ウェインビーを下げます。パスを出す気持ちもチームオフェンスをする気持ちもあるウェンビーなんだけど、間に余計なプレーが混じるから周囲も「何したいんだろ」っていう雰囲気なんだよね。

ここから再びスパーズがリードを奪います。まぁきれいなワイドオープンになったプールが３Ｐ外したり、クズマがダンクミスしたり、ウィザーズのオフェンスの方が良い感じだけどフィニッシュミスが多かっただけなんだけどさ。よいチョイスをするためにパスを回して打ち切らないプールとか。

前半は５８－５４。お互いに「俺がエースだぜ」をされると上手くいかないっていうね。最後にクズマがエースっぽいムーブのフェイダウェイを決めましたが、これが前半で唯一のエースムーブでした。