ブレイザーズｖｓバックス

リラードｉｎポートランド

リラードが戻ってきた初めての試合。この夏、最大のお騒がせものは最後は残りたいという話を出したものの却下され、バックスへと放出されましたが、長年の功績に当然のように盛り上がるポートランド。バックスはイースト２位だし、リラードは初めてのオールスタースターターになるし、いいことだらけじゃん。

ついでにＨＣリバースをみられるのでちょうど良きタイミングでした。そして試合はリラード・・・ではなく、リラードとトレードされてポートランドにやってきたエイトンで始まります。

いつになく積極的に打っていくエイトン。あのトレードに思うことがあったのか何なのか知らないけれど、ミドルレンジも打つし、ゴール下に押し込んでも打つ。相手はブルックなので難しそうに見えるけど、何の問題もないとばかりに決めていきます。もちろん、長持ちはしなかったんだけどさ。

ブレイザーズはサイモンズやスクートがＰＧしているとボールが回りません。この２人がパスを出したらジェレミの１ｏｎ１だしさ。リーグ最低のオフェンスレーティングも納得の内容なわけです。ただし、センターとの絡みは頻繁に使うのでエイトンがフィニッシュをしていくとプレーの見え方は大きく変わってきます。

ちなみに、オーストラリアのリースが控えセンターとしてポジションを掴みましたが、これといってよい部分は感じないけど、ガード陣を活かすためのスクリナーであり、スペーサーとして機能するから、戦術適正はそこそこある。

インサイドのエイトンで得点を奪えたブレイザーズは続いてガードのアタックも決まっていきます。中・外となっていくのは自然の流れだし、バックスのガードディフェンスなんてアレでアレでアレだからね。

しかし、ブレイザーズのディフェンスもアレです。ガードがブログドンとサイブルのコンビ時に対戦したチームはアンラッキーなくらいに、サイモンズとブログドンになっただけで問題が出てきます。ここの「問題」がシンプルにガードが抜かれるならば話は違うんだけど、本日の問題はピックアップミスが多いこと。

リラードもヤニスも１ｏｎ５みたいなシチュエーションでもドライブで飛び込めてしまいます。誰かボールを止めに行かないのか。こういう部分でサイブルが細かく嫌がらせしていた試合を見ているから、あまりにも差があってさ。

もちろん、ハーフコートでもリラードにぶち抜かれてレイアップを食らうし、ヤニスはファールじゃないと止まらないし、ポーティスのポストアップにゴール下を食らうジェレミだし、同じように止められないんだけどね。

順調なハイスコアで進んだ１Ｑはオフェンス力がないブレイザーズが抵抗できるほどのディフェンスだったバックスといった方がいいんでしょうね。スクートがボールを持つとスピードでぶっちぎり、以降はボールを持っていてもノープレッシャーでイージーにシュートを打てました。だからといって決まらないのがスクートなのに、決まりまくったので１Ｑだけで１１点だぞ。

３８－３７の１Ｑでした。リバースって何を強化するために呼ばれたんだろうね。少なくともディフェンスではない事だけは確かだ。アンドレ・ジャクソンもリビングストンも出てこなかったもん。なおシュート担当のＡＪグリーンも出てこなかった。