キングスの5つのこと

⑤マレーとジョーンズ

2年目のキングスにとって最大の伸びしろなのがキーガン・マレー。シーズン後半に失速していったかと思ったら、プレーオフでは信頼されるなど、下降路線で終わらなかったのはイメージがよい。既に完成されているプレイヤーなので、これまでになかったプレーが加わるというよりは、今のプレーの精度を高めてくれそうです。

〇キーガン・マレー
29.8分
12.2点
2P52.7%
3P41.1%
4.6リバウンド
1.2アシスト

ルーキーシーズンで立派な3P成功率を残したマレーなので、シュート能力は問題なし。懸念は2Pの確率の悪さですが、実は確率よりもアテンプト3.5本の方が問題で、フィニッシュに絡む回数を増やす必要があります。

チームの得点120点を増やすのは簡単ではなく、誰かから得点を奪うのがマレーに期待されること。主にフォックスとサボニスから奪い取るのが理想です。3人目のエースはバーンズなのか、モンクなのか。いやいやマレーだろ。ってね。

またリバウンド王のサボニスがいるからか、少なかったリバウンドですが、オフェンスは1.1本とっており、ロングリバウンドの回収役としても機能していました。ここらへんのハードワークの部分ではフィジカルに慣れてきた2年目には伸びやすいので、いろんな部分でチームを支える役割も増えそうです。

EFG58.4%は簡単に60%に載せてきそうなマレー。必要なのは2Pの向上であり、12.2点を15点には増やしたい。

キングスはスターターのバランスがとれており、これを崩すのは割と怖い。かつては崩して補強したつもりが、バランスが取れずに失敗していった経緯もあるしね。だから同じメンバーで戦いたいけど、そうするとマンネリと対策が進んで止められてしまいます。そこにちゃんとマレーという伸びしろがあるのは、チームが固定化しすぎない期待でもあります。

一方で弱点だった控えPGにはドラフトでコルビー・ジョーンズを獲得。補強ポイントを上級生ドラフトで補うという流行系に乗っているキングス。素材を取りに行くのを辞めて成功している最近のキングスらしさかな。

弱点といってもダビオンがいるので、ベテラン補強して変にプレータイムが減るのも嫌だし、もめるのはもっと嫌だし。今年のドラフトで最も完成度の高いPG系統ですが、コンボガードっぽいので渋滞もしそうにないしさ。丁度よさげな補強をしたよね。

ウイングにディフェンダーを加えたかったところですが、ダビオンのディフェンス力とコルビー・ジョーンズの併用が出来るならば解決しそう。ってことで、地味な補強の方が上手くいくという典型例になれる・・・のかな。

キングスの5つのこと” への2件のフィードバック

  1. お疲れ様です。
    キングス記事嬉しいです!

    コディのようなマルチディフェンダーが欲しかった一方で、不確定要素を嫌ったという分析納得です!
    プレイオフが非常に心配にはなりますが、、、

    ドゥアルテはハーターの代役のような形で使われるのでしょうかね?ムービングシューターがハーター以外にいなかったのが去年はきついなーと思ったので、期待したいとこです。

    1. ドゥアルテはオフボールさせた方が良さげにみえましたが、シュートが安定してないので、なんともいえないんですよ。
      サボニス起点の方がオフボールはやりやすいので、個人の成長も含めての期待枠です

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