新ロケッツは何が起こるのだろうか②

◎若手が本格化する瞬間っていつだろう

ロケッツの若手たちはポテンシャルの高さを示しているものの、一向に本格化しそうにありません。「本格化」ってなんだろうね。大雑把に言えば、点を取ることと、ターンオーバーをすることのバランスが「勝てる」ところに落ち着くってことでしょうね。

直近で劇的に変わったのはキングスですが、フォックスに関しては劇的ってわけではありません。そしてHCが変わってもオフェンス一辺倒なのも同じ。ただ、自分たちがやっていることが正しいと分かったので、ビハインドの状況でも慌てることなく、強気な姿勢を崩しませんでした。それが成功の要因だ。

その点でロケッツにはチームとしての形が足りず、まずはそこを見つける・・・前に補強でベテランを連れてきたって感じです。意外とブルックスの方がわかりやすい一面があって、ディフェンスマインドのチームとして背中で示せるかもね。それに4年契約は長すぎるけどさ。

バンブリートは確かにロケッツの弱みであるターンオーバーの多さを改善するし、ハーフコートを作ってくれるでしょうが、チームメイトを活かし、開花させるプレーをするとはおもえない。ただし、ブルックス同様にメンタリティではドラフト外から上がってきた自負を感じる。

ロケッツのフロントが欲しかったのは2人のメンタリティなのでしょう。ギリギリ限界まで意地でも粘れってね。そういうチームが作りたいならば、これまでのKPJ&グリーン体制は何だったんだ、という疑問ばかりですが、前に進めるんだからまぁいいか。

ウィットモアとアーメンがブレイクしてくれれば、チームの形が大きく変わる点も含めて、ややKPJ&グリーンへの信頼が揺らいだからこその補強にも見えてきます。ロケッツにとっては、この2年間の歩みの先にあったのが今回の補強なのか、それとも苦しい状況を打破するための補強だったのか、本音を知りたいところです。

いずれにしても、明確な改善を志しているかのようなHC交代とベテランの補強。どうにも描きにくいロケッツの戦術ですが、良くなることだけは間違いないと思います。その先に若手の本格化があるのかどうか。長い目でみなければいけません。

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