新ロケッツは何が起こるのだろうか②

ガード陣にバンブリートとブルックスを補強し、ディフェンス面の強化を実行。ビッグにランデールを補強しシェングンと共に役割がハッキリしそうなロケッツ。わかりやすいといえば、わかりやすい補強でした。

しかし、ロケッツは若いチーム。今年のドラフトでもヤンチャそうな若者を指名しています。ウイング起用かどうかは不明ですが、仮にウイングとしておいて随分と未知数でポテンシャルな選手を揃えました。

タリ・イーソン
アーメン・トンプソン
キャム・ウィットモア
ジャバリ・スミスJR

4位でアーメンを指名したのは良いとして、「練習態度が悪い」なんて話で他のチームが指名しなかったウィットモアが20位まで残りました。「オレは上位指名だから」とばかりにワークアウトをマジメにやらなかったんじゃないか疑惑もありますが、サマーリーグではMVPを獲得し、ロケッツはラッキーって感じです。

とにかく力強さが目立ったウィットモア。ディフェンスに正面からコンタクトして負けないフィジカルと空中でのボディバランス。エースっぽいというか、インサイドフィニッシュに課題があるグリーンと対照的な力強さです。

ダンクを見ていると力強いのに、飛び上がる速さももっており、マーティン不要になった理由にも見えるし、なにより「前を向いてボールを貰う」能力の高さが光ったサマーリーグでした。瞬間の切り替えの早さだったり、ボールを貰う瞬間の身体の向き、貰った瞬間の仕掛け方など、ダムダムハンドリングのスキルではなく、身体能力とそれを使う上手さが良い点でした。

長い時間ボールを持たなくても点が取れるし、ディフェンスの方が評価ポイントでもあるし、なんかサマーリーグだけ見ればブルックスを獲得する必要はなかったよね。

イマイチ、グリーンがバンブリートとのコンビでエースキャラを出来るイメージがわかない中、ウィットモアの方がフィットしそうにすら見えました。アーメンは早々にケガでいなくなったのでわかりませんが、得点能力のある若手をウイングに揃えています。

PGとセンターでプレーメイクしてウイングが点を取る

というのはウドカっぽい。破壊力のある突破でガンガン仕掛けないと、すでに確立されている「エース・グリーン」の牙城は崩せないので、ウィットモア(とアーメン)にはアグレッシブにチャレンジしてほしいところです。それで嫌われるかもしれないけど、何かを削って丸くプレーするには若すぎるよね。

サマーリーグではイーソンも力強さと3Pで得点していきました。ウィットモアに比べると得点感覚は弱いんだけど、合わせのプレーはイーソンのが上手いし、そもそもの高さとかもイーソンのが上だよね。

ディフェンス力の高さでルーキーシーズンから活躍の場を手に入れていったイーソン。もともと完成度は低かった選手なので、しっかりとプレーできただけでも良いルーキーシーズンだったし、どのポジションでも守れる強みがあって、高速ヘルプ担当としても機能する。そこはウィットモアにはない強みです。

ということでロケッツのウイングはウィットモアとイーソンというフィジカルでもスピードでも戦える選手が揃っており、非常に面白そうです。やっぱりブルックス要らないじゃん。SGとして使おうぜ。

よくわからなかったけどディフェンスは頑張れていたアーメンと、もはやシューターにしか見えないけどマンマークは十分に強いジャバリ・スミスも含めて、ディフェンスをベースにしながらフィニッシュ役になれるイメージのウイングが揃いました。粗いけど。

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