プレーイン ヒートvsホークス

◎3Qの反撃とラウリー

かなり予想外だったと思われる前半のホークスの3P攻勢にアジャストしたヒート。全体のマッチアップミスもどこかでメリットを生み出そうとして、後半はヒーローvsヤングを増やしてフローターで連続得点を生み出しました。

さらに前半からファールトラブルだったハンターがリバウンド争いのファールで4つ目となり、ベイが出てくると一気にヒートペースになりました。守れないし、点が取れない。

スナイダーは2回のタイムアウトを挟みましたが、ヤングの特攻アタックがミスになるなど、修正できませんでした。「ドノバン・ミッチェルが欲しい」といわんばかりの采配は、試合中のアジャストが下手なスナイダーらしさかもしれません。同時に相手の出方に対して変化していけるほど、戦術は煮詰まっていなかった。そりゃあ20試合だもん。ジャズだって毎シーズン半年はかかっているのにさ。

65ー50と15点差で始まった3Qはヒーロー3連発で追い上げ、バトラーを挟んで、またヒーロー。そしてストゥルースの3Pが決まります。
69-63と開始4分で6点差になりました。この時点でヒートファンは勝利を確信したはずです。

ところが終わってみると3Qは28-26でした。6点差まで追い上げたヒートが反撃を食らって13点差に戻されたわけですが、その内容は単なるオフェンス力不足です。バトラーがボールを散らしたことで、ヒーローの得点が増えましたが、5人がうまく絡んでいたわけではなく、スポルストラの修正が効いたに過ぎない。

そしてオフェンスリバウンドを拾われるから徐々にリズムを失うし、時間を使われてしまいました。点が取れずに困ったホークスでしたが、3Q終盤にジェイレン・ジョンソンの押し込みにトランジション、オコングへのアリウープで強引にまとめて詰められたことをなかったことにしました。

もっとヒートが追い上げてよい3Qだったのですが、爆発しなかったことで、ちょこっとまとめられただけで点差が縮まらなかったのでした。

ところが、4Qになると再びヒートが反撃します。内容はほぼラウリーの個人技。難しい3Pを次々と決め、ドライブにファールドローとやりたい放題。どうしたんだってくらいの大活躍でした。

〇ラウリー
33点
3P6/9
5アシスト
4リバウンド
0ターンオーバー

もちろん、狙いはヤングのディフェンスですが、マレーが相手でも決めているし、カペラを引き出しても決めています。なかなか難しいシュートを決めたので信じられない活躍でしたが、中身をみていくと

ラウリーはホークスの弱みを使っていた

のも事実です。そしてほかの選手が使えていなかったということでもあります。バトラーあるあるだし、ビンセントでは厳しかったし、ヒーローにはムリだし、アデバヨは消えていたし。

ゲームメイク能力不足のヒート

個人的にはずっと言っていた部分が見えていたプレーインだったと思います。バブル時代はドラギッチがいたことと、アデバヨとダンカン・ロビンソンが止めにくかったのですが、今のヒートはバトラーアタックから何かしているのと、ヒーローが頑張って決めているくらいです。

ラウリーが33点も奪いながら、チームとして105点しか取れなかったのは、今シーズンのヒートらしさでした。ラウリーがいなければ、もっと大敗していたはずです。でも、まぁ大体予想通りっていうね。点が取れないヒート。

2か月の物語は続く ⇒ 

プレーイン ヒートvsホークス” への2件のフィードバック

  1. 色々意見あるのかもしれませんが、whynotさんが書き続けられるスタイルで!
    読めなくなるのが一番悲しいので。。。

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