◎マブスは何がダメだったのか
マブスはゾーン攻略がへたくそでしたが、それはドンチッチにダブルチームがくるとパスを出すものの、受けた選手が上手く展開できないことに問題がありました。いわゆるインサイドのプレーメイカー不足です。ガードにセカンドエースを置いたところで大した意味はないってことだ。
途中、マブスはカイリーをハイポストに置くことで解決に行きました。これは良い判断でした。またダブルスクリーンを用意してドンチッチにドライブさせるシーンもあり、インサイドのプレーメイカーがいないなりの工夫もあったよ。だけどヘイワードが欲しい。オニールでもいい。ケンリッチでもいいや。
さて、そんな問題はあれどドンチッチは強力。あまりにも強力。1on1シチュエーションを作って仕掛ける流れから、逆サイドのオフボールムーブで一瞬フリーなったハーダウェイを見逃さず、最高のタイミングでパスを出すとハーダウェイの3Pがヒット。これで調子に乗ったハーダウェイが3P6/10のバカ当たりでした。
チームとして41%決まった3Pに、止められないドンチッチアタックによって何も問題なくオフェンスを過ごせていたマブス。ヒート的にはドンチッチを止めるゾーンは成功したけど、ドンチッチを見てしまうほどにハーダウェイの3Pにやられるので仕方がないというか、無力というか。
ということで、オフェンスにもいろいろと問題はあるのですが、点がとれたんだからいいじゃないか。「ハーダウェイが決まらない日だったらどうするんだ」って言われたらノーアンサーなだけでさ。問題はディフェンスだよね。
最大18点ビハインドまでいったものの、4Qはじめと終盤に5点差まで追い上げましたが、兎にも角にもヒートのオフェンスは止まらなかった。止まらないというか、ヒートがワイドオープン3Pを外し始めるとマブスが点差を詰めただけで、ワイドオープンを決めている限りは点差が開いていくって感じです。これで追いすがるオフェンス力はすごいけど、
何かを起こそうとしても、ディフェンスオプションが皆無だった
そんな感じでした。これが「点が取れない」ってことならば話は変わってくるけど、今日のマブスオフェンスが困ったのはゾーンにハマった3分くらいだけだもんね。
しかし相手はヒートです。アデバヨのいないヒートです。そんな相手に守れないマブスディフェンスって凄まじく酷いんだよ。
〇アデバヨのオフコート時
オフェンス 106.6
ディフェンス 112.2
ガベージも含まれるので一概にはいえないですが、基本的にアデバヨがいないときのヒートオフェンスなんてこんなもの。それすらも守れないマブス。じゃあ今日のヒートオフェンスは何が良かったのか見直してみましょう。それはマブスの悪い点です。
お疲れ様です。
マブスですが、ディフェンスでインサイドを固める方向に割り切ることができれば、もう少し勝ててただろうにと思います。
動かないマギーにペイント待機してもらったりとか。
理想を追い求めすぎというか、ディフェンスプランとロスターがマッチしてないと感じました。
まあ、守れないロスターを組んだフロントが全てだと思います。
ニックスに渡した今年の1巡目がTop10プロテクトのため、思わぬ期待をするようになりました。(今下から10番目です)
ただ、外れた場合来年以降のニックスがとんでもないことになりそうですが…
この翌日にホークス相手にリバウンダー並べたら解決したっぽいですね。
とはいえ、そんなユニットで戦い続けるわけにもいかないですし、どうするんでしょうか。