レイカーズ@マブス

2022/12/25

クリスマスにドンチッチとレブロンのカードですが、レイカーズはADがいないので、そこにトーマス・ブライアントを入れて、周囲がロニー・ウォーカー、シュルーダー、ベバリーという3ガードユニットです。そんなにトーマス・ブライアントを信用するのか。せめてトロイ・ブラウンをいれればいいのにさ。

マブスはディンウィディ、ブルロック、ハーダウェイ、ウッドなのでやや5ウイングに近い形です。この時点でいろんな差が出るのですが、特にディフェンスがね。

◎ワンパターンという正解

マブスのオフェンスは8割方おなじ形です。

ウッドがハンドラー(ドンチッチorディンウィディ)にスクリーンに行く
⇒ブライアントがハンドラーにダブルチームorスイッチ
⇒ウッドにパスを出してミスマッチ
 orウッドにカバーがくるので空いた選手にパスを出して3P

つまりブライアントがガード(主にベバリー)と連動して守るのは難しく、ならばせめてハンドラーを抑えにいくのですが、そうなるとレブロン以外は小さい選手なのでウッドは必ずミスマッチになります。そこにも2人行くならば、マブスの3Pオフェンスの餌食です。

なお、この守り方が出来る理由の1つに「ウッドだからさ」ってのもあるかもしれません。vsレブロンならばもちろん、vsベバリーでもちょっと怪しいこともあり、ウッドが不調ならどうにでもなるきがします。さすがにエンビードが相手なら、これはやらないだろうし。

ということで、ワンパターンで正解であり、ワンパターンで攻略しているマブスなのですが、シンプルにシュートミスが多く、早々に二桁ビハインドになります。時には攻略するよりも、自分たちの形を追い求めろってか。

対するレイカーズのオフェンスはよくわかりません。基本的に「走ればいいじゃん」が根底にあるし、「走るしかないじゃん」なブライアントの速攻も出れば、レブロンのワンマン速攻もあるよ。

ハーフコートになってもレブロンの相手を弱い選手にすればいいわけなので、ベバリーが寄ってきてスクリナーになると、レブロンにダブルチーム。なので、空いたベバリーに出すのですが、そこでボールを止めて考え直すベバリーなので、意味が分からない。ロニーのコーナー3Pだけが思い切りの良さを感じるよ。ガードだらけにしている意味は何なのか。

しかし、ブライアントが下がり、ウエストブルックが登場するとスモール戦術に移行し、空いたペイント内には以外にもウエストブルックがオフボールで侵入し、リーブスとのパス交換でギャップを作り始めます。とはいえ、これ自体が機能したわけではなく、vsドンチッチを攻めていく形でした。展開しているようにみえて、弱いディフェンダー狙い。

また、ウエストブルックのマークがパウエルだったので、そこからシュートが打てるのですが、1本決めた後、迷うようになり、なかなか打ち切りませんでした。マブスからすると「打たせている」わけですが、リードしているし、1Qなんだし、積極的に打てばいいのに、迷うってのは何なのか。

1つには「自信がないから躊躇っている」わけですが、そういうキャラだったっけ。
もう1つは「あのシュートはあまり打つな」という指示の可能性ですが、レイカーズはきれいに5人が等間隔で広がっており、ウエストブルックに広いスペースを与えていません。要するにキックアウト3P待ちの状況なので「ミドル打たずにドライブからキックアウトしろ」に見えます。チームとして打たせなかった印象であり、それがコートを狭くしてしまいました。

1Qは28-21でレイカーズがリード。マブスが決まらなかったことを考えると、二桁リードにしておきたかったな。ところで、面白いことにレブロンが戻るとパウエルはレブロンのマークに。ここでも「外から打て」を促しているのですが、パスエルを嫌がっているのか、スイッチさせてvsドンチッチにするレブロンでした。ステップバック3P打ってたな。

マブスからするとパウエルのペリメーターディフェンスに信頼を寄せている。
スターターの時間はウッドがブライアントを守ればいいわけですが、レイカーズがスモールになるならウッドじゃなくてパウエルにしておきたい。なんかそんな意図もある気がしました。

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