2022/12/9
ラメロ不在に苦しんでいるホーネッツ。本当はヘイワード不在が苦しいんだけど、特定の能力ではなく、相手に応じた多彩さが必要って事を理解しているのかどうか。違う意味でのストロングスタイル。
ニックスのディフェンスが相手なら、3P打ちまくりでOKなんだけど、ここにワナもあって、ちょっとでも日和るとインサイドの分厚さに負けます。ってことで、本日はラメロの軽快さが欲しい展開で始まります。
◎クリフォードスタイル
基本的にはホーネッツペースですが、ドライブで1枚目を抜いたとき、ペイント内に3人くらいカバーがいるので選択肢がミドルになります。ミドルOKのチームなのでシンプルに打っていくわけですが、効率の悪いシュートってだけでなく、普通に確率が悪いホーネッツ。
これに対してシュートが決まらなかったのをミッチェル・ロビンソンの押し込み。さらにトランジションも高さを生かしたアリウープで得点していくニックス。珍しくメリットだけが強く出ているミッチェル・ロビンソン。
それはアウトサイドのないプラムリーの能力とも関係しています。ツラすぎたプラムリーですが3分もすると修正します。ディフェンスはボックスアウト第一。カバーに出すぎたらダメで、ゴール下の高さを優先して抑えに行きます。
そしてボールを取ると、そのまま自分でボールプッシュしてダンクに。センターの戦いはゴール下の高さだけでなく、リバウンド後の走力にもあるので、攻守トータルでのメリットを出したプラムリー優勢となり、ホーネッツが逆転します。ミドルよりもプラムリーのトランジションの方が効果的さ。
ところが、謎のドフリーになったバレットがドライブファールドロー。さらにランドルが3P連発。ホーネッツもこの辺のチームディフェンスが怪しかったんだよね。個人レベルでは割と守れるけど、チームとしての狙いが薄く、昨シーズンまでのトラップ系が顔を出すけど、誰も連動しない。みたいな。
基本的にはスイッチしたくないのでスクリーンにはファイトオーバー。それだけでも今のNBAでは厳しいのに、完璧にスクリーンに引っかかったときに「あれ、抜かれるか」と思ったら、中途半端なスイッチをします。
ブリッツ気味に飛び出して動きを止めるとか、完全にスイッチしておき、3人目のカバーを準備するとか、ダブルチームにしてしまうとか。特に何もないので、スイッチしたところでハンドラーはスピードに乗ってドライブ中だから、無抵抗に決められています。
マラドンとリチャーズが出てくるとスピードアップしたので改善するかと思ったら、特に変わらなかった。代わりにオフェンスはわかりやすくツーメンゲームと走力になったのですが、今度はミドルがないので、ゴール下まで侵入して困ることも増えてきます。
さらにカイ・ジョーンズを投入し3Pさえない布陣へと変更されます。5人全員が3Pラインの中でオフェンスを作ろうとするクリフォードスタイル。さようならボレゴ。
しかし、ここでカイ・ジョーンズがバレットのアイソレーションをスティールし、歩幅の広いスーパーな速攻ダンクを決めます。まぁ速攻でしか点が取れないってことなんですけど、その速攻を生み出したので偉かったよ。
1Qは20-22で2点ビハインドのホーネッツ。どうみても点が取れないだけ。