ラメロはホーネッツを救えるのか?

順調に、予想通りに勝てていないホーネッツ。HC交代の時点で怪しかったけど、ブリッジス問題から始まり、ラメロの離脱、ヘイワードのケガと続き、コディもいなければ、マーク・ウィリアムスもいない。デニス・スミスはチャンスを得たのにケガ。

正直、クリフォードが可愛そうです。今シーズンはカイ・ジョーンズやブックナイトのプレータイムが増え始め、リチャーズが台頭するなど、ケガ人からの副産物は生まれているものの、機動力重視のボレゴ路線で獲得した選手ばかりってのもあり、ロスターとHCの相性がさぁ

なんてところに主力のケガ&ケガなので、この条件で勝つっていうのは難しいよね。HCを責めるわけにはいかず、どうしようもないのですが、そもそも何故クリフォードが選ばれたのかが謎でもあります。強いて言うならば、ケンバ中心のチームを作った実績から

ラメロ中心の戦術が期待できる

なんていう理由だったと思います。ボレゴとラメロが揉めていたって話もあるので、わかりやすくラメロのチームを作りたかったわけだ。正直、ラメロ中心じゃなくて「ラメロに全振り」の戦術になるだろうから、問題は大きそうだったのですが、本人不在でわからないぜ。

開幕から26試合が経過し、そろそろボレゴの匂いが消えてきたので、ホーネッツの変化と問題を捉えつつ、それをラメロが解決してくれるのかを考えてみましょう。

〇オフェンスレーティング 
113.6(8位) ⇒ 106.9(30位)

なんせこれだからね。リーグ最低のオフェンスをどうにかしないと浮上する事なく終わります。

ちなみにホーネッツ最大の問題はケガ人の多さなので、それはラメロに期待しても仕方がないし、ラメロもケガだし。戦術的要素を探していこうね。

◎効かないウイング

ボレゴの就任からホーネッツはスーパースモールを使い始めました。それは時間と共に変化していき、昨シーズンはリーグ有数の「ウイングの層が厚いチーム」へと変化しました。

ヘイワード
ブリッジス
ワシントン
コディ・マーティン
マクダニエルズ
ウーブレ

チーム得点王のブリッジスだけでなく、ガード側のエースキラー担当からセンターまで守れるウイングを揃え「小さくないスモールラインナップ」が完成したわけです。ヘイワードのケガさえなければ、50勝に届いたかもしれませんが、ヘイワードにケガはつきものなので、層の厚さは大事だ。

今シーズンは、まさかの20点オーバーとなっているウーブレがブリッジスの役割を埋めている気がしないでもないですが、全体的にウイングの効率は下がっているように感じます。それはガード側よりもビッグマン側の問題です。

〇プレータイム
プラムリー 27.9分
リチャーズ 18.8分
カイ・ジョーンズ 10.0分

ビッグマンは必ず1人、時には2人並べるようになり、インサイドのスペースはわかりやすく減りました。ある意味でウイングの層は不要になりました。4人も並べるとかムリでしょ。

幸いにもブリッジスが行方不明、ヘイワードが離脱という事情はマクダニエルズにまでプレータイムが与えられるので、燻っている選手はいないのですが、機動力で崩していくチームスタイルは失われています。

この点について詳しく見ていきましょう ⇒

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