◎強みだけを使う
ララビアのきれいなハイアーチ3Pで14点差で始まります。ベインとクラークのコンビプレーで16点差。前半と違ってマレーだけでなく、バーンズも混ぜているので、そこまで酷くはないものの、どうしてもチーム力には差が出ちゃいます。
この時間のキングスはテレンス・デイビス、ダビオン、バーンズのドライブアタックが中心で、やや居場所がないマレーですがシューターなので問題はない。気になるのはホルムズで、ドライブ中心なんだからスクリナーとして役立つはずが、みんな使おうとしないよね。なんででしょ。
それでもディフェンスプレッシャーも強めて追い込んでいくのですが、ベインが難しいプルアップをヒット。煽られても慌てることがないベイン、そしてアルダマのオフェンスリバウンドからララビアの3Pで再び突き放します。
なんだよ。なんでアルダマとララビアで突き放すんだよ。意味わかんないくらいに若手をはたらかせるよね。特にアルダマが働きすぎだよ。
〇サンティ・アルダマ
4点
FG2/6
2リバウンド
1スティール
2ブロック
えっ!?ウソだろ。もっと活躍していただろ。少なくともオフェンスリバウンドを取っているぞ。最近スタッツおかしいんだよなぁ・・・。
それは置いといて、そこまでスタッツを残していないのに「働きすぎ」と感じるほどのプレーをしているのはグリズリーズらしさかもしれません。とにかくよく動いている。プレーに絡まなくてもしっかりと動いている。細かくスクリーンかけて、リングにダイブして、リバウンドに絡んで、ヘルプもしつこい。
そんなアルダマのスクリーンからコーナーでパスを受けたララビアはドライブフローター。さらに速攻に走ってレイアップ。残り6分半で17点差になっていました。モラントさんのスーパーっぷりを出すまでもなく、チーム力というわかりやすいようで、わかりにくい強みで勝ち切ったグリズリーズでした。
ちなみにフォックスのマーク担当をアルダマにする奇策を使っていたグリズリーズ。ただ、そこを気にするほど盛り上がらなかったし、選手交代で解消していたので、ニャンともいえなかった。ただ、アルダマの「運動量」と「高さ」という武器を有効活用していました。強みだけを使えるタイラー・ジェンキンスマジック。
〇ジェイク・ララビア
13点
3P3/4
9リバウンド
ララビアってさ「シュートが上手い」「サイズがある」が長所なんだけど、「シュート以外はアレ」「スピード不足」「フィジカル不足」が欠点なのですが、キレイに3Pとリバウンドで輝いていました。不思議。トロい感じが皆無でした。
ロディはディフェンスを頑張っている程度の印象でしたが、上手く弱点を隠しているというか、長所を組み合わせつつ、足りない部分はチーム戦術で補えているよね。
点差ほどの差がある両チームではありませんでしたが、ベンチから出てくる選手までチームとして活用しているグリズリーズと、選手の組み合わせが悪いキングスでは、やっぱり差がありましたとさ。なんだよ、冒頭の通りじゃん。
なんとなくの感想でしかないんですがキングスが目指しているオフェンスってナゲッツなんじゃないかなと思っています。トップACのジョルジがナゲッツ出身というのもありますし。ただ当然キングスにはヨキッチがいないし、それをサボニスに求めていて色々チグハグになっている印象です。
ディフェンスはだいぶ整備されているのでこの辺上手く噛み合えば伸びるんじゃないかなぁと思っています。
まあルークの時代があまりにも酷すぎて相対的にマシに見えているだけだろと言われればそれまでですが…………
ちょっと整理するだけで、こんなに良くなるなら。
でも、やっぱりマレーとハーターの獲得がデカかったですね。
サボニスが活きています。
フォックス&モンクは、プレの時から(コーナーへのスキップパス)をノールックで通したり、異常なまでに呼吸が合ってます。
この2人の時間は、もっと増やしたいですが、ハーターがベンチ起用を拒否しそうで悩ましいです。チームオーダーの面で苦労するかも知れません。
キーガン・マレーは、ハンドリングが平均以下なので、その面でもサボニスと組ませたいです。
仰る通りホームズが驚くほど迷子なので、マイク・ブラウンも、まだまだユニット(特にベンチ)で悩んでますね。勝てるようになるまで、20〜30試合はゆっくり観ようと思います。
いってもモンクは打ちすぎなので、ベンチから15~20分くらいで十分だと思います。
爆発するなら長めに、しないなら短く。
そんなコントロールできるようなHCには見えませんが