スパーズ＠ウルブズ

◎デローザンのいないスパーズ

マレーのいないスパーズっていうか、デローザンのいないスパーズは、デローザンのポジションにソーハンが入ります。何が言いたいかって？　４ガードを辞めているって事です。

またソーハンの控えにサンダーからきたロビーがはいり、パートルからザック・コリンズになっても、従来よりはバランスが取れています。ツインタワーに苦労しそうな小さいチームながら、ソーハンとロビーが守っているので、むしろタウンズはスピードが使えずに困っていました。

そしてオフェンスはヴァッセルがミドルレンジを連打します。打ちまくるヴァッセル。昨シーズンからシューター化していましたが、マレーがいなくなって、より思い切りよく打っています。全然打たないパトリック・ウィリアムスにマネさせたいくらいだ

２Ｑになってゴベアが入ったけど、マグダーモットはドライブレイアップを決め、ソーハンがオフェンスリバウンド。ゴベアの良さを消しているスパーズ。ディアンジェロのツーメンゲームには困っている空気ですが、開始２分でタウンズが登場し、またツインタワーになって状況が変わります。

ヴァッセルがドライブすると２人でヘルプにくるので簡単にキックアウト３Ｐ。そしてまたもゴベアを置き去りにしたコリンズのカウンター。ブーイングに包まれるミネソタ。タイムアウトをとったけど、今度はスティールからソーハンのアリウープで２０点差になります。酷いぞウルブズ。

スパーズってちょっと変わったチームで、４ガードのうえにＰＧのマレーがリバウンドをとるのにも関わらず、速攻が少ないチームでした。ところが４ガードやめて、マレーがいなくなって、速攻が増えています。謎。

ウルブズの問題の方が大きそうなのでニャンともいえませんが、決めているのがソーハンやコリンズなのはミソで、トレ・ジョーンズが上手くサイドに引き付けて真ん中のレーンを走ってきたビッグに渡しています。ビッグっていうかウイングか。

トレのパスがリズムを生み出しているのは間違いなく、ガードが多い中でテンポよく回してくれるので、みんながやりやすそうです。でも、やっぱり、この前半に限って言えば「走ってくるのがケルドンか、それともソーハンか」という違いは大きそう。だって、ここにガードのケルドンが走ってきても、パスが通らなかった気がするもん。高さを活かしたパスではないけど、ゴール下でパスを受ければフィニッシュにいけるというシンプルな差異。

そしてウルブズがシュートを決めだすと、スパーズの得点は止まります。カウンターならイージーだけど、ハーフコートはちょっと苦しそう。特にウルブズはゾーンにしたので、ギャップを使えないし。これで１２点差になったところで、スパーズがタイムアウト。ポポビッチがレフリーにクレームしまくり。何に怒ってるんだ

こちらもゾーンのスパーズをみてか、ローテの時間だからか、ゴベアを下げるとタウンズのドライブダンク、エドワーズの３Ｐで点差は一桁になります。ワンビッグになると捉まえきれないスパーズ。そしてツーガードにするわけわからんウルブズ。

何はともあれエドワーズを止められないスパーズ。「サイズがなくて・・・」といいつつ、アタックしてくるエドワーズが一番怖いんだから、あべこべな試合だ。パートルはシンプルにゴベアを守るよりも、タウンズを守る方が嫌なだけ。

「ポジションとか、サイズとか、戦術とかうるせーよ。上手いやつを並べた方が強いんだ」みたいな終わり方でした。残り３０秒でエドワーズがドライブスピンをねじ込み、ヴァッセルが３Ｐを返し、エドワーズの３Ｐが外れて６７－５７で前半が終わります。

ちょっと守れなかった２Ｑのスパーズでしたが、マレーがいないからか、スローダウンを選ぶことが少なく、２ｏｎ３とかでも外から打ち切って終わるシーンもありました。エースがいなくなって、全員バスケになった感じはあるね。

後半へ　⇒　⇒