「3試合の事だし、気にすることないでしょ」という感想なのですが、こちらも騒がしいので触れてみましょう。
セルツ戦は極めて分かりやすく「エンビードを狙え」作戦でぶちのめされました。エンビード関連で発生する連動の悪さ、怠惰なカバーリング、やられ続けても変わらない対応という要素は4年間なにもかわらない要素なので、今更やられても驚きも何もありません。
むしろ「今シーズンは改善しているぞ」なんてことが起きたら大ニュースです。
その一方で「プルアップ3Pは打ち放題」なのはわかるけど、ペイント内までボッコボコにされたのはテイタム&ブラウンの偉大さでしかありません。他のチームだと、さすがにエンビードのいるペイント内にアグレッシブに飛び込んで、殆どのシュートを決めてしまうなんて荒業は出来ません。
2試合目のバックスは、エンビードの弱点とかなんだとか全く関係なく、エンビードを一切気にすることなくアタックしてくるチームです。ヤニスがそんな器用な事するわけないじゃん。器用に振舞ったらシュート決まらないんだしさ。
その結果、90-88で負けました。ヤニスはゴール下に飛び込んでFG7/9ですが、ホリデーは1/6だし、そこまでインサイドを攻略されたわけではありません。ヤニス以外は。むしろ問題は点を取れなかったことにあります。
ところが3試合目のスパーズにも、まさかのドライブアタックされていました。3Pアテンプトゼロのトレ・ジョーンズが17点を奪い、13点のパートルと合わせて普通にインサイドを攻略していました。
極端な話、今更ピック&ロール対応が向上するはずもないので、少なくともゴール下だけ封鎖しておけばよかったのですが、テイタム&ブラウンに破壊されたことが、尾を引いている気もします。しかも、ヤニスがドライブで決めてくるので、なおさら3Pを止めたくなってしまったような。。。
エンビードがグダっているのなんて通常営業。でも、サボりまくっていたセルツ戦から、中途半端に引き出されてゴール下攻略されたスパーズ戦まで、自分たちのやり方を忘れて、余計なことをしては失敗した印象もあります。運が悪かったと言えば悪かったし、確たる自分たちの強みを認識できていなかった。
というわけで、ちゃんと見たのはセルツ戦だけですが、スパーズ戦も半分くらいはみたので、3連敗の感想を書いてみましょう。内容は「さようならシクサーズ」と大差ありません。いつも通りに負けただけ。ただ、いつもならシーズンは勝てたはずなのに、やり方を忘れたからの3連敗って感じです。
これも今さらかもしれませんが、私はディフェンスよりブルック・ロペスのようなちゃんと守れるセンター相手には何もできないオフェンスの方が問題だと思います
エンビードをカペラにした方がバックスに勝てそうな