20180121 キャブス vs サンダー

相手の強さに合わせて自分達の強さも調整しているようなサンダー。主にカーメロ。それは良くも悪くもね。
だからキャブスを強いと考えているか、弱いと考えているのか?弱いとは考えているはずはないですね。

 

注目はポール・ジョージによるレブロン虐め。ジョージは抑えまくるよ。だからマッチアップ変えるのが常套手段だけど、ロバーソンに変えたらより地獄。

本日2試合目だからプレビューはもういいや。

キャブス?
トレードよりも先に考える事があるのでは?

 




◉内容に見合わない得点差

いつも通りレブロンのヘルプポジションの悪さから、フリーになったアダムスが決め、いつも通りウエストブルックのミスをアダムスが押し込んで始まります。
フリースローを挟んで、アダムスの高さでイージーシュートが決まります。

ラブが2本の3Pを外します。アウトサイドのラブとインサイドのアダムス。どちらが優位かは試合のポイントです。8-0。

ラブは体調不良なのか以降は出場せず。何故出したのか?

アイザイア・トーマスが加わったキャブスはパターンは増えたけど、ペースが上がって慣れてない感じがします。そんなトーマスに慣れているのはクラウダーなので、2人のコンビで初めて得点が決まると、アーリーで打っていくトーマス。

サンダーもジョージが楽に決めるし、落としてもアダムスが押し込むし。

やけに早いペースで進む試合。



同じ早いペースでも明らかに予定されたパターンで崩していくサンダーのイージーシュートと、個人の判断で打っているキャブス。

 

トーマスが「キャブスは練習していない」と発言した記事を読みましたが、本当に練習していないならば、突然早いペースで打っていくパターンは尚更ダメだよね。

キャブスの良さは練りこまれたセットなのに、それを否定するようなトーマスのアーリーオフェンス。

そんなパターンを生み出している要因はサンダーのトラップ気味のディフェンスなので難しい。

そしてサンダーからすると守っているには含まれないキャブスのディフェンス。何1つ防げていない。

 

唯一グリーンだけが抵抗している感じ。
あぁレフリーも抵抗しているな。

1つひとつのプレーなんて書く必要もないようなサンダーのオフェンス。サンダーがやりたそうな事が全部やれていると考えてください。

特別シュートが決まったわけではないよ。本当にキャブスが何ひとつ守っていないだけ。パターソンなんて何もしてないのにドフリーで3P打っていました。

43-24という大差がついた1Qですが、これでもサンダーがキャブスに合わせてしまったくらい。内容は30点差くらいでした。

 

ジョーダンが加入すれば守れたはず?
そんなわけない。



 

◉まともだったセカンドユニット

セカンドユニットのキャブス。ローズがいるじゃないか。決してディフェンスの強いメンバーではないよね。

でもちゃんと身体はるよ。スクリーンアウトするよ。追いかけるよ。止められなくてもシュートが落ちるように最後までプレッシャーかけるよ。

 

セカンドユニットがまともに守るので安心しました。点がとれなくなるサンダーはアダムスを戻しますが、全くオフェンスが機能しません。そんな軟弱なセカンドユニットじゃなかったはずなのに。

3分で10点を縮めたキャブス。ウエストブルックとジョージを戻さざる得なかったサンダーです。



この時間にラブが出来なかったアダムスとのアウトサイド勝負でグリーンがファールを引き出して、ファールトラブルにします。この辺の組み合わせは難しい。

 

相変わらずキャブスは走ります。しかし、ローズがいるので決めてしまいます。ケガしたけど未だにドライブさせたらアーヴィングクラスと評したのがシーズン前。

 

だけど走り合わせたら最強生物のウエストブルックがいます。何でもないシーンを速攻に変えてしまう理不尽な選手。キャブスの策は無謀としか思えないのですが、色んな力にも助けられて10点差前後で拮抗して行きます。

 

キャブスはコートを広く使えて良いオフェンスとなりますが、サンダーは誰も相手にならないウエストブルックからイージーなプレーで加点して行きます。

弱点はロバーソンのフリースローだけ。2本外して、落ちたリバウンドを自分でとってファールをもらって、また2本外すロバーソン。

 

終盤にジョージのスーパーなシュートもあってサンダーが16点リードに戻して前半が終わります。

 



 

2Qのキャブスはセカンドユニットがしっかりと守り、ディフェンスがしまったので、それが継続しました。速攻で10点を奪い走れる事も示しました。

でも、走って走ってバテて負けるのがチームカラーじゃなかったっけ?
しかもサンダー相手に走るって無謀すぎる感じが。

 

サンダーはセカンドユニットが酷すぎ。割と良いメンバーなのですが、どうしたことか。

それを除くと1Qに引き続き、キャブスのディフェンスを問題にしませんでした。これはキャブスディフェンスが悪かったのではなく、サンダーが強いという事。

 

ウエストブルックを止められないのに、ジョージもカーメロも止められないんです。前半だけで3人で55点っておかしいだろ。
アダムスがファールトラブルでなければ、点差を広げていたはずです。



 

◉キャブスに合わせるサンダー

 

そんなわけでアダムスいるとオフェンスリバウンドをとってしまうので20点差まで開いて後半が始まります。

サンダーは悪い癖が出ます。相手に合わせてしまうディフェンス。少しずつプレッシャーが甘くなって、ヘルプが間に合わなくなってフリーにしてしまいます。ならば普通に守れば良いのに。

しかし、オフェンスは変わらずスムーズに。レブロンを問題にしないジョージ。予想と攻守が逆ですが。それに落としてもアダムスいるし。

 

トーマスを狙いすぎて失敗した以外は、やる事なす事上手くいくサンダー。ここはキャブスが守っていないのではなく、普通にサンダーが噛み合っています。
元々キャブスにはそこまでディフェンス力はないし。

 

そんなわけで好調のサンダーオフェンスと、緩いサンダーディフェンスという形で20点差前後で拮抗します。
キャブスも走らなくなったので落ち着いて決めている感じ。

 



トーマスの3P連発、レブロンの速攻が出て点差が縮まると残り3分くらいから再び走り始めるキャブス

するとまたも走り返され、ジョージがレブロンとの1on1からミドルを決め、レブロンからテイクチャージを奪いと攻守で制します。

そしてフェルトンの3Pで20点差になって3Qが終わります。

 

キャブスが頑張ると自分達も頑張るサンダー



 

◉楽勝のサンダー

 

20点差なのでレブロンが出続けてワンチャンスを求めるキャブス。それは当然コーバーの3P中心なので1本決められるとロバーソンを戻すドノバン。

とにかく時間を使っておくサンダーと3Pを狙うキャブス。

 

時間を使うためにボールを回すと最後は捨てられるロバーソンがゴール下を連発し、アダムスもポストからフィンガーロールを決めて、堅実な得点を重ね、逆に26点差まで広がりレブロンはお休みになりました。

 

ちなみにレブロンもトーマスもいなくなると、いつものパターンで3Pを決めるコーバーがいました。なんでこの普段通りのセットが出来なかったのか?



◯ポール・ジョージ
36点 FG12/19

大勝したサンダーですが調子良かった感じはジョージだけ。まぁそれが1番大切ですが。カーメロもアダムスも高確率だったけど、これくらいのディフェンス相手なら普通レベルではないかと。

 

とくにアダムスに全く抵抗出来なかったキャブス。ラブが病気で1Qしか出てこなかった事もありますが、そんなレベルのディフェンスでした。

スモールラインナップでも守ってくるチームはあるし。フライはベンチに座ってるし。 サンダーはまぁ普通にこんな感じですよ。特別調子が良かったわけではないと捉えています。

 

「今日の相手はウォーリアーズ」

そんな気持ちで臨んだら相手がレイカーズだったので楽勝でしたという感じ。

といったらレイカーズファンに怒られるくらい酷すぎたキャブス。

 

ウエストブルック20アシストとかイージーに決まり過ぎです。

ポール・ジョージは相変わらず個人の勝負でレブロンを上回っていました。個人で上回ってもチームで負けていたペイサーズ時代との大きな違いを感じていそうです。

 



 

◉プレシーズンみたいなキャブス

 

セカンドユニットは良かったよ。ローズも活きていました。相変わらずカルデロンとフライは不遇だけど。

でも、あのスターターは一体なんなのか?

アイザイア・トーマスに自由にやらせているから展開が早くてノーガードの内容になるというならば、少しは制御すれば良いだけ。

でも、ひたすら走って傷口広げて、何ひとつ守らなかった1Q。

 

良くティロン・ルーHCを批判するのですが、キャブスは強いし、セットオフェンスは優秀だし、良いメンバーを揃えています。瞬間瞬間を捉えれば悪い部分は殆どありません。

しかし、この試合のようにセットオフェンスをしないで走りあいをしたり、流れを生み出している選手を不遇にしたりと、自分達の強い部分を全く理解しない采配をします。

 

先日1試合だけ休んだ時には指揮をとったACがスミスの代役にフライをいれ、ラブと並べシュート力とセットプレーの精度という自分達の強みを残しながら、相手の大きなラインナップに対抗する采配をしていました。

 

あれだけセットでの効率性を求めてきたチームが、トーマス入れたらひたすらアーリーオフェンスをするのは何なのか?

プレシーズンで試しているような状態

12月前半まであんなに好調だったのに、ここまでチームを落とせるって凄過ぎます。

 

 

キャブスは不調なのか?

シュートが決まらなかったわけでもないし、変なプレーをしていたわけでもありません。
ひとつひとつのプレーはそこまでおかしくはないですが、全体像は明らかにおかしいです。

ヒートとウィザーズはちゃんとやればイースト3位の座を奪えますよ。

 

20180121 キャブス vs サンダー” への2件のフィードバック

  1. なぜなんでしょうね
    シーズン前はキャブスとウィザーズがイーストトップ争いすると思ってましたが。
    でもキャブスはプレイオフにはしっかり調子上げて来そうで怖いチームです。

    ジョーダンはウィザーズに来てくれないかなぁ・・。駄目ならフッドでも。

    1. 本当に何故なんでしょうね?

      私もキャブスとウィザーズでした。
      ウィザーズはサンダーみたいに相手に合わせ過ぎているだけで、毎試合強い部分をみせてはいます。

      しかし、キャブスのこれは本当に何がしたいのか?

      それがわからな過ぎて、HCの采配がおかしいとしか言いようがないです。ディフェンスが悪いのと、ディフェンスをしないのは全く違いますからね。

      昨季はコーバー獲得で解決しましたが、今季はどうするのか。

      ウィザーズはフッドは辞めた方が良いと思います。爆発力あるけどFG%低いからディフェンスチーム向きです。ウーブレイの成長の邪魔しそうです。

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