ナゲッツvsジャズ

2022/1/16

ヨキッチにスクリーンを用意し、ローポストでスムーズにパスを渡すと、ゴベア相手の押し込み&フック。守ってもゴベアを放置することでインサイドカバーを強め、コンリーの3Pが外れたのをしっかりと回収。なんだかヨキッチのペースで進みそうな立ち上がりです。

◎ジャズらしくない

2年前のプレーオフがあるので、出来るだけヘルプに行きたくない空気を感じるナゲッツ。ジャズはそもそも行きたくない。なんとなく手の内がわかっているわけで、柔軟さを持つナゲッツの方が攻守にジャズに合わせた形で8-0と飛び出します。しかもドノバンが開始2分で2つ目のファール。

ただし、ドノバンのマークをゴードンにするので、スクリーン1枚で剥がされてしまいます。また50点取られたいような雰囲気ですが、当時もジェレミしか充てることが出来ず、帰ってきたギャリー・ハリスに助けられたわけでして、誰をマッチアップさせてもムダなのか。ペリメーターディフェンダーがいないナゲッツ。

なお、ジャズもジャマール・マレーがいたらボコられることは秘密だ。どっちも、あの時の事を覚えているようで、覚えていないんじゃないか。

ちょっとわかってきた気がするジャズは、通常通り大きく広がり、ゴベアをサイドへとスクリーンに行かせて、ヨキッチを動かそうとします。トップへのピック&ロールだと、周囲がカバーにこれるけど、サイドならば来れないじゃん。そしてヨキッチはアウトサイドまでついてこないでしょ。さらにラッキーなことにロングリバウンドに反応したヨキッチがゴベアを離すと、こぼれ球はジャズに出てきたのでゴベアのダンクに。

攻略したのか、なんなのかわからないけど、ちょっとマンツーの意識が強すぎて、ジャズにスペースを作られてしまった感じだね。

逆にジャズのディフェンスはゴベアを下げて、ボグダノビッチやゲイがヨキッチを担当します。ホワイトサイドじゃないよ。珍しいスモールのディフェンスにして、動き回るヨキッチを封鎖しに行きました。ジャズらしくないぞ。オフェンスも5アウトになったので、困り始めるヨキッチ。誰もインサイドヘルプに行けなくなってきた。

バートンやゴードン、ハイランドの3P、そしてゴール下でヨキッチの&ワンが決まってリードは保つナゲッツですが、ノーゴベアになって急激に苦しい空気です。なお、コンリー→イングルスで、クラークソンも出てこないのでドノバン以外がウイングサイズっていう「小さくないスモール」です。ジャズらしくない。まぁすぐにクラークソン出てきたし、時間になったらゴベア戻しているけど。

そのクラークソンは、プルアップ3Pに3Pファールドロー。もうアウトサイドオンリーで組み立て、たまにドノバンのドライブっていう形で構築してしまったジャズ。いつも通りはいつも通りか。ただヨキッチを困らせることに成功した。点を奪い合う展開の1Qは、ナゲッツとしては準備と違った気がするよ。もうちょっと守れると踏んでいただろうね。

残り30秒、クラークソンの3Pで逆転すると、0.5秒にもクラークソンが3P。37-33とリードした1Qでした。

◎さすがのMVP

ジャズが「らしくない」ヨキッチ対策をしてきたような感じでした。そのヨキッチが下がると急激に苦しくなるナゲッツオフェンス。これが面白いことに、チームオフェンスそのものは回っている。マジで単に個人突破担当が足りないだけっぽい。ヨキッチに頼りすぎている1年なので、このままじゃ厳しい。

ナゲッツのオフェンスは人とボールが動きます。それはヨキッチがいなくても同じです。ちなみにジャズは「人よりもボールを動かせ。ボールは汗をかかない」な感じでスペースを作ってドライブ&キックアウトを繰り返し、空いたスペースにポジションを変えていきます。ポイントは「スペース」だね。

人とボールが動くので「スペース」についてはジャズの方が上手。代わりにディフェンスを動かしまくっているナゲッツなので、ギャップは生まれまくるわけですが、そこを利用できる個人能力が足りない。だって、ドライブするのはカンパッソとバートンくらいになっているし、そのカンパッソはサイズ的にも自分で決めきれないし。

そんなわけで別に誰が悪いって事はないけど、ヨキッチがいない間に11点差に広がります。ヨキッチが帰ってくると、オフェンスリバウンドでセカンドチャンスを作り、自分がワンドリブル押し込んでからのパスアウトでゴードンのドライブを生み出し、ヨキッチ本人が突破しなくても、なんだかんだと絡みまくります。さすがMVPだわ。

そしてゴベア相手にドライブすると、真っすぐにレイアップに行かず、敢えてゴベアに誓う方の手でシュートに行き&ワン。これで2点差にします。なんだそれ。上手すぎるだろ。ドノバンにレイアップを返されるも、即座に3Pでアンサー。さすがMVPだわ。異次元。

しかし、ナゲッツはゴードン、モリスとワイドオープン3Pを外します。ゴードンがゴベア相手のプルアップ3Pも外し、ドライブはゴベアにブロックされ、その間にドノバンに3P連打されて残り1分で再び10点差です。なにしてんじゃ。

ヨキッチがゴール下&ワンで返すも、ドノバンの3Pにファールしたゴードン。ヨキッチがイージーにレイアップを返してくれたけど、最後はボグダノビッチが押し込んでのフック。ヨキッチ以外が何してんのじゃッていう前半は、68-58でジャズが10点リードでした。

◎ミスショットだらけ

後半も「3P、ときどきドノバン」なジャズ。ドノバンのミスショットがあるので助かっていますが、わかっているのに同じパターンが止めれない。でもゴードンを向かわせるしかない。いや、バートンやハイランドでもいいと思うんだけどね。

一方でジャズディフェンスはヨキッチを止め始めたので、他の選手にやられていきます。トップにいることにしたヨキッチから、ゴール下のゴードンがダンク、モリスはサイドでミドル。ゴベアをおびき出し、空いたスペースを使い良い感じ。バートンはドライブ&ワンだぜ。なんだけど、どうしても3Pが決まらないナゲッツ。追いつけそうで、追いつけない。

再び小さくないスモールになったジャズは、ボグダノビッチがドライブやポストからのターンシュートを決めていきます。相手がモリスでミスマッチになっているんだよ。変な話だ。

そしてスモールに対して走って対抗したナゲッツ。変な話だ。バートンがトランジション&ワン。ヨキッチも3Pで続き、ナゲッツが逆転します。なお、ジャズはドノバンがミスショットだらけ。ポストアップのヨキッチに対して、逆サイドからカットしたハイランドのダンクも決まるし、流れはナゲッツに傾きます。

残り1分。ドノバンが久しぶりにドライブを決めると、トランジションディフェンスでヨキッチとのリバウンド争いも制し、再びドライブからファールドロー。91-88とリードを奪い返して3Qが終わります。試合開始からFG7/18とミスだらけだったんだけどね。逆転されてから仕事したわ。

〇3Qのナゲッツ
3P2/11

10点差のハーフタイムから、3Qで30点を奪って追い上げたナゲッツにもかかわらず、3Pは酷いものでした。ここが決まっていれば、一気に自分たちのペースにしてリードを広げていたはず。そしたら、もう少し早くドノバンが目覚めていたのかな?

◎得失点差

コンリー&ゴベアがいるジャズと、ヨキッチが下がってセカンドユニットのナゲッツ。開始1分半で12点差に広がります。前半との違いはディフェンスがダメだったこと。カンパッソがハイプレスに行くけど、そこで取り切れないと、インサイドを広くしてしまった結果に。せっかく頑張った3Qだったのにさ。しかもジェフ・グリーンはハムストリングを痛めてしまいます。

ヨキッチが戻ると3Pを決めるのですが、イングルスも3Pをヒット。ヨキッチのパスからワイドオープンになるモリスが決めきれず、トランジションに走るクラークソンを止めに行くのもヨキッチ。ヨキッチ働きすぎだよ。

ハイランドが3Pを決めますが、またもワイドオープンになったモリスが決められず。逆に戻ってきたドノバンがドライブに3Pで突き放します。ハイランドは頑張って抵抗しているけど、頼みのヨキッチが5つ目のファールをしてしまいます。そりゃあこんなにヨキッチばかりが画面に映っていたらマズいって。

残り6分で気が付いたら16点差。ちょっとヨキッチ以外の奮闘が足らなかったナゲッツでした。っていうか、ヨキッチが奮闘しちゃうから、これでも戦えるんだろうね。そんな印象も残ったぜ。

〇ヨキッチ
25点
15リバウンド
14アシスト

得失点差 +5

結局、ジャズが23点差で勝ったのですが、36分プレーしているヨキッチはプラス。ヨキッチだけでなくゴードン、モリス、バートンもプラスなのでスターターは対抗できたのか。なおモリスは3P1/8なので、ここを決めていれば全く違う展開が待っていたかもね。

そんなわけでベンチメンバーでボコられたナゲッツ。マレーがいれば何とかしただろうね。ガード相手に守れる選手が足りないこと、スターが足りないこと、それでも5割なのはヨキッチが偉大だからだね。そうとしか言えない内容でした。

〇ドノバン・ミッチェル
31点
FG11/24
得失点差 △4

スターターというか、ヨキッチ合わせの時間に苦労したジャズ。ドノバンのミスショットが多過ぎただけの気もしますが、楽に打っていたのに、外しまくったな。逆にゴベアの得失点差は驚異の+36です。相手が弱い時間帯にどでかいリードを奪ったぜ。

そんなわけで、ある程度の対策があったような試合開始でしたが、タレント不足過ぎて、どうにもならなかった風のナゲッツ。いつも通りやっていれば、どこかで大量リードを奪えるっていうジャズでした。ヨキッチが何とかしてしまえる印象のある対戦カードかと思いきや、これでプレーオフの対戦になったらジャズが圧倒しそうですね。

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