キャブスvsネッツ

2022/1/17

デュラントがケガをしたネッツ。しかし、本日はアウェイなのでカイリーが出場です。ハーデン、ミルズ、エドワーズ、シャープ(読み方わからん)の5人がスターターです。4ガード1ウイングみたいな構成になっており、ベンチからオルドリッジとグリフィンが登場します。よくわからないラインナップは、よくわからない試合展開を生み出しました。

◎ゾーン?

マルカネン、モブリー、アレンと3ビッグのキャブスからすると、攻守にミスマッチが発生するのは間違いない。ってことで、ゾーンにするのですが、これまたファンキーなゾーンでした。なかなか解読するのも難しそう。

トップに対してアレンかモブリーが守りに来るのですが、共にゴール下の担当にもなります。3-2ゾーンなんだけど、そこからスライドして2-3ゾーンになるみたいな。そしてゾーンと見せかけてマンツーのように追いかけもするから、非常に難しい。難しいのだけど狙いはシンプルでした。

どうせスピードのミスマッチになるならば、どこを狙うべきか。答えはハーデンでした。基本的にトップに居座るハーデンに対して、ビッグマンが対応することでステップバック3Pを打ちにくくしています。当然のように抜かれるわけですが、抜かれること前提でヘルプが待っているし、抜かれたアレンがチェイスダウンブロックも想定されています。

高さで3Pを止め、スピードで抜かれ、再び高さで止めきる作戦。それはネッツを大いに困らせました。

ハーデンが特に困ったのはキャブスの守り方以上に、インサイドで合わせる能力が足りないチームメイト。ハーデンと呼吸が合わないので、普通のパスしか出てこない。その普通のパスをアリウープでぶっこむならば、キャブスは後手を踏んだでしょうが、キャッチ⇒ステップ⇒シュートなのでアレンとモブリーのスピードが上回ります。

ってことで、シンプルにオルドリッジやグリフィンがスターターならば、そもそもゴール下にいないからハーデンが決めきっていた気もする。気がするだけかもしれない。非常に連携が悪かったネッツは、カイリーもドライブからのパスをスティールされています。

キャブスの狙いは大いに当たりましたが、ネッツはトランジションから3Pを決めていき、意に介しませんでした。ガードが多く並んでいるだけあって、早々にシュートまでいく意識の高さ、そこにゾーンなのでピックアップが遅れてしまうキャブスの事情も絡んでしまった。

またトップに居座るハーデン対策のような守り方であり、トップからのドライブにはカバーが用意しやすかったものの、両サイドで切り込まれるとバランスの悪さもあったので、試合序盤に奇策的に効いていたものの、段々と厳しくなっていったのでした。

マンツーになってもハーデンのマッチアップがマルカネンだったので、狙いは一貫していた。でも3P決まるネッツ。そんな感じの1Qでした。

一方でキャブスのオフェンスは、マークの緩いネッツ相手に自由でした。自由なんだけど、やる気がない代わりにインサイドを固める風なネッツなので、高さの利を生かせるような生かせないような微妙な空気感。

モブリーによるコーナーへのキックアウトから3Pだったり、緩いマークにカイリー並みにシュートを決めていくガーランドだったり。アウトサイドが自由だったよ。ってことで、攻守に3Pがキーになった1Qでした。お互いの狙いは違うんだけどさ。

◎ユニットミス

ビッグマンの合わせに困っているネッツ。ダントーニがいなくなっても1年くらい問題ないと思っていましたが、まさにダントーニ不足です。タイミングの合わせ方、スペースの取り方、ディティールの問題にも見える。ナッシュはクラクストンを使いたいのでしょうが、欠場多いしね。

オルドリッジが出てきた2Q序盤ですが、そしたらラブが3Pです。アレンの時にオルドリッジで良かったじゃないか。何が悲しくて外から打たれているのか。デュラントがいないことをわかっているのだろうか。とはいえ、点を取り返せばいいだけであり、外から決めるだけのシュート力がネッツです。

ハーデンはオルドリッジがいれば、変化を付けられる雰囲気なので、ドライブしたりミドルを打たせたり。さらにキックアウトしてもブルースがハンドオフに切り替えてミルズの3Pにします。起点役が2人になったぜ。守るのは4Qからでいいか。

オルドリッジが下がるとカイリー&グリフィンが増えます。といってもコンビプレーではなく、カイリーの個人技にハッスルで絡むグリフィン。そこにシャープも同じくハッスルプレーが目立っていきます。スターターでは唯一のビッグ役のため、かなり苦しそうでしたが、グリフィンと組むことで動き回る本来の良さを発揮(たぶん)しています。そのグリフィンとのハンドオフからリターンパスがきてダンク!

うーん、完全にスターターはミスユニットだったような。ツービッグで動き回ってハッスルさせるか、オルドリッジのワンビッグ+ブルースで起点増やす、どっちかが良かったように見えるよ。

シャープのタッチパスからゴール下のグリフィン。シャープのパスアウトからグリフィンの3P。上手くいっているビッグマンコンビ。オフェンスは快調に続きますが、やっぱりアウトサイドを守る気はないので失点も増やしていきます。

手ごたえを感じたのか、残り3分切ってもミルズを戻さずにグリフィンを出し続けます。機能するシャープ&グリフィン。面白いコンビ。ブルースの出番が減ったじゃないか。

前半は65-59でキャブスが6点リードです。お互いに3P40%を超える高確率で決めていきました。あとは4Qになったらマジメに守れば逆転できるのかな。ただ実は運動量と発するが目立つようになると、隙も増えるっていう悩みもありそうに見えたぜ。

◎離脱

後半も緩めなネッツディフェンスですが、よく考えたらガーランドさえ何とかすれば、アウトサイドシューターが足りないキャブスなので、ミルズがチェイス役になり、ドライブを促します。ただ、タイミングよく飛び込んでくるアレンなので、ガーランドのシュートが外れてもプットバック。

一方でシュート力重視のユニットのネッツオフェンスなので、エドワーズがコーナー3Pを決めれば、カイリーもプルアップ3P。そうなってくるとビッグだらけのキャブスはチェイスに苦労し、空いたインサイドにハーデンからパスがでてシャープのダンク。開始直後は戸惑ったけど、次第に慣れてきたのかな。

そんなこんなでネッツが追いつきます。どちらかというとキャブスのシュートが止まったからなので、オフェンスで打ち勝てるネッツの強みというか、相手のミス待ちが成功かな。まぁディフェンスは足が動くようになっているし、狙いを絞れているのでハーフタイムの修正も効いている。

ミルズはマッチアップ相手がマルカネンになっても、張り付きディフェンスでオフェンスファールを誘発し、実はキーマンなんだよね。あとカイリーにマッチアップされているオコロが攻められないのがキャブスには痛い。出来ればキックアウトはマルカネンに出したいわ。

それでもガーランド以外はバランスアタックしかないキャブスだからパスが動くよ。マルカネンが3Pにドライブからのリバースレイアップ。一方のネッツは次第にハーデンとカイリーが自分で打つのが増えてきた。

そんな中、キャブスにアクシデント。ガーランドが膝を痛そうにしてベンチに下がります。交代で出てきたのはグッドウィン。トレードで手に入れたロンドが絡めないまま欠場し、チャンスを貰ったわけですが、スコアリング系のガードだけどパスを回すこともするので、ロンドよりもフィットしています。中途半端なゲームメイクなら、個人技の方が大事な控えPGだな。3Pを決めると、スピード突破してファールドロー。

ネッツはトーマスがタフミドルを連続で決めて対抗しますが、ハーデンがロッカールームに下がってしまうとチームオフェンスになりません。コートに出てきたけど、困っているように見えるオルドリッジ。それでもカイリーが個人技で同点に追いついた残り1分。

キャブスはラブがポストアップからファールドロー。オルドリッジのオフェンスリバウンドからカイリーが3Pでネッツが1点リードで終わります。ハーデン抜きで好き勝手に1on1した方が良さげなカイリー。あとトーマス。

◎ガーランド

無事、ガーランドもハーデンも戻ってきた4Q。ガーランドのドライブを止め、トーマスが速攻に行くもシュートの前にショルダータックルしてオフェンスファール。それでもマジメに守り始めたネッツディフェンスに苦戦するガーランド・・・なんだけど、プレッシャーが強いから逆を取ったゴール下へのパスを出し、ギリギリで何とかしていくキャブス。

ぶっちゃけ「セクストンならムリ」に見えてしまうシーンだし、「ルビオが離脱したらムリ」に思えていた部分です。落ち着いて逆を取っていくガーランドによって、プレッシャーが強くなった展開でも互角に戦っていけるキャブス。シーズン前には考えられなかった状況です。

しかもボール運びのハーデンからチャージドローするガーランド。どうみても両足が動いていたけどな。ドライブフローターでガーランド劇場になっていく4Q序盤。ネッツはガーランドさえ止めれば、どうにでもなるので、ブルースが向かいますが、スクリーンを使われるとショーディフェンスしか手段がなく、しかもローテはないので、上手くいきません。

ネッツは決めまくっているカイリーも戻し、ハーデンと共にアイソを増やしますが、これで前半に機能していたグリフィン&シャープコンビが意味を成しません。だって全体が動かないんだもん。そしたらまさかの3秒オーバーをするシャープ。ハーデンのアイソを眺めていたら3秒オーバーだぜ。なにしてんじゃ。

残り4分。オコロのコーナードライブとアレンのポストアップ押し込みでリードしたキャブスですが、ハーデンの3Pファールドローで同点。ガーランドがいくところでマルカネンをワイドオープンにしたネッツと見逃さなかったガーランドで3点リードに。

カイリーのドライブが外れ、ハーデンのパスからオルドリッジのゴール下も外れ。でもキャブスもマルカネンの3Pが決まらず、終盤になって得点が止まる両チーム。

タイムアウトのネッツですが、カイリーがドライブするもヘルプに飛んできたモブリーがブロック。ハーデンのドライブをアレンが止めに行き、キックアウトからエドワーズのワイドオープン3Pになるも決まらない。キャブスもモブリーが後ろからボールを叩かれてミス。3点差のママ残り30秒に。

ガーランドがドライブキックアウトでマルカネンの3Pになるもミス。しかし、攻守交替でハーデンに対してハイプレスしたマルカネン。困ってカイリーにパスを出すも、呼吸があわず滑ってこけたカイリーに対して、ボールを掻っ攫ったオコロのダンクで試合はフィニッシュしたのでした。

〇ハーデン
22点
FG5/12
FT10/15
10アシスト

〇アービング
27点
FG12/23
9アシスト

2人でやっていたネッツ。そして残り5分からネッツが取った得点は5点のみで、それもこの2人でした。ってことで、個人技に託すオフェンスは最後に困ってしまったわけだ。デュラントなら何とでもした気がするけどさ。どうも主役とわき役のかみ合わせというか、役割分担というか、シンプルに連携が足りない。

ネッツのシャープとエドワーズは良いルーキーだね。それぞれ武器があるし、ルーキーとは思えないくらいしっかりとプレーできている。なんだけど、組み合わせとして上手くいっている気はしないわけでして、タイミングの合わせ方とか、カバーリングの仕方とか、チームの問題だな。ハーデンとカイリーっていう特殊な選手がいるので、チームで考え方をまとめないとムリだぜ。個人は素晴らしい。

間をどうやって埋めるのか。タイミングをどうやって合わせるのか。ムリじゃね。目指すのはナッシュ&アマレのようなスピードあふれる合わせなのでしょうが、ハーデンもカイリーもナッシュじゃないからな。もっとじっくりと構えて、仕掛けるタイプじゃん。ひたすらアンストラクチャーなナッシュとは根本が違う気がしたよ。

一方で残り5分で11点のキャブスですが、ガーランドは0点。エースでありつつもゲームメイカーになっているガーランド。もうクリーブランドのファンはカイリーなんて忘れたね。

〇ガーランド
22点
FG10/19
12アシスト

ハーデンよりも、カイリーよりもオールスターに相応しい姿を見せつけたガーランド。実はこっちも1人でやっていたに近い。他にプレーメイキングガードもスコアリングガードもいないんだもん。ワンガードで成立させてしまった。

そんなわけでガーランド中心に良いチームになってきたキャブス。うーん、いまだに信じられないけどね。ただただガーランドはルビオがいなくなってから、さらにパワーアップしている。ちょっと手が付けられない出来でした。えぐいぜガーランド。

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