隠れた注目選手~イースト編①~

◎クリス・シルバ(ヒート)

ファイナルまで進んだチームだと誰も隠れないんだよね。ルーキーにアチウカを加えたので、アデバヨ以外のインサイドファイターも加えました。それでもシルバを押したくなるほどお気に入りの選手です。

実は途中までシルバの記事を書いてあるんだよね。1カ月前くらいに書いていて、アップしないまま開幕になってしまった。うーん、どうしよう。タイミングが全然違う気がする。しかも書き途中だからなぁ。

むしろ、このタイミングで上げておくべきか。

◎マイケル・カーター・ウィリアムス(マジック)

マジックって誰が「隠れていない」のかわかんないな。知名度が読めない選手だらけだ。個人的にはバーチを推すわけですが、頻繁に書いているので今回は違う選手にしましょう。

ってことで、かつての新人王です。どう考えてもMCWの方が有名だな。

さてマジック全体の話をすると、重要なDJオーガスティンが移籍したため、本格的にPGフルツに期待が寄せられます。ブセビッチを中心としたゲームメイクに、フォーニエとロスがフィニッシャーとして絡んできます。ビッグマンの控えにはバーチがいて、バンバもそろそろ台頭して欲しい所です。

そしてウイングについては、アイザックはシーズン絶望かもしれませんが、ゴードン、アミヌ、エニス、クラーク、ベーコンなど強力なディフェンダーが並ぶ布陣は変わりません。

ってことで、フルツしかいないPG役が課題になります。ここだけ極端に薄い。ドラフトではコール・アンソニーを獲得してバックアップを担当させる予定っぽいです。

そんな中でMCWは「特殊な武器」として扱われており、ザ・スティール担当でボールをむしり取ることが課せられています。全体的にガードにはディフェンダーがいない中で、1人だけディフェンス専任みたいなハイプレッシャーマシンなのです。

13年のデビュー戦が9スティールだってさ!!

ということで、貴重なベテランバックアッパーとして味を出せるのかはわかりませんが、若いPGにはないディフェンスという武器で戦ってくれるので、一撃必殺の武器として繰り出されます。それが成功したら勝って、失敗したら負ける匂いもするので、役割的には重要です。

◎PJワシントン(ホーネッツ)

ケイレブとコディーのマーティン・ツインズ。通称クラッシュ・ブラザーズの虜になっている管理人。でも既に特集にしている(しかも2回)なので、違う選手を選ぼうか。何故かスターターのPJワシントンです。

全てがハイレベルなワシントンは、ヘイワード加入でもスターターで起用されました。時にセンターのようにゴール下でポジション争いをし、時にウイングとして3Pを放つ万能タイプです。

でも、ちょっと武器が足りない。同じくブリッジスも足りないんだけど、あっちには豪快なダンクがあるけど、ワシントンはこれといって目立つプレーがないんだよね。何でもできるからハイライトは素晴らしい。

ホーネッツの課題は全体ではなくデティール。ドライブするまでは良いけどフィニッシュスキルが足りなかったり、ヘルプには間に合うけどブロックできなかったり。器用貧乏みたいになっています。でもクラッシュ・ブラザーズはそれでも止めるディフェンス力があった。

バランスの良いヘイワードを加えたのはいいけれど、最後の一歩を決めきれる選手になれるのかどうか。しっかりしているけど物足りないから特集にならないワシントン。もう一歩突き抜けることが出来るのかどうか。

◎モリッツ・ワグナー(ウィザーズ)

クソ酷かったウィザーズのディフェンスにおける良心になれそうだったのがワグナー。テイクチャージの獲得率が非常に高く、1試合平均0.6はラウリーを抑えてリーグNo1でした。

こんなことを言うと顰蹙を買いそうですが、八村とベルタンスは辞めて、ワグナーをセンターにおいてストレッチする作戦の方が良い気がするぜ。攻守のバランスはとっても大切。ワグナーの3Pが多少悪くても、止めてくれるしハードワークするし。

特にウエストブルックが加わったことでボックスアウトをしっかりしておけば、ディフェンスリバウンドは拾ってくれます。取りに行く選手よりも取らせない選手を起用したい事情もあって、実はワグナーにした方が良さげなのでした。

とはいえワグナーもディフェンスが優れているとは言い難い。頑張ってはいるけどさ。それでも、コースを切れる選手を使ったチーム戦術をした方がいいよ。

ウエストブルック加入により(ウォールでも良かったんだけど)ワグナーの意味は大きくなっていると思うので、ここらで逆転出来るかどうか。一気に序列を上げたいシーズンです。

◎ケビン・ハーター(ホークス)

高精度シューターのハーターですが、パスセンスもあって魅力的なプレーメイクをすることがあります。ゼロから作り出すわけではないのですが、シュート以外のプレーが織り交ざるので、セカンドプレーメイカー向き。

ロンドとボグダノビッチの加入でプレータイム的にはヤバい。一方でちょっと持ちすぎなヤングでは引き出せなかった魅力が出てくるかにも注目です。

しかし、「ヤングをもう少しシューター的に振舞わせる」なんて話もあります。そんなことされたらハーターは商売あがったりです。

ってことで、シュート能力もプレーメイクもあるハーターですが、プラスワンを身に着けられるのかも注目したい。どっちにしてもヤングの相棒だとかなり守れないと苦しいので、単なるシューターコンビではない形に持って行けるかどうか。

あるいは難しいならトレードってのもあります。ハーターを欲しいチームは結構あると思うぜ。シーズン中に優勝を目指すチームが狙ってくるかもしれません。そんなところにも注目です。

◎イグナス・ブラズディキス(ニックス)

なんて読むのか忘れた選手。9試合に出場したのみの2年目21歳はリトアニア出身のレフティーです。

ニックスが集めた身体能力系のドラフト選手とはちょっとタイプが違って、左利きっぽい独特のリズムとテクニカルな形、そしてパワーで押し込むようなタイプのウイングです。

https://youtu.be/x_hVz0GJOaQ

ニックスには他にいないタイプの選手であり、インサイドを厚くしたがるHCにとってはありがたいシュートで仕事が出来そうな感じ。Gリーグでは
20.9点、FG50%、7.1リバウンド
と活躍しており、いろんなタイプのエースと組めそうなので重宝しそうな選手です。

んー、ただシボドーの好みには見えないんだよね。リズムを変える左利きとして使ってみたいのですが。ストロングスタイルだと、なかなか出番がなさそうだ。ノックスすら「試合に出てはいるけどさ・・・」というプレシーズン初戦だったし。

上手くいかないならユーロにでも移籍するのかなぁ。

◎ティモシー・ルワウ・カバロー(ネッツ)

昨シーズンに活躍したTLC。欠場だらけのバブルでは主力の一角になりました。ガード寄りのウイングですが、いつもギリギリ戦力なので色んな役割を引き受けてきたことで、幅のある選手になってきました。

で、ネッツのロスターを見ると・・・これ、出番あるの?って感じになりました。ただ、デュラントがセンター役になることも考えているらしく、そうなるとTLCにもチャンスが出てきます。

主力を休養させることも多いことが予想され、おそらくTLCは便利屋的にポジションを埋めることになるでしょう。どこでも、なんでもやります。で、頑張るしかない。

ベンチの端っこにこういう選手が座っているとHCは楽だよね。ローテに困ったらTLCを出しておけばよいんだ。余り出番はないでしょうが、コートに立ったら全力で働いてくれます。

◎ジャボンテ・グリーン(セルティックス)

セルティックスのガードはオジェレイの登場を期待していると「えー、お前が出てくんの」というタイミングで登場し、何かしら1つは印象的なプレーをしていた記憶です。スティールだったり、ダンクだったり、リバウンドだったり。ものすごくエネルギッシュな選手だ。

主役も脇役も足りているセルティックスなのでグリーンの重要性は殆どありません。活躍してもしなくても。でも、ヘイワードがいなくなったので、テイタムかブラウンを休ませる試合では、エネルギーをもたらしてくれるウイングは使いたいと思うんだ。

2年目のグリーンですが、ドラフトに臨んだのは2015年なので、既に27歳。その経歴も興味深く、

スペインの3部 ⇒ イタリア2部 ⇒ ドイツ・ブンデスリーガ

と1年ずつステップアップしてNBAにも上がってきました。かなりの苦労人だけど、ステップアップ論としては極めて順調。ここでNBAのローテ入りの流れは自然です。そんなにうまくいかないのが普通だけど、期待したくなるエネルギーがあるよ。

ルーキー時代から出番があったけど、3年目になっても出番が増えなかったオジェレイ。ステップアップを重ねてNBAにまで辿り着いたグリーン。どっちが生き残れるのか。そんな勝負が繰り広げられそうです。どっちも出番がなくティーグが起用される可能性もあるけどね。

◎続く

うーん、イーストは全体的に難しいですね。これがロスターのバランス問題を示している気もします。ウエストだと「こういう武器を持った選手をベンチに置いておくんだな」とわかりやすいのですが、イーストだと「純粋に良い選手」が座っていることがあります。TLCみたいなタイプです。

「主力になれるくらい成長したら面白そう」なのはウィザーズのワグナーくらいなんだよな。現在のスターターとは特徴が大きく異なるタイプ。他はシルバはリバウンド要員ってのはわかりやすい。

それはまだまだプレーオフで勝つことを考えられないチームにありがちですね。まぁ仕方ないさ。ホークスの巨大戦力は巨大だけど、各選手の使いどころがわからない感じ。プレーオフには進めるだろうけどさ、ってね。

あと、こういう選手はデッドライン前に補強するのも一手なので、それこそホークスは足りない部分をトレードで手に入れるかもしれません。何が足りないかは現時点ではわからない。

そう考えると続けて意味があるのかわかりませんが、イーストの残りのチームも触れてみましょう。

隠れた注目選手~イースト編①~” への3件のフィードバック

  1. 管理人さんが八村嫌ってるのなんて今さらでしょw
    効率悪いしディフェンスも出来ないしね
    かくいう自分も八村使ってるようじゃwasは勝てないと思ってますよ、同志です

  2. シルバは去年短いプレイ時間でインサイドで体を張って頑張ってくれましたね
    ただ外がないのが厳しいです
    インサイドプレーヤーとしては小さいですがインサイドでのディフェンスは悪くないのでそこさえなんとかなれば確実にプレイタイムは増えるのですが

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