ヒートとシクサーズで思うこと

これからTwitterで呟くようなことをダラダラ書きますので、データとか、分析とかとは全く違います。そこは忘れないで読んでください。

◎シクサーズには戦術が出来ない

2試合でペラペラな戦術力を見せつけた予想通りのシクサーズでした。2Qだったか3Qだったか忘れたけど、エンビードがいない時にトップ3人でプレーコールしたら、バークスがひどいくらいに動き方を覚えていなくて、Jリッチが怒ってたのが印象的でした。

エンビードに戦術力が皆無なのは周知の事実ですが、そもそもシクサーズでは教えてもらえないからね。そしてヒートからきたJリッチは出来そうだし、ホーフォードなら絶対に出来るけど、日常的にやっていないからね。

ってことで「開き直れ」ってのは、戦術勝負はムリってことです。だから、「気持ちで頑張れー」でいいんじゃないかって思っています。Jリッチはよりアグレッシブにファイトしようとする気概を感じるのですが、それって管理人がJリッチ贔屓だからかな?

こんな時にベン・シモンズがいたら「オレがテイタム止めるから、任せとけ」と言い出すタイプでして、それでいてオフェンスが苦しいと思ったら必殺トランジションを強引に発動してくれます。なお、ターンオーバーは超増えるけどね。

実際、2年前のプレーオフファーストラウンドはそんな感じでした。ヒート相手にターンオーバーの雨あられなのに、強引に勝っていたね。あれはヒートの事情も大きかったですが。

プレーオフは戦術が大切。だけど気持ちはもっと大切。気持ちがあれば多少の戦術の乱れくらい!と進まないといけないんだ。

◎ポンプフェイク禁止

個人戦術力がないけど気持ちは強いバトラーを加えたヒートは、しっかりとペイサーズに連勝しました。まぁヒートの方が戦略を整えていて、そのうえで気持ちも強かったから当然の帰結ではあります。サボニスのいないペイサーズには戦術が足りない。

ファイターを集めたがるヒートですが、本日の主役は3P7/8のダンカン・ロビンソンでした。

そしてこの活躍について、バスケット・カウントに興味深い記事がありました。

試合前にチームメートのゴラン・ドラギッチから「とにかく打て」とアドバイスを受けていた。
「彼(ロビンソン)が3ポイントシュートを18回失敗したって僕は気にしない。『毎回シュートを打ってくれ。パンプフェイクはするな。チームは君を必要としてるんだ』と彼には伝えておいた。今日は迷いがなかったし、今日みたいなプレーをしてほしいんだ」

プレーオフは気持ちが大事、だというならばダンカン・ロビンソンにとって心強い言葉です。この中で気になるのが

パンプフェイクはするな

ここですね。「ドラギッチが言うのかよ」とツッコみたくもなりますが、そういえば確か過去にはエリントンも同じルールがあった気がします。シューターはポンプフェイク禁止ってのがヒートルールだったような。

ここからは個人的な心理感覚ですが・・・
慌てているように見えるときに「落ち着け」っていう人いますよね。「落ち着け」で落ち着いたら苦労しないと思うわけですよ。好んで慌てているわけじゃないのに落ち着けって無理難題。それに対して、このヒートルールはわかりやすいわけです。

「フェイクでディフェンスをずらすよりも自分のタイミングで打て」
⇒自分を信じて打て。マークされてても決めろ

「迷わず打つのが大切だから、フェイク禁止」
⇒フェイクするくらいなら打つな
なんて意味合いもあります。

まぁいずれにしてもプレーオフは気持ちが大事なら、強い気持ちで迷わずプレーするために、仕込みがあるのだろうと思わせるヒートの記事でした。

ちなみにルーキーのヒーローはFG4/14でしたが、ベンチから出ていったルーキーがシュート決まらないのに14本打っているチームは強いよね。

◎ファールが多いバックス

ゲーム1でマジックにハメられたようなバックスでしたが、ゲーム2はしっかりと勝ち切りました。なお、全く見ていません。

柔軟性に乏しいチームであり、ゲーム1を「ハメられた」と書いたけど、バックスの弱点をしっかりと利用してきた形でもあるので、バックスとしてはゲーム2で修正が必要だったわけです。

でもミドルトンはFG1/8、ヤニスはFG10/23なので、多分マジックディフェンスを論理的に攻略はしていないんだろうな。

そしてブセヴィッチはFG13/23なので、やっぱりディフェンスも改善していないんだろうな。

試合観ていないので想像ですが、数字だけ見るとゲーム1と同様に自分たちの弱点は利用されていた気がするバックスです。

しかし、ゲーム1で3P12本打っていたクラークは5本に減っており、マジック全体でFG89本は同じながら、3Pは41本⇒33本、アシストに至っては29→18と激減しています。まぁマジックオフェンスの問題も大きいのだろうけどさ。

そしてバックスのファールは19⇒26と増え、それもスターターが12⇒18と6回も増えました。ブレッドソーとマシューズがゲーム1よりもプレッシャーをかける意識を高めたのだと、予想します。

ということで、自分たちを変えるのはやってこなかったバックスだけど、ゲーム1の結果を受けて、より気持ちを入れたディフェンスをしたんだと思います。そこしか改善できないと思ったけど、多分本当にしたのでしょうね。

◎戦術も気持ちも大切

ということで、シクサーズに戻ると「まさか戦術的に対応しようなんて考えていないよね?」という疑問もあります。それでブレッド・ブラウンがブラッド・スティーブンスに勝つわけないじゃん。

だから開き直って、気持ちで勝負しよう。でも気持ちってなんだ?に対してアンサーがあるのかな?

ペイサーズはそもそもサボニスがいないなら気持ちで戦うしかない。でも、そこで勝負したらヒートに勝ち切れるのかな?

ところでダンカン・ロビンソンのハイライト観ているとオラディポがマークなんだけど、オラディポってクリス・ポールやラウリーと同じで、ナチュラルボーンなヘルプディフェンダーだから、シューター抑えるの向いていないと思うよ。1本目を決められた時点でアーロンとスイッチすべきだった気がします。

結局は、いろいろ考えたうえで気持ちも大事ってことかな。

ということで長い長いつぶやきでした。

ヒートとシクサーズで思うこと” への6件のフィードバック

  1. 初コメです。MIL対ORLの試合を見ていたのですが、管理人さんの想像通りの展開でした。スタッツシートを見ただけでここまで判断出来ることに驚きを隠せません。
    MILは外へのプレッシャーを強め、結果アウトサイドの確率を落とす事に成功しました。逆にブーチェにはまたしてもやられました。特に3qはブーチェに球が集まり、それに応えたブーチェでした。ポストアップがキレキレ。
    ORLはヤニスにはゾーン気味に守り、ミドルトンが仕掛けたらダブルチームにも行っていました。ミドルトンは調子が上がりません。ドリブル着いてもポロポロと。ヤニスには理不尽な笛が多かった気がします。
    長々と失礼しました。とりあえず管理人さんの予測がすごいです。

    1. まぁバックスの特徴はわかっていますから、大体ね。
      これがラプターズならスタッツ見ても、わからないことも多いので。

      マジックの対策は成功しているわけですが、それだけで勝てるなら、伊達にファーストシードやってないですよ。
      +エースの活躍がないと勝てないマジックに、フォーニエとロスは押さえておきたいバックスなのかなー

  2. 実はブログ見る前にコメントしてますけど、シクサーズの挽回の一手の記事を見てWhynotさんだと思って読みました。

    …いやもうシクサーズ打つ手ないですよね(笑)

    もはや来シーズンのトレードにしか楽しみないです!

  3. 去年のプレイオフでTORに競り負けてガチ泣きしていたエンビード。きょうもベンチで寂しそうな目をしてました。バブルの前からPOの出来次第でシモンズかエンビードを放出するとか噂になってましたが、むしろエンビードの方が移籍希望出すんじゃないかと思い始めた2戦目でした。

    1. シクサーズって実はエンビードで勝負を決めに行く経験不足なので、2年前にいきなりセカンドラウンドに進んで勘違いしちゃったと思っています。
      苦労して勝つことを知るウエストの若手エース達とメンタルレベルの差があるとみています。

      移籍希望を出してくれたら、逆に動きやすいですけどね。

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