裏MVPを考えよう

ノミネートされるのは誰か

各アワードのファイナリスト3名が発表されまして、プレーオフ中に順次発表される予定みたいです。Twitterで投票してもらった結果は、こんな感じ。

MVPはヤニス。そりゃそうですね。


DPOYは今回最大の接戦です。二冠ならず。

MIPはアデバヨ。ドンチッチはノミネートされているだけでもすごいです。

ところでグラハムはどうしたんだ!?

ルーキーはモーラント。90%ってすごいな。そしてうちのブログには読者ですら日本人をひいきする要素がゼロだったこともわかりました。

6thマンはシュルーダー。こちらも順当ですが、実際にはLA贔屓がありそうな気も。

COYも圧倒のニック・ナース。でも、これはこのブログならではの気も・・・

ということでしたが、なんていうか、ちょっと物足りないですね。MVPみたいにわかりやすいのだけじゃ満足しないから、こんなブログまで読んでくれているんでしょ。

ってことで、考えなければいけません。どうやって違うMVPを選ぶのか。

◎Most Impressive Player

NBAを見始める前、管理人は大学バスケの会場に行くことがありまして、そこではMIP賞を観客が投票できるようになっていました。選ぶのは「最も印象的な選手」だった気がしますが、エースの田中大貴ではなくてベンチから出てくる藤永が選ばれていた記憶です。

この視点は面白いので、同じことをしましょう。「最も活躍した選手」ではなくて、印象度で勝負するような要素で選びたいね。

最もリーグを盛り上げた選手は誰か

これで行きましょう。2年連続トップシードのヤニスではないことは確かです。見慣れちゃったからね。エントリーは管理人が独断と偏見で4人を選びます。

①ルカ・ドンチッチ

言うまでもないMIPノミネートの2年目は、個人としての脅威に加えてマブスを勝たせるという驚異的なミッションを達成しました。ここまで強烈にインパクトを残した2年目となるとデリック・ローズくらいまでさかのぼるのでしょうか。

②ステフィン・カリー

まさかの逆ノミネート。クレイのケガ、デュラントの移籍で苦しむとはわかっていたものの、カリーまで離脱してのでリーグの主役の座から一気に転げ落ちてしまったウォリアーズ。そして今シーズンは「ウォリアーズ時代の終焉」であったがゆえに盛り上がった感じもあります。

戦術的には曖昧なことが多かったリーグ全体なので、デュラントがいなくてもスプラッシュブラザーズがいれば、かなり勝てたシーズンだった気もします。

③ジミー・バトラー&バム・アデバヨ

どっちとは言い難い。敢えて言うならアデバヨなのですが、再建とは違う方向性にいたヒートだったのが、見事な軌道修正を図り、今も強いし将来も期待したくなるチームに生まれ変わりました。何物にも得難いシーズンを見事に過ごしましたし、各チームのGMは正解を求めて模索していく課題を突き付けられた感じです。

④クリス・ポール

シーズン前は「プレーしたくない」とかボヤいていたくせに、サンダーが軌道に乗ったら我が物顔で振舞っているポイント・ゴッド。本人と違って、みんなは「サンダーはやるぜ」と思っていたけど、ここまでやるとは思っていなかった。勝負強さで勝利に導いてくれたことが、更に強固なチームを作っていきました。

ウエストブルックに慣れていた選手がクリス・ポールでやりやすくなり、クリス・ポールに慣れていた選手がウエストブルックでハードに戦うようになる。これがザ・NBA、ザ・スーパースターの影響力でした。

落選はリラード、ヴァンブリード、ケンバ、グラハム、ミドルトン、モーラント、ヤング、ウエストブルック、ADです。なんで彼らを落としてカリーを選ぶんだ、って感じです。

そして個人的にはこの5年間の主役だったカリーの欠場が象徴的なシーズンだったのでカリーを選ぶのでした。

◎COY

Cは「コーチ」ではなく「チェンジ」、つまり「チーム変えちゃったで賞」をHCから選びましょう。ネガティブだったことをポジティブに変えたり、逆もまた然り。コーチの影響力を感じまくったチームを選びたいのです。

①フランク・ヴォーゲル

大本命だから逆にノミネートしなくて良いんじゃないか。レブロンにハードワークを埋め込んだ驚異のHC。今やオールディフェンスチームに選ばれても良いくらいのディフェンスをしているレブロン。レナードを止めきるのは考えられない姿です。

ハワードもハードワークするし、クズマもディフェンス伸びているし・・・あぁなんで2年前に来てくれなかったんだ!ヴォーゲルが2年早く来ていたら、レイカーズの若手コアは解体されなかった気がします。そしたら今頃は優勝争いしていなかったかもね。

②ルーク・ウォルトン

逆の大本命。ハチャメチャになったキングス。超期待していたチームは、開幕1試合目で管理人に見限られました。全てはHCが悪いんです。それくらい全てを変えてしまったルーク。変えたというか「すべてを捨ててしまった」ようなルーク

まぁバグリーがいないのはかわいそうだったけどさ。

③タイラー・ジェンキンス

代わって台頭してきたのがグリズリーズ。良い選手をそろえたとはいえ5割勝つチームになるなんて想像もつきませんでした。確かにモーラントは素晴らしいけど、ドンチッチみたいに個人で全てを変えたわけではありません。

恐ろしきは34歳の若手HCの手腕。この状況でプレーオフチームに育成してしまったのは来シーズンの期待を過度に上げてしまうでしょう。積み上げが出来る気もしないので、今シーズンに選んであげたい。

④エリック・スポルストラ

オールラウンド系のSGばかり並べて、同じような選手で発生するミスマッチ的な要素を利用した戦い方をしていたはずのヒートが、スターターを一新してスペシャリスト集団で組み合わせる戦い方に急激にシフトしてきました。形がないけどアイデアは多いスポルストラな戦術で見事にチームが変わりました。

この手のHCだと「選手任せ」なことが多いのですが、スポルストラの場合は任せているわけでもないから怖い。無理難題をいう上司に押し付けられたようで、息の合ったコンビなのもよくできているわ。異質なポイントセンターに、リーグ最高のシューターなどなど。変なチームに生まれ変わったのでした。

落選はテレパシーディフェンスのニック・ナース、カペラいなくなってからのダントーニ、若手育成のボレゴ、バブル中のモンティ・ウィリアムス、闘志のボイレンです。

なお、本命をヴォーゲルとしていますが、個人的にはタイラー・ジェンキンスを推します。

◎PDOY

ペリメーター・ディフェンス・オブ・ザ・イヤーです。DPOYはリムプロテクターばかりなので、ペリメーター限定で選びましょう。しかし、ここにも難しい問題がありまして、スモール全盛においてはスーパー「ヘルプ」なディフェンダーとエースキラーの両方がいます。4人に絞るのは難しい上に・・・

①ヴァンブリード&ラウリー

通称「お触りヴァンブリード」は良いディフェンスをしていないようでしている不思議な存在。油断も隙もないハンドチェックと、視界から消えるディフェンスでラプターズに異次元のテレパシーをもたらしています。

「チャージドロー」のラウリーはポジショニングが変態。なんでそこにいるのか意味不明なポジショニングだけど、適切にマークマンに戻っても行くから恐ろしい。ただただラウリーのポジショニングを見ているだけでも面白いのがラプターズ

②ゲーリー・ハリス

言わずと知れたスーパーディフェンダー。えっ?知らないって?ダメだよ。

2年前はエースだったはずが、気が付いたらディフェンス専門になってしまったけど、ガードとして最高のDIFF△5.4を記録し、エースキラーとしてもヘルプとしても活躍する。でもバブルで出場していないから印象も薄い。

名前を上げたければ優勝するしかないんだ。

③ベン・シモンズ

ちょっと微妙なのはJリッチとサイブルという最高のチームメイトがいたので個人なのかっていう部分。要するにシクサーズを代表してシモンズ。

個人を守る部分ではフェイク系に弱いものの、オールコートで守らせたら無敵なんじゃないかってくらいの驚異的な能力を持ち合わせ、多彩なディフェンス力を発揮するプリンス。シクサーズがビッグマンチームでなければ、リバウンドも増えて速攻しまくっただろうに。

あるいはもっとオールコートで守らせれば面白いのに。そんなアイデアが出てくるからこそ使い方に賛否両論が出てしまうよね。今シーズンのスティール王。ちなみに3位はドラモンド!?

④ロバート・コビントン

もともとディフェンダーとして優れていたものの、カペラのいなくなったロケッツではリムプロテクターとしても活躍するなんでもありのコビントン。ウルブズ時代に何をしていたのか忘れちゃうくらいにロケッツに適合し、マイクロボールをウエストブルックと共に支えています。

でも本当はペリメーターの1ON1は強くない・・・ペリメーターディフェンダーにエントリーはおかしいか・・・。

④マーカス・スマート

格上げでスマートをノミネートします。レーティング4位のチームにして、スモール気味で戦っている中心ディフェンダーを選んでおきましょう。1人ゾーンディフェンスを完成させるマルチタイプなのに、1on1にもめっぽう強い。ミスマッチの存在しないPGは、ノービッグマンでも守れるチームにしてしまいます。

ただ、次点だった理由は、そもそもブラウンが守れ過ぎる上に、テイタムの成長もあってスマートがいなくても成立するようになったチーム事情にあるのでした。

落選は「出場していればDPOY」のジョナサン・アイザック、「プレータイムが長ければオールDチーム」のクリス・ダン、「チームが守れれば」のジュルー・ホリデー、同じくデアンドレ・ハンター、「強すぎて選びたくない」カワイ・レナード、「ハードワーク&神通力」のレブロン・ジェームス。

もう1つ賞を作った方が良いくらいだなー。

◎次回はあるのか

他に考えられるのは、リアルMIPとしてケンドリック・ナン的な選手を選ぶこと。まぁこれはグラハム筆頭に選びやすい。同じくルーキーでの地味な輝きとかね。

ベスト・プレーコールも面白そうですが、これは管理人が詳しくないから無理。

ベスト・トレードとベストFAもあるのですが、クリッパーズが特例すぎて難しいんだ。

そんなことも考えながら、きっとプレーオフが始まってしまうのでした。

裏MVPを考えよう” への18件のフィードバック

    1. 同じくです。ヤニスのディフェンスは反則。

      むしろMVPがADってのもありな気がしてます。こっちは「あり」ってだけですが。

  1. 楽天の安い方の民です。八村を見たくて契約してる訳ではなく、NBAが見たくて金を払っているのに、明日もPHXの試合ではなくMIL@WASの試合とか何回もリクエスト送ってるのに悲しいです。放映権独占してるならもっと柔軟な対応をして欲しい。
    MIP ドンチッチ
    COY ウォルトン
    PDOY スマート

    1. うちのブログは「リーグパス加入者を増やす!」ことについて、どこよりも貢献していると勝手に思ってます。

      楽天のベーシックプランは、そもそもオリジナルのNBAには存在しないプランなので、致し方ないですね。

      さぁ!あなたも来シーズンはリーグパスだ!!!

  2. impressiveな意味ではドンチッチなんですが、improveな意味だとSGAやシアカムも捨てがたいです。エース、準エースの役割に変わって上手く適合している選手の方がimproveな感じ。ルーキーシーズンからエースだったドンチッチはMVPレースの方に参戦すべきなんじゃないかなぁと思ったりします。あと普通の年だったらダンカンロビンソンも十分MIP候補に入りそうですが、レベルが高くてもう全然話題にならないですね。

    1. そういう選手を選ぶアンケートもしたいですが、上手い括りが思いつかないです。
      ダンカン・ロビンソンについては、ベストシューター賞を考えましょうか。そういえば今シーズンは対抗馬が少ないなぁ

  3. キングス飛躍すると思ったんだけどなぁ…
    ルークはなにしようとしてるかわからんけどバブル来てからもっとフリーダムな感じが

    カーあるいは今シーズンシューターの使い方がすごくうまいと思ったスポルストラに監督させたい

    1. 選手が揃わないこともあってカーは原点回帰の、肉を切らせて骨を断つを実行しました。ルークはそこまでやり切る事が出来ずに中途半端でもあります。何を考えているのか。

    1. 確かDPOYゴベアーがオールDチームに選ばれなかった事があった気が。

      オールNBAはレナードとAD
      オールDはスマート、レナード、AD、ヤニス、もう一人は全くわかんない。

      個人的にはゲーリー・ハリス一択ですが。記者は気がつかないでしょう。

  4. リアルMIPと趣旨はほぼ同じですが、ROYU(ROY undrafted)とかあっても面白いかなーと思いました。最近はドラフト外とロッタリー以外の差が縮まってきているので。
    嘘です、本当はLu Dortを自慢したいだけです(笑)

    1. ノミネートは

      ドート
      ナン
      クリスチャン・ウッド
      アレックス・カルーソ

      かな。ルーキーには限定しないで今シーズンのブレークプレイヤーで。

  5. 「強すぎて選びたくない」カワイ・レナード
    笑いました🤣

    ドンチッチはMIPとMVPの同時受賞を密かに期待してましたが流石にヤニスの前には厳しいですね、、、せめて西の2ー3位くらいならワンチャンあったかもですが

    1. ディフェンス力については指標となる数字もない中で、今シーズン限定での比較っていう水準が難しかったりします。

      レナードはリーグ最高のディフェンダーで、その実力は今シーズンも発揮されました。
      でも、だからといって「一番活躍したディフェンダー」かといえば、違うような。

      ということで、個人的にはスマートは「次点」でノミネートされたんです。
      テイタムが守れるようになったから、スマートいなくても成立しているセルティックス。

  6. 英語での表現が浮かびませんが、最優秀発掘選手賞なるものはいかがでしょうか。

    前評判が低すぎる、何ならほぼほぼ誰も知らない選手でいきなり印象を残した選手賞みたいなものです。

    必ずしもスタメンやオールスタークラスでなくて、よくそんな選手発掘したな、みたいな。

    パッと思い浮かぶのはナンやマーティンツインズ。
    MIPとほぼ一緒なんですが、それより一段下な感じです。

    説明がしどろもどろで申し訳ございません。

    1. ちょっと思ったのは、アンケートとかアワードじゃなくて、単純に紹介したら面白そうですね。
      誰が1番とかはどっちでも良くて、いろいろ知ろう!みたいな。

  7. これ違ったら本当に申し訳ないんですけど、管理人さんコビントンがシクサーズ時代にいた頃にコビントンの事をよくディフェンスのスタッツは良いけど実際は下手みたいな感じで評価してなかったでしたっけ?一時期自分でめっちゃその記事を探してたのですが(笑)ついに見つけられませんでした。

    1. コビントンはカバーリングは良いのですが、ペリメーターの1on1でレブロンにボッコボコにされていました。
      スピードに対応できなかったです。今回もそれで「ペリメーター」じゃないなと。

      2年前にファーストチームにはいったんですけど、エース級を抑える仕事が多いウエストのウイングに比べたら、コビントンは個人を守れていないので違うな―と書いてるはずです。

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