ウォリアーズvsウルブズ

ディアンジェロブログ

本日もディアンジェロの3P2本で始まるウォリアーズ。ディアンジェロがいれば普通のチーム、いなければドアマットチーム。

対するウルブズはウィギンズがドライブレイアップ3本のオープニング。タウンズがいないので頑張らないとねウィギンズ。スターターがティーグじゃなくてカルバーなのは従来通りですが、タウンズがいないとなるとプレーメイカー不足が目立ちます。そういえばカルバーの兄弟が100点とったってね。来年はウルブズのGリーグ入りかな?

そのティーグがベンチから出てくると少しずつパスでシュートチャンスも生まれるようになりますが、早くも決まらなくなってきたウィギンズをはじめとして、どうにもシュートが決まらないウルブズ。

対してディアンジェロがベンチに下がってドアマットになったウォリアーズですが、パスカルが速攻からファールドローにコーナーから3P。オフェンスとしてはトランジションしか道がないみたいな雰囲気ですがフィニッシュが出来たことでリードを奪います。

が、まぁそこはドアマット。そんな時間が続くわけもなく、シュートが落ち始めるとウルブズのアタックをファールで止めるしかなく、22-22で1Qが終わります。どっちもダメじゃ。

◉決まれば一気さ

ディアンジェロの2Q序盤は3Pを決めると、速攻に絡み始めウォリアーズはリズムが出てきます。本日はルーニーも出ています。基本的には速攻そのものはディアンジェロいてもいなくても関係ないですが、間にハーフコートが挟まると途端にリズムを失いがちなので、そこを繋いでいる印象です。

タメてくれるし、やり直しのオフェンスにしても慌てずにシュートチャンス作ってくれるし。

だけど、それをベースにしているわけじゃないので、ウィギンズが戻ってきてドライブを決めるとすぐにウルブズのペースに。速攻も決まって追いつく・・・のですが、ウォリアーズは珍しいコーリーステインのベースラインからのミドルが決まるツキを手にすると一気にシュートが決まり始めます。

パスカルの3P、バークスのフェイダウェイ。もうひとつバークスがドライブフローター、ドレイモンドがコビントンに肘打ちしながらのバンクショット。またもバークスがフェイダウェイミドル。

ティーグがさすがの3Pファールドローをするもフリースロー2本外しちゃったりして。3人いるところにボール運んじゃったカルバーのミス。ターンオーバーが多いウルブズが43点しかとれず、14点差で折り返します。

◉魔の20点差

後半もターンオーバーからの失点を繰り返すウルブズ。リーの3Pにディアンジェロの速攻で21点差に。でも、最近は「魔の20点差」だからね。

ということでディフェンスを頑張ろうウルブズ。ジェンがブロックショットに3P、ターンシュートを決めて奮闘するし、オコギーはディアンジェロ番として踏ん張ろうとするし、それぞれ頑張りはみせているものの、それがチームとして有機的に絡んでいる気がしません。

サンダースになって改善しているウルブズですが、結局はバトラーがいたころの方が成績が良いってのはここだろうね。ディフェンスが個人の頑張りに頼っている感じがします。「ウィギンズが守れない」のではなく「個人が抜かれるとどうにもならない」ようなチームの問題って気がするよ。

ということで最大24点差まで広がります。オコギーのレイアップミスも痛いぜ。ところが、そんなレイアップミスが目立った理由は、段々とウルブズの走力が上回ってきたから。前半から走っていたウォリアーズは、前半からそんなに確率も良くなかった。同点ならそこまで必死にカウンターにこないけど、20点も負けているならチャンスとばかりに走るわな。

カウンターを決めておけば、流れも変わっただろうに。ツメが甘いぜ。なお、オコギーはこの試合15分しかプレーしませんでした。外し過ぎだってさ。

それでもベンチメンバー中心に残り2分くらいから流れを掴んだウルブズは、84-67となんとか17点差にして3Qを終わらせます。うーん、ウォリアーズにスキも多いだけに、この走りあいの中で得点が伸びないってのは若いチームとしても苦しいウルブズ。攻守にツメが甘いというか、何というか。そりゃあタウンズがいれば良いオフェンスにもなるさ。いなくなったら肉でも魚でもないってのは問題あるぜサンダース。

◉そういうとこだぜウルブズ

ウィギンズがドライブからのスピンムーブを決めると、そこからのスローインを狙いすましたマクルーリンがスティールし、そのままグラハムに渡して3P。5点を縮めるビッグプレーが決まります。流れが来るのかウルブズ。

しかし、このワンプレーから10点~12点差で動かず。お互いにファールで止めるシーンも目立つけど、同時にターンオーバーもあるので、あまり得点にならずに4分が経過します。

そんなところで久しぶりにウィギンズがミドルで9点差に。そういえば本日はドライブ選択が多いよね。キックアウトパスはないな。ディアンジェロのキックアウトが緩くなったのをまたもマクル―リンが奪い取って速攻&ワン。これで6点差まで縮めます。ティーグに出番を渡さない!

しかし、その直後にディアンジェロが3P。あっさりと返してしまった。タイムアウト明けのウルブズはショットクロックギリギリまで追い込まれた挙句にサイドラインを踏んでターンオーバー。こういうとこかな。アフタータイムアウトのオフェンスが決まるかどうか。

ここで残り5分半となりディアンジェロをベンチに下げるウォリアーズ。ウォリアーズの定番ローテですが、勝負所になってディアンジェロを下げるってのがタイムラインには不評を買っています。

確かに普通は相手の最も強いユニットが出ている時間なので、あまりにも対抗できないメンバーにしてしまう勝っている試合も逆転されがち。もう少しやりようがあるだろとね。

それでも好調バークスの3P、ドライブフローターで点差をキープするウォリアーズ。未だにベンチメンバーというか、ケガ人がいなければ試合に出ていないであろう選手さえも起用しているウルブズは3Pが連続ミスに。ウィギンズのロング2Pもミス。

そしてバークスのドライブに3人が寄ってきたところでゴール下のコーリーステインへアリウープが通り、ここにきての10点差。ベンチメンバーを引っ張りすぎのサンダース。そこに何があるんだい?ラプターズの試合を見過ぎたのか?

今度はアフタータイムアウトをマーティンの3Pで成功させるも、ウォリアーズはリーの3P。そしてリーのドライブからコーナーにいたバークスの3Pで残り2分半13点差に広げ勝負ありなのでした。

◉せめぎあいどころのウルブズ

4分しかプレーしなかったジョーダン・ベルを除いて12人が得点したウルブズ。だから何だってんだ。タウンズがいないからツライってのは理解できるけど、それでもあまりにも不安定というか、核となるプレーが足りない感じでした。

ウィギンズはもう少し決めないと苦しいってのはあるけれど、そのプレーそのものは個人の頑張りとしてとらえれば十分。ただ、ウルブズはオフェンスセットが徹底されていない感じがあって、どこかで個人で行く前提が強かった気がします。

誰をどう使うのかという点で整理してきたサンダースですが、ちょっと応用が効いていないんだよね。応用というか柔軟さというか。まぁここをつつき出すとキリがない気がするからな。

とはいえ、ここにディアンジェロがいたらスローダウンして形を作るんだろうね。それはネイピアーもやりそうなんだどな。寒いとケガが多くなるのかな。ディアンジェロは暖かい所に行きたがったわけだし。

改善の兆しをチームとしてみせたとはいえ、5割を大きく下回ると徐々に歯止めが効かなくなるものです。緊張感ある戦いをしないといけないウルブズ。スターターのカルバー、コビントン、オコギーが15分もプレーせず、失敗とみなされたわけですが、さすがに3人がこの短さはマズいんじゃないかな。

ちょっと見どころが減ってきたことが気になるウルブズでした。

ディアンジェロ 30点
バークス 25点

この2人の得点力に支えられているようなウォリアーズ。ハードにトランジションで守る気持ちはあったけど、そのトランジションは自分たちが決まらないから食らったものだよね。

ディアンジェロブログとしては5本の3P決めたのは良かったけど、もっと組み立ててくれるのを期待したい。でもチームとしてはディアンジェロを動かしてシュートを決めさせたいんだよね。うーん、難しいな。

そしてちょっと辛いことは、このメンバーが頑張って成長してとして、カリーとクレイ・トンプソンを戻したら、頑張りどころが変わってきそうな選手が多いなぁ。チームとしてのかみ合わせの難しさですね。

2試合続けて勝利した試合を見ることになりましたが、ウォリアーズの現状をどう表現するべきなのかは何も思い浮かばないのでした。もう1試合くらいはみてみよう。

ウォリアーズvsウルブズ” への5件のフィードバック

  1. ディアンジェロが『新たなプレースタイル要素増やしたい』とか『違うスタイルになりたい』思ってるならこのままウォリアーズにいるのはアリだと思うけど、

    『今のプレースタイルでNBAてっぺん取ったるでー』なら、ディアンジェロもウォリアーズも移籍が吉かなー なんて思って見てます。

    ディアンジェロ推しの方はどーみてるんだろー??ってのが僕の興味ですかね

    僕はどーしても、『もしクレイやカリーと上手く混ざってたとしても“爆発的なケミストリー”は生まれなさそうだ』 って感想です。

    play-offチームとしては残るだろーけど、ファイナルチームには違う気がします。やるのは来年以降だしなーが1番のネックなんですよねー。curryちゃんとクレイ様の劣化はそんなに遠い未来じゃないし。うん 難しいー

  2. 仮定の話ですが、シクサーズが今シーズンのプレーオフで去年以下の成績で終わってしまった場合、来年のドラフト前ににウォリアーズとの間でベンシモンズ⇄ディアンジェロ、ドラフト一巡目指名権でトレードを狙うのはアリかもしれません。
    上の方がコメントしていますが、攻撃で3ガードが爆発的なケミストリーを生み出すのは想像が難しい上に、かなりのタクスを任せれていたイグダーラとKDがいないディフェンスの穴はとても2人が帰ってきても埋めることはできないと思います。

    シクサーズも来季からベンシモンズのMAX契約がスタートして、さらにホーフォード、エンビード、ハリスも長期契約してしまっているので今季からロースターの上積みをするのはかなりきついところがあると思います。あとは、ガード役のシモンズがスリーも打てないので、エンビードが無理矢理打ってる感がありバランスが悪いということを考慮しても…

    長文失礼しました。

    1. 論理的にはアリですよね。ウォリアーズは3ガードにする意味があるのか模索すら出来ていないですが。
      そのトレードについては「オールスター同士のトレード」ならば成立するのですが、シモンズについては「レジェンドクラス」と捉えているチーム関係者が何人いるか次第です。決断に踏み切れないのではないかと思っています。

  3. シモンズに関しては、管理人がルーキーイヤーからレブロンと比較してPG役としてのポテンシャルを熱く書かれていたので、注意深く見ていたのですが、
    1番の問題はスリーを決めれないことじゃなくて、スリーを打たないことにあると思います。試投すらしないのであれば、今の時代でレジェンドになることはできないかと思います。
    シクサーズが今年結果が出なかった場合はベンシモンズがそこを改善するのか、チームがベンシモを諦めるかが次のステップでしょうかね。
    (ウォリアーズに行けばカリーとトンプソンの恩恵を受けてグリーンのようにマジックがかかると思いますが…)

    3年前までとは変わって、東も上位6チームは層が厚くなってきましたし、ネッツもKDが復帰する来季はプレーオフで確実に不気味な存在になるため、相当なタフなプレーオフになりますね。

    1. ルーキーイヤーのシクサーズはパス交換オフェンスでシモンズのプレースタイルと合致していました。
      それはシューターがいなくてもシモンズらしさ満開だったので、素晴らしいPGっぷりでした。

      でも、今はパス交換じゃなくなったので、個人アタックからのパスアウトがメインです。
      それは確かに「個人アタック」の部分で3Pを打たない姿勢は大問題です。決まらなくても打ちたがるウエストブルックの発想が必要になってしまいます。

      ということで、シモンズが3Pを打たない事には肯定的なのですが、今のチーム状況とは合っていません。

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