20171129 ウルブズ vs ウィザーズ

短めのゲームレポートです。


ウィザーズは好調だった昨季を経て戦力を落とさずに勝つべくして臨んだシーズンで予想外の苦戦を強いられています。サンダーと似た状況。
その要因はウォールから始まるオフェンスの効率の悪さ。フィニッシュするメンバーは安定のポーターjrにウーブレイの急成長など充実していますが、どうしても効率性を上げられなかったウォール。シュートが決まらないサンダーとは逆の悩みです。
ピック&ロールから始まるパターンへの対策が進んだのか、それともウォールが不調なのか悩ましい所ですが、手をつけるのが早かったブルックスHCは手を変え品を変え、ビール中心のパターンにマイナーチェンジをしています。
そこで露わになったのはプレーメイカー不足。ポーターもウーブレイも素晴らしい選手なのですが、攻撃の起点にはなれませんし、強引にフィニッシュに持っていく能力も足りません。よりウォール&ビール頼みに陥りそうなウィザーズ。ポーターよ、お前のサラリーは幾らだい?
そんな折、ウォールがケガで離脱します。こういう時は考え方が分かれるもので、何となく「ちゃんと直してこい」と送り出した風のブルックスHC。不在の間にこそチームを立て直すチャンスと捉えていそうです。



ウルブズの戦略については解説を放棄している管理人です。
ちょうどピストンズ分析を行いバランスアタックのためにフォーメーションを組んでいるし、何らかのルールが設定され、それが選手の暴走を防ぎ、好循環を生んでいるとしました。
同じような発想をしているであろうウルブズですが、ピストンズはバランスをとるハンドオフを使いながらチームで崩しているけど、ウルブズは結局は個人だよね。
とはいえ、タレント力ではピストンズの遥か上を行くので何とかなるよウルブズ。



ウルブズもティーグがケガ。ウォールとティーグ。どう観てもウォールの方が大きい穴ですが、そこを埋める代役にも注目です。
ティーグの穴にはタイアス・ジョーンズ。Dリーグ上がりの頑張るタイプですが、今季はクロフォードに引っ掻き回されてペースをつかめていない感じ。シュート力がないのでコントロール不要なら何して良いか分からなくなります。ボール回しとけば問題ないみたいなウルブズなので、ディフェンスを頑張るだけかな。
ウォールの穴にはフレイジャー。レベルの高い選手でPGとして全体をコントロールしながら、明確な意図を持ってチームを動かします。プレーメイカーとしても働けるのですが、欠点は得点力が驚異的にない事。
シュートが下手なガードはいますが、フレイジャーの場合はシュートだけでなく、得点に向かうセンスが感じられません。フローターすら決まらなそうだし、得点チャンスになるポジションよりもアシスト出来るポジションを取ってしまいます。
ほんの少し得点を取れるだけで、かなり有能なのでウォールがいない間にフレイジャーパターンを作りたい所です。
どっちもシュートが決まりません。



ポンポンポンっと心地よく打っていくウルブズ。スパスパと決まっていきます。満遍なく得点していくメンバー。
そしてウルブズを観るとき恒例のウィギンズ無双。観るたびにウィギンズが最も良い選手に映りますが、スタッツはそうでもありません。
FG58%で30点も取ってしまったウルブズ。これが悪夢の始まりだとは。



ウィザーズはプレビュー通り、どうも歯切れの悪い苦しいプレーメイクが続きます。
ゴータットのポストアタックが決まりますが、これはウォールパターンで減らしたプレーなので、こういうのが挟まると休んでいる間に整理が進みます。タウンズはディフェンス弱いし。
ビール中心のパターンですが、たまにはポーターがピックを使って自分でドライブするなど苦しい中にもそれぞれが少しずつ頑張る様子は伺えます。これもウォールが休む効果。



気になったシーンがタウンズがブロックに飛んで着地すると膝を痛めます。何でもないプレー。
でも、ウルブズはマイボールになってもタイムアウトを取らずに攻めていきます。タウンズはフロントコートに入れない。プレーが途切れてもウルブズベンチは動かず、そのままタウンズをプレーさせました。前に観た時もこんなシーンがあったような。
リメンバー・デリック・ローズ



セカンドユニットのウィザーズはどうやら連携が合い始めたのか、ボールが動いてシュートチャンスを簡単に作れるようになります。いつも重かったオフェンスなのですが、上手くタイミングをズレを作っていきます。PGはサトランスキーですがSGみたいな選手なので、ボールが止まりません。
フレイジャーはウォールみたいなタイプなので、1つ1つプレーを作りますが、それよりもテンポを重視するといえば良いでしょうか。
ここで思ったのはウォールの控えとした時に、代役はフレイジャーだけど、セカンドはサトランスキーの方が変化が生まれて良さそうです。それはブルックスも感じたのか、スターターに戻すタイミングでフレイジャーは使わず、ノーPGに。そしてもう一度サトランスキーを戻しました。こんなのもウォール不在で生まれる可能性。
チームは中盤からシュートが決まらなくなり点数は伸びませんでした。こうなるとフレイジャーで良かったのか?



ウルブズはタウンズのミドルシュートが決まりません。やっぱり膝が痛いのでは?
テンポよく打つけど、そもそもアシストパスではないし、何となく外れていくウルブズ。そして後半になるとそれが決まっていきます。
なお、序盤は崩すパスが出ていましたが、どれもウィザーズのヘルプディフェンスにカットされていて、結局は個人でアタックがリスクが低いような戦いぶりに。
ウルブズが8点リードして後半に。



ウルブズで唯一まともなパターンはバトラーがドライブしてアシストです。他の選手がやらないという意味ではなく、基本的に自分でフィニッシュするのが優先で、割とシュートは防がれたバトラーは上手くアシストに繋げたというイメージ。
そこから3Pやダンクに繋げるのは、合わせも出来ているので良い感じです。でもシュート力のないジョーンズなので外してしまいます。少ない良いチャンスを外してしまえばリズムは生まれません。
そしてそれ以外もシュートが決まらなくなるウルブズ。まぁ個人が勝負して外しているだけなので、苦しいわけでもありませんが、良いパターンもありません。
タウンズは膝が痛そう。



ウィザーズは悪くないのですが、ビールが4本全て外したので、なかなか点差を縮められません。代わりにポーターが3本の3P全て決めます。
フレイジャーはオフボールスクリーンがしっかりかかるのを待ってパスをします。サトランスキーはボールを動かして自分はコーナーに動いたりシュートポジションを探します。
どちらが良いかではなく、オフェンスがPGで変化していきます。
ウィザーズはゴータットは動けるか怪しいのですが、幸いギブソンが出ているので、そこのマークをする事で助かっていました。これはホーネッツ戦でもみたウルブズの相手を無視したユニット。
タウンズには動けるモリスなので問題ありません。何故か途中でマークを変えてましたが、ゴータットになった途端にミドルを決めたタウンズでした。
最後にサトランスキーのダンクも出てウィザーズが5点を縮めて、3点ビハインドで4Qへ。



クロフォードのアシストからタウンズのダンクやバトラーのミドルが決まり、残り9分で80ー72とウルブズがリードを広げます。
ここからウルブズの拙攻が始まります。
クロフォードのよくわからないロング3P、エアボールになるレイアップ。
バトラーとクロフォードのアイソレーション。
9分で9点しか取れなかったウルブズですが、7点はセカンドチャンスでディフェンスが乱れていた時のシュートだけでした。
そして最後に決めたシュートはコーナーにいたジョーンズがドライブして見事なアシストをギブソンに通しました。
アイソレーションの雨あられ、というだけならともかくほぼバトラー。でもバトラーには良いディフェンダーをつけてきます。
結局はジョーンズとギブソンだったのは何なのか?というウルブズ。



対するウィザーズは素晴らしいオフェンスで逆転したかといえば、別にそこまでではありません。
しかし、決まったシュートはスコットの合わせや3P。ウーブレイがタウンズとスピードのミスマッチ。ジョーンズを狙ってのポストアップ。
最後はビールに引きつけてスクリーンを使ってフリーになっていたポーターのミドルでした。
デザインされたオフェンスと相手のマークを考えた勝負所でした。
そしてメンバーもノーPGで、ビール、ポーター、ウーブレイ、スコット、マヒンミと見慣れないユニット。この試合の内容をみてベストと判断された選手達でした。



◯ウィザーズのスターター
フレイジャー 2点 FG1/2
ビール 8点 FG2/11
ポーター 22点 FG8/18
モリス 2点 FG1/6
ゴータット 9点 FG4/8
ポーターを除けば21点しかとれなかった試合をものにしたウィザーズ。大きな勝利です。ウォールがいないとオフェンス効率が急激に落ちましたが、それでも修行や実験を出来て、なおかつディフェンスで勝てたのは大きな違いです。
セカンドユニットが充実してきたのは昨季にはなかった特徴ですし、サトランスキーを活用したり、ノーPGにしたりとウォールがいなくてもプレー出来ることはオフェンス戦略を広げることになります。
とはいえ別にオフェンスが良いわけでもないので、もう少し修行が必要です。



ウルブズは基本的にディフェンスを目の前においてシュートを打つことが多すぎるのかな。1on1としては悪くないのだけど、といういつもの感想に。
◯ターンオーバー
ウィザーズ 7
ウルブズ 10
どちらも少なかったターンオーバーなのにロースコアという試合でした。それが珍しくて中身を探ってみたかっただけです。
どちらもテンポよくパスを回してチャンスを作るわけではないので、ターンオーバーは出難いのも事実かな。それが重いオフェンスの要因でもあります。

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